（二）-10

　女性の裸を見つめてみた。女は春に三〇になったと言っていた。三〇といったら十分おばさんというイメージがあった。しかし女の乳房には想像以上にハリがあるように見えた。形は崩れていなかったが、下着を取られてやや左右側面へと重力に引っ張られるようになっていた。

　ウエストはくびれていると言うほどくびれてはいなかった。しかし無駄な脂身などはついていなかった。

　下の方は、毛が短く切りそろえられていた。普段からこのように手入れをしていたのだろうか。それとも今日のために手入れをしてきたのだろうか。


（続く）

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る