第4話 模写

 僕は漫画を描いた。


僕だけの世界を描いた。


一心不乱に描いた。


そこにはとても可愛らしい少女、ピーチクパーチク喋るとてもうるさい鳥がいた。


僕は優しく笑う少女、走り回る少女、喜ぶ少女、取っ組み合いをする少女、おどけて尻を突き出す少女などを描いた。


どれも愛おしい。


言葉では言い表せないほど可愛い。


それは太陽の少女の世界だった。

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