第10話 甘い薔薇の香りの中の王妃

甘い薔薇の香りが漂う王宮の庭園


「夫と別れて ヘンリーと結ばれて ふふ」

フランスの多くの地の領土を持つアリエノール・ダキテーヌ王妃

今は英国イングランドの王妃となった彼女のお腹には小さな命が宿っていた。


「何か 私に歌って曲を奏でてくれるかしら 吟遊詩人のシオン」

「はい、王妃様 ご所望とあらば」シオンが微笑む


「またあのエルサレムに訪れる事があるかもしれない」

そんなことを呟く王妃


彼女の産む王子の一人 それが英雄リチャード獅子心王

運命の歯車はゆっくりと音をたて軋む。

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薔薇戦争・百年戦争 チューダー王朝の薔薇  のの(まゆたん@病持ちで返信等おくれます @nono1

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