チビ猫の仲間入り3 ケージはお城です

お母さんが、ケージを買ってくれるよと伝えると、3猫ズの態度が激変!

(まだケージは届いてません)


チビ猫<私、良いコになるよ。

    お姉さん、宜しくお願いしますって言ったら怒られなかったよ。

    ケージがあれば、怒られることもないんだよね。楽しみ~。

    ケージは、私のお城なの~♪>

と、ちょっとしおらしくなり、


姉1<チビ猫は、敵意が無くなって良いコになったよ。

   いいコになれば、私達も怒らないのよ。

   あの子の為に、ケージを置いてあげて。

   ケージ越しでも、色々と教えられるからね。ふっふっふ。>

と、今まで無視してきたチビ猫に近寄ってきて、


姉2<チビ猫が、ケージまだかな?まだかな?って言うから、

   ほら、お母さんが今探しているのよ。

   もうちょっと待ちなさいね。って教えているの>

と、優しいお姉さん猫になった。


ここで、ちゃっかりした姉1猫さん

<お母さん、仲間入り記念にオヤツ倍増して!!>


自分から「仲間入り記念」と言った姉猫1ちゃん。

チビ猫を受け入れてくれるのだね。ありがとう。

勿論!その日のオヤツは、お魚2切れに倍増されました( ̄▽ ̄)



数日後、立派なケージが到着しました。

中には、テシテシできるよう、オモチャを下げてあります。

ケージの大きさにビビって、

なかなか中に入らなかったチビ猫ちゃんに対して、

どんなもんかな?と中のチエックをする姉猫の姿が。


姉1<ケージが大きくてチビ猫がビックリしてたから、

   「大丈夫よ~」って、入って見せたのよ。

   キャットタワーとどう違うか、確認してみたかったし。>


姉2<お母さん、奮発したわねぇ。ホント奮発したわぁ~。

   チビ猫はお子ちゃまだから、遅くとも夜の9時になったら、

   ケージに入れておけばいいのよ。

   最初は「出して~」って言うだろうけど、ほっとけば慣れるわ。

   これで、安眠妨害されずに済むわ~。>


チビ猫<お母さん、ありがとー!!オモチャ最高!!

    思ってたより高さがあって怖いけど・・・大丈夫!!

    直ぐに慣れるわ!

    私は身体が小さいから、登るのは良いけど、降りるのは怖い。

    でも、直ぐに大きくなるわ!

    サンマ(のオモチャ)最高!ありがとうっ!!>

    

が、寝るときもケージの中と言われて、戸惑うチビ猫ちゃん。

「ケージは君のお城なんだから、お城で寝るのよ」


<あ、そうなの?お母さんと一緒と思ってたけど、違うのかぁ・・・。

 寂しいって鳴いたら、姉さん達が傍に来てくれるって言うから、

 我慢する。頑張る~~。>


初めてのケージで寂しがるチビ猫と違い、


姉2<寝る時はケージは締めといて!

   昼間、入り口を開けて出入り自由にしていても、

   私達は、ケージの中までは追いかけないわ。

   どーしてもチビ猫が悪さする時は、ケージに追い詰める。

   お母さん、チビ猫の育児期間終わるから。

   私ももう、遠慮しないから。今までの様にやられないわ。

   今度からは、チビ猫がケージに追い込まれるようになるわ。>


姉1<チビ猫がミヤーミヤー鳴いても、夜は入れておけばいいのよ。

   自分の城を買って貰ったんだから、ほっとけばいいの!

   チビ猫が悪さをする時は、ベッドから動けないように、

   目を潰す!!!>


姉猫ズの姿勢は、全くブレてませんでした(^_^;)

平和な生活の為に、チビ猫はケージ猫になって頂きます。


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