第8話 姫探しに向けて


姫をまず見つけないとな

ユーリーの保護もいる

人数がいる雇うか・・・


顔色で考えてることがわかるのは

幼馴染ゆえか


「下手なのは雇えないぞ

手をだしかねん」

「だよなぁ、最近品のない冒険者増えたしな

ランクだけじゃ分からんことだし」


ユーリーがいう

「お二人の認定ランクはいくつなのです?」

ダンテがユーリーの頭をポンと叩いて

「解る時は解る。わからない間はランクなんて関係ない

だがお前さんを認定してもらわないとだな」


「3人でいくぞ

目立てば余計な詮索もつく」


こうして3人は姫探しをすることになった

まずはユーリーの冒険者認定

合格ラインには居た

冒険者が必ず最初に貰う AAA00 が与えられる

どんなに優れていても強くても最初はこのランクだ

飛び越すことはできない


ただし貰ってしまえば実績により

飛躍的に飛び越すのは可能である


認定書も大事そうにしまい

ほくほく顔のユーリー

「嬉しいなもう3年早いって言われてたのに

もう冒険者の仲間入りできるんだ」


「冒険者の仲間入りできなくても

連れて歩かなきゃならんから認定きただけでもありがたいさ」

とこちらはカモーナ


「さて、逃げ回ってるはずのお姫様をどう探す?」

ダンテが問うた


「ティーノをずっと探しててわかったことがある

逃げてるならもう見つかってる

潜んでる可能性が高い


なら、可能性は・・・

城につながる遺跡だろう

姫には庭のようなもんだ」


「遺跡が庭ね

とんだ、はねっかえりだ」


「遺跡は王族が古来より使ってる契約の遺跡の部類だ

姫の敵は基本的にいない

まー外から入ってきた小物はいるだろうが

魔7物2不可視1のJAA05の認定貰ってる」


ダンテが頭を抱えた

「冒険者中レベルのお姫様を強引に嫁がせるのか

こんな厄介な仕事は初めてだよ」


「俺もだよ。女だけによけいに気ものらん」


「気も乗らないのに引き受けたんですか?

たしかに正義感より罪悪感の残る仕事ですよね」


「この国を外してforestの最大集落から一番近場の国はどこだ?」

「えーと、馬をはしらせ4日くらいかかるタイトン王国でしょうか」


「もう、わかるな?」

「?・・・」


「のんびりした子だな

俺たちが断ればforestの人間の出入りが封じられる

冒険者クラスの人間はいいが外に出入りしてる

forestの一般人は行き先を失う


外との交流を絶たれたら

forestがどんなに特殊な人種でも

いまの豊かな生活はありえなくなるぞ」


「あーー!帰れないんだ

妹の服、せっかく買ったのに・・・」


聞いてるのか解ってるのか分からない

突然の叫び声


こうして姫様探しは始まった

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