「おもちみたいに伸びる猫」
最初の一文は比喩かな? と思ったら、そのままの意味でした。
腐るのかな?
さすがに腐敗した猫は愛せないから食べておかないと。
海苔でくるりと巻いたり、内側が赤い漆椀にいれてみたい。
堪能できました。ごちそうさまでした。
「金星から降ってきた猫」
長月様の本領が存分に発揮されています。
まさかこのような凝った設定を考えてくださるとは思いもよりませんでした。感激です。
ショートストーリーのなかに練り上げた世界観を取り込み(しかもわかりやすい!)金さんの魅力も十分にえがいています。
器用にかつお節を盗み食う姿が愛くるしいです。
「ハサミの使用時のみに現れる猫」
特徴が「それっぽい!」とおどろいたのです。
シャープな感じやうかつに懐かない性格は「ハサミの使用時のみに現れる猫」のイメージに適しています。
(このお題を考えたとき、猫の存在に気づいた人の反応ばかりを期待して猫のことはそっちのけでした)
ハサミをつかうタイミングは人それぞれだから、一人ひとりに猫がついていそう。
魅力的な猫に会わせていただきありがとうございました。