第9話 少女の足掻き

 この世界は過酷だ。たった四日間過ごしただけで、ルミはそう確信していた。

 転移直後の悪魔による襲撃。二度目の悪魔との遭遇、死闘。そして自らをプレイヤーと名乗る正体不明の殺人鬼。

 自身は人質にされ、アベルは無抵抗に殴打され続けるしかない。


 たったの四日間だけでこれだ。家に帰りたい。平和な日本に元の男の身体を取り戻して帰りたい。だが、どれだけ祈っても、現実逃避以上の効果はなかった。


「ぐっ、ぁ……」


「ははっ! 随分と頑丈だな! 根性は認めてやるよ!!」


「アベル、僕のせいで……っ」


 既に数え切れないほどの拳を受け、アベルは死に体だ。二本足で立ち続けていることが奇跡のように思える。


「動くなってぇ。あいつが死んだら解放してやるって、“ボク”が言ってたろぉ?」


「……ひっ」


 助けないと。せめて、人質にされ続けることだけは避けないと。ルミがこうしてガリガリの男にナイフを突きつけられ続けている限り、アベルは抵抗を許されない。

 けれど、か細い悲鳴を上げることしかできない。動け、動けと必死に言い聞かせても、恐怖で四肢は固まったままだった。


 情けない。本当に情けない。アベルは恩人だ。この世界に突然、ゲームアバターの姿で転移させられ、直後に小宇宙の崩壊に巻き込まれて友人と離れ離れに。そして森で遭難状態だったルミを助けてくれた。

 悪魔に再び襲われたときには、身を挺して守ろうとしてくれた。


 間違いなく、恩人なのだ。なのに、ルミの余計な一言で戦いに赴き、そしてルミの失態でこうして命の危機に瀕している。


「なさけ、ない……っ、なんで僕はこんなっ、こんなっ……!」


 足を引っ張るどころではない。恩を仇で返してばかりだ。

 言い訳ならいくらでもできる。修羅場慣れしていない日本人だから。戦い慣れている殺人鬼に勝てるはずがないから。こんなか弱そうな少女にされてしまって、身体を動かすことさえ違和感があるから。

 だが、どれも慰めにはならない。今確かなことは、ルミがどうにかしなくてはアベルが死ぬということだけだ。


「嫌だ……っ、僕のせいで死なせるなんて……っ!」


「ひはっ、暴れでもするかぁ?」


 説得は期待できない。時間がないのもあるし、この殺人鬼たちは──或いは彼らの背後にいる誰かにとって、この世界はゲームでしかない。そんな連中と言葉を交わしてもろくにわかり合えないとは、先ほどの問答で確かめていた。

 戦うしかない。命を握られた状況から脱出し、ルミの手で叩き伏せるしかない。


 ──動け。


 けれど、どうやって。ガリガリの男がその気になれば、ルミの喉元を切り裂いて終わりだ。たった一手でルミは死ぬ。


 ──動け。


 可能か不可能か以上に、その事実が恐怖となってルミの自由を奪う。恩人が死にかけているというのに、我が身可愛さで身動きができない。


 ──動かないといけないんだ。


 恐怖も涙も押し殺せ。アベルが殺されるのだ。そっちの方がよっぽど恐ろしいと、自分自身を騙せ。


「ふぅ……っ! ふぅ……っ!」


 怖い。涙は結局止まらない。死の気配にとめどなく溢れてくる。怖い。恐ろしい。だから──動かなくてはならない。


「およよぉ?」


 殺人鬼は完全にルミのことを非戦闘員だと舐め腐っていた。だから、こうしてナイフを持つ手首を握っても、特にリアクションを起こさない。無駄な足掻きだと嘲笑するだけだ。


「ああぁっ、あああぁぁあああああぁああ────ッ!!!!!」


「……んなっ!?」


 その油断に付け込み、ルミは全力でナイフを引き剥がしにかかった。火事場の馬鹿力も合わさり、信じられない膂力で指を引き剥がし、ナイフの主導権を強奪しようと試みる。

 見た目はか弱い少女であっても、この身体はゲームアバターの“ルミ”だ。技術やスキルは再現されてなくとも、単純な身体能力は現実となっていた。


 ──そこらの男性よりも、握力だけなら勝っている。


「へへぇ……! その小さな手で、随分な怪力だなぁ!」


「う、ああぁっ! ああぁぁああっ……!!」


 会話に興じる余裕なんてあるはずがない。一瞬でも力を緩めれば、男にナイフを取り返される。一度抵抗を試みたルミに手心を加えてくれるとは思えない。きっと、今度こそ首を切り裂かれて殺されるだろう。


「は、な、せえぇぇぇ……!!」


「それはできない相談だぜぇ……!!」


 ルミの握力は強い。けれど、それは常識の範疇の話だ。魔法の存在する世界をゲームと呼ぶ殺人鬼。彼の力だって平均よりも遥かに高い。不意打ち気味だった最初こそルミが勝っていた力比べも、やがて拮抗して状況が膠着する。

 指先が限界まで酷使されて悲鳴を上げる。けれど、負けてしまえば痛いでは済まない。


「うぅっ、あああぁぁ……っ!」


 ダメだ。このままでは負ける。殺されてしまう。徐々に切っ先が喉元に迫ってくる。

 死にたくない。嫌だ。こんな意味もわからないまま、終わってしまうなんて。どうしてルミがこんな目に合わなくてはならない。死にたくない。殺させたくない。

 退け。この男たちのせいだ。この男さえ引き剥がしてしまえば。


 退け。死にたくない。退け。退け。退け。退け───


「退けって、言ってるんだよぉぉぉッ!!!!!!」


「へっ、現実改変……いや魔法かぁ……! “ボク”と契約してる俺にそんなも……へぁ!?」


 瞬間、何が起きたのかはルミにだってわからなかった。ごっそりと身体の内側から力が抜ける。まずい、押し負ける。そう怯えた直後に、負荷が消えた。

 背後からルミの首に腕を回し、ナイフを突きつけていたガリガリの男。彼が凄まじい勢いで突然、ルミから弾かれたのだ。ナイフはその場に置き去りになり、ルミの手の中に。男は受け身も取れずに平原を何度も跳ねながら転がっていく。


 何が何だか把握できないが──これは好機だ。


「アベルッ!!」


「……良く、逃げてくれたっ」


「おいおい、あいつ女一人も捕まえておけねえのか? どうなってるんだよ、“ボク”」


 ひたすら打撃を耐えていたアベルの瞳に、再び意思の光が灯る。血塗れになりながらも彼の心は折れていない。むしろこれまでの鬱憤を晴らすために、強い覚悟が現れていた。


「やってくれたな、くそ野郎め」


「はっ、けどそんなボロボロな身体で俺に勝てるとでも、思ってるのかァ?」


 ハゲ頭が両手の拳を叩きつけて吠える。奴の言う通りだ。どれほどアベルの心が強くても、身体は既にズタボロだ。加勢しなくては。ルミなんかでも助けになるのならば──


「ルミッ!」


「──っ」


「大丈夫だって悪魔の時にも言ったはずだ。ここは、任せておけ」


 血塗れでどう見ても満身創痍な姿。なのに、静かに宣言するアベルには、絶対に勝つと信じさせる何かがあった。

 固唾を呑む。ルミが脚を止めた間に、ハゲ頭は獰猛な笑みを携えてアベルに肉薄していく。


「女に格好つけてる余裕は、ないんじゃねえのか!?」


「あるんだよ、単細胞──ッ!」


 大振りの右ストレート。それがアベルの脳天を貫く寸前、彼は左足を半歩引いて回避して見せた。両者がにやりと不敵な笑みを浮かべる。


「避けられるのは想定済みだぜ!」


 手首を押さえて再び投げ飛ばそうとするアベル。対して、ハゲ頭は左足を軸に右回転して、即座に手を振り払う。その勢いのままに後ろ回し蹴りをアベルの後頭部に叩き込もうとして。


「それは──こっちのセリフだ」


「なぁッ!?」


 不意打ちのような一撃を、アベルは姿勢を低くすることでやり過ごして見せた。無理な体勢のまま連撃を放ったハゲ頭は、すぐに動くことはできない。脚を引き戻すための時間は、達人同士では致命的だ。


「ルミッ! ナイフを投げろ!!」


「う、うん!」


 言われてすぐさま、二人の元へナイフを投擲する。咄嗟の指示で投げた刃物は狙いを僅かに逸れ、二人のやや頭上を飛ぶ軌道を取った。

 横目でそれを確認しながら、アベルが動く。隙だらけのハゲ頭の顔面に拳を叩き込み、怯んだ彼の頭を両手で掴んだ。そのまま地面を全力で蹴り、ハゲ頭を土台に上下反転する。


 天高く伸ばされたアベルの長い足が──ルミの投擲したナイフを足首で挟んで捕らえた。そのままハゲ頭の背中側に着地。流れるような動作でナイフを蹴り上げ、右手に持ち替える。

 ハゲ頭は完全に対応が遅れている。すぐさま振り返っても、既にアベルはナイフを後一手で突き出せる体勢を整えていた。


「くっ、そ……がぁ!?」


「……っ」


 人が死ぬ。いくら悪人とはいえ、人間が命を散らす予感にルミは反射的に瞳を固く閉じて──


「──終わりだ」


「が……ほぁ……っ!」


 苦しげに咳き込む声に、ゆっくりと瞼を開く。アベルはハゲ頭の背中を、ナイフで貫いていた。

 大量の血を吐き出しながら、ハゲ頭は忌々しげに、それでいて静かに笑った。


「ああ、こりゃ……死んだな」


「当然の報いだ。あんたは人を殺し過ぎた」


「は、は……くそ。もう声は聞こえねえ。“ボク”との契約は失敗だったな」


「契約……おい、あんたの中にいるのは一体……?」


「説明なんぞ出来ねえさ。あれは俺らには本来、認識できない存在だ。プレイヤーって名乗ってたが……どういう意味何だか。俺からしてみれば人間と同調して行動を誘導する、観測者ってところだな」


 遠目に聞こえる二人の会話。相変わらず理解しがたい気味の悪い言葉の数々。アベルが一つの予測に表情を歪ませる。


「誘導するって……あんた、まさか」


「ごはぁ……っ。いや違う……ぞ。人を殺したのは、俺の意思で、もある。操るとは……違、うんだぜ……が、はっ……! 奴ら、は……俺らと契約して……“同調する”。俺は俺のまま、“ボク”にもなって、いた……」


「…………」


「理解、出来ねえよなぁ……ッ! ああ、無理だ……俺みたいなアバターにも、お前みたいなNPCにも、奴らのことは……理解できやしねえ……」


 命の鼓動が消えていく。紅い鮮血の流出が引き金となって、ハゲ頭が死んでいく。しかし、残された時間が僅かなことを理解した上で、ハゲ頭は再び笑って見せた。


「せいぜい、足掻けよ……。もう……この宇宙は目を付けられたんだ……! 遊ばれない、ように……気を付け、な……」


「ご忠告、痛み入る」


「がぁ……っ」


 アベルがナイフを引き抜く。最期にハゲ頭は大きく痙攣して、平原に転がった。自然の緑色が赤く赤く染まっていく。自らが殺した人々と共に、殺人鬼の片割れは命を落とした。

 それを見届けて、アベルは尚もナイフを構える。ハッとなってルミも振り返ると、ガリガリの男がアベルを遠巻きに睨みつけていた。まだ、もう一人の殺人鬼は生きている。


「あーあぁ。せっかく“ボク”と契約した仲だったのにぃ……」


「もう仲間はいない。次はあんただ」


「受けて立つぜぇい……って俺は言いたいところなんだけどよぉ。アバター全ロスは嫌だって、“ボク”がなぁ」


 緊張を抱きながら身構えるルミ。静かに切っ先を向けるアベル。二人の予想に反して、ガリガリの男は背を向けた。


「これだけのことをしておいて、逃げる気か?」


「俺だって敵前逃亡は嫌だけどよぉ。お互いに痛み分けってことにしておこうぜぇ? あんたが虚勢張ってるのは丸わかりだけど……そっちの嬢ちゃんが土壇場で何をするか、わからないもんでぇなぁ」


「…………」


 汚らしい視線がルミを見定めるように貫く。生理的な嫌悪感に思わず身体を隠すように腕を回すと、ガリガリの男は引き笑いのような声を上げた。


「ひっへっへっ。もうすぐ正式サービスも開始だぁ。そうなったら……また楽しませてくれよぉ」


「……君は」


「ああ、それと忘れてた」


 口調が切り替わる。同じ瞳、同じ口なのに、肩越しにルミを見る姿は全くの別人のようで。


「“ボク”の名前はイーサバー。フレンド登録をよろしく頼むよ」


 最後まで訳のわからない言葉を残し、ガリガリの男はルミたちの元を去っていった。周囲を見渡す。死体にされてしまった被害者の集団。ボロボロのアベル。そして、ルミ自身。他には何も見当たらない。

 今度こそ危険は去ったと、安堵が浮かぶ。


「あっ、れ……?」


 途端に足腰から力が抜けた。平原に三角座りで崩れ落ちる身体を唖然と見下ろす。見れば、ルミの手が知らず知らずのうちに震えていた。

 悪魔の時とは違う。一応は言葉の通じる人間との殺し合い。明確な殺意と悪意。一歩間違えればアベルもルミも殺されていた事実に、少女の身体はまともに動くはずがなかった。

 先ほどまで行動できていたのは、張り詰めた緊張や使命感がギリギリでルミの背中を押していたからだ。


「く、そっ……」


「……!? アベルっ!」


 だから、アベルが静かに倒れ込むのを見て、ルミの身体は即座に活動を再開してくれた。立ち上がり、慌てて駆け寄る。仰向けに倒れた彼の姿に、思わず口元を抑えた。

 ボロボロどころでは済まない。顔などの露出している箇所はもちろん、服の下も痣や打撲だらけだろう。きっと骨だって何か所も折れている。どうして意識を保っていられるのか、ルミにはわからない。


「す、すぐに救急車っ、いやないんだった……! 集落に戻って……それより王都の方が近いの……? と、とにかく医者の所に!」


「おち、つけ……大したことない……ただ少し、休ませてくれ……」


「休んだぐらいじゃどうにもならないよっ!」


 ルミのせいだ。ルミがいたせいで、アベルはこんな怪我を負ってしまった。悪魔の時と何も変わっていない。ルミが足を引っ張ったせいで。


 ──黙れ。


 後悔も自己嫌悪も後回しだ。今はとにかくアベルを助けることだけに思考を費やせ。集落までは半日かかる。王都の方がきっと近いが、それでも数時間かかるだろう。しかもそれは万全の状態で歩いた場合の話だ。

 アベルは立つことさえできていない。ルミが背負って歩くか。それも無謀だろう。いくら力が見た目に反して強くても、体格の差はどうにもできない。小柄なルミでは、男性のアベルを背負うのは現実的ではなかった。


 本当にこの場で休ませるべきなのか。死体の転がる平原のど真ん中で。

 街道の近くは人間の領域であり、魔物や獣は近づかないと聞いている。けれど、これだけの死体が転がっていて、ハイエナの類が全く寄ってこないなどあり得るのだろうか。

 休んでいる間に獣が寄ってきたとして、ルミ一人で対応できるのだろうか。


「無理だ……僕なんかじゃ、アベルを守り続けるなんてっ……! それに、食料だってあまりないよ……っ」


 元々、早朝に出発し、日が落ちる前に到着する予定だった。荷物になる食料や水は本当に最低限だ。

 ならば、一体どうすれば良い。


「……そう、だ」


 その時、一つの考えが浮かんだ。恥ずかしいという気持ち。馬鹿馬鹿しいと鼻で笑いたくなる理性。それら全てを、なかったことにする。


「できる、はず。さっきも……良くわからないうちにできたはずなんだ……」


「ルミ……?」


 刺激を与えないように、慎重にアベルの胸に両手を置く。先ほどガリガリの男からナイフを奪おうとした時、ルミは奴を不可思議な力で弾き飛ばした。ひたすらに“退け”と祈った結果だ。彼はそれを、『現実改変』或いは『魔法』と呼んでいた。


「治れ……治れ……っ!」


 この身体はゲームアバターの“ルミ”だ。見た目は画面から飛び出したかのように再現され、その身体能力もゲームのステータスをそのまま反映したかのように、常人を超えている。

 声やゲームでは描写されていなかった身体の部位も、完璧に白髪の少女“ルミ”として創られていた。ならば、操れないはずがない。ゲームではキーボードを叩くだけで使えていた魔法を。治療魔法を。


 ただルミがやり方を知らないだけなのだ。この身体には魔法を扱うだけの能力が備わっている。それはガリガリの男との攻防で、既に証明されていた。


「できるだろ……っ! アベルに迷惑ばかりかけて……君は何も返せないの……? そんなのダメだ! だから──早く、治せよっ!」


 不甲斐なさ。情けなさ。それら全てを呑み込み、心の底から叫ぶ。

 その瞬間だ。身体の内側から、腕を通して何かがごっそりと抜けていったのは。同時にアベルの身体を淡い光が包み込んでいく。ゆっくりと奇跡のように、青年から傷が消えていく。


「ルミ? あんた、魔法を……」


「ふっ、うぅ……まって、今しゃべると……」


 自分でもどうやっているのか理解できていない。良くわからないままに、魔法の感覚を途切れさせないために集中する。力が抜けていく。呼吸が苦しくなり、加速度的に体力が奪われていく。

 それでも、アベルの全身から痣がなくなるまで、手をかざし続けて。


「ぁっ……」


「おい、ルミ!?」


 目立った傷がなくなるの確認すると、一気に緊張の糸が切れた。身体を起こすことさえできずに、魔法の光も消え失せ、ルミはアベルの胸元に倒れ込む。外傷はないはずだが、激しい疲労感に指一本動かせない。


「見様見真似で魔法を行使したのか? 俺の前に来るやつは、どうしてどいつもこいつも……」


 呆れと驚愕。そしてほんの少しの羨望。ルミの耳に届いたのは、そんな声だった。けれど、すぐに優しげな言葉がそれに続く。


「でも助かった。ありがとう。今度こそ、後は任せろ」


「うん、お願い……」


 意識が遠ざかる。でも、これできっと大丈夫だ。大きくて頼もしい手の感触を覚えながら、ルミは闇に沈んでいった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る