(仮)

色彩ベルるん

第1話 洋服屋

カスミ・アスカ「はいどうもー!」


カスミ「「トイレマット三重奏!」でーす!」


アスカ「今日は、沖縄から北海道まで、きて頂いて」


カスミ「来てないですね!」


アスカ「実はさぁ、私、洋服買いに行きたいんや!」


カスミ「逃亡用の為に、服をかわるがわる着替える為ですか?」


アスカ「なんでやねん!洋服って、新しいの着るとテンション上がるやん!」


カスミ「洋服を切り刻んで、快感を得ると!」


アスカ「どこのサイコパスやねん!切るんじゃなくて着るの!服を着るって事!」


カスミ「んじゃ、私、服屋の定員するから、アスカは、お客さんやってね!」


アスカ「オッケー!お客さんやれるなんて、興奮してきた!」


カスミ「なんでやねん!」


アスカ「早くやろうよ!」


カスミ「まっまぁ、良いけど!」


アスカ「ウィーーン!」


カスミ「へい、らっしゃい!食券買ってお待ち下さい!」


アスカ「そうそう、食券をって、なんでやねん!洋服屋やで?!」


カスミ「おかしかった?」


アスカ「洋服屋で、食券っておかしいやろ!そこは、「いらっしゃいませー!」でしょ!」


カスミ「いらっしゃいませー!店内全品、私の私物になりまーす!」


アスカ「おかしいなぁ!洋服屋って意味わかってる?」


カスミ「春は春物、夏は夏物で、その季節に合わせた洋服を売ってる所でしょ?」


アスカ「おお、わかってるなら、ちゃんとして!んじゃ行くよ!ウィーーン!」


カスミ「すみません、ウチはQUEEN(クイーン)の専門店やないんですよ!」


アスカ「QUEENやなくて、ウィーーンや!入り口が開いた音だよ!全然話が進まないやん!もう!」


カスミ「あぁ!入り口の開いた音ね!わかってるって!」


アスカ「わかってるなら、ちゃんとして!ウィーーン!」


カスミ「いらっしゃいませー!すみませんお客様、軍服は置いていないんです!」


アスカ「誰が、軍人やねん!普通に服を見させろよ!」


カスミ「あぁ!普通のお客様でしたか!それでは、そこを右に曲がって、まっすぐ行ってもらえれば、トイレとなっております!」


アスカ「誰が、トイレ行きたいって言った?服見に来たの!」


カスミ「あぁ!服を見に来たんですね!この店では、お客様の事を、ご主人様と呼びますので、「執事カモーンヌ」と、言って頂ければ、」


アスカ「カモーンヌってなんやねん!ヌってなんやねん!お客様をご主人様?!普通に、「お客様」で良いやろ!」


カスミ「もう!モンクしか言わないなぁ!」


アスカ「カスミがちゃんとしないからでしょ!」


カスミ「洋服屋って、ちょっとハイレベルな職業なのが悪いんだよ!」


アスカ「どこがハイレベルやねん!サンドウィッチマン見た事ないのか?全部わかるぞ!バカ野郎が!」


カスミ「いらっしゃいませー!店内全品30%オフとなっておりまーす!」


アスカ「やれば、出来るやん!んじゃ、私に似合う服装を、コーディネートして貰おうかしら?」


カスミ「ハッハッハ!お客様を、コートダジュールまでお迎えに行くってどういう事ですか?!」


アスカ「コートダジュールやなくて、コーディネートや!どんな間違いやねん!もう良いわ!こんな所、二度と来るかよ!」


カスミ「あっ、お客様!店内を土足で歩いて汚したクリーニング代を払い忘れてます!」


アスカ「どないやねん!もうええわ!」


アスカ・カスミ「ありがとうございました!」

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(仮) 色彩ベルるん @sikisaibell0327

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