第1章 融景

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 夏服の袖が膨らませると、空気は無遠慮に服の中へと入ってくる。五月末の生暖かい風が肌の上を奔る感触は、誰かの指で撫でられているみたいだ。湿度も高いせいで汗が止まらない。不快感が全身を覆う。一年の中で一番嫌いな季節が、目の前で揺らいでいる。

 日が隠れていても、暑さはマシにならない。雲に覆われた陰気臭い雰囲気を放つ街が嫌でも目に入って、ただでさえ憂鬱だというのに、心中はもっと重苦しくなる。このままだと重さに耐えきれずぽっかりと穴が空きそうだ。曇り空は夕方頃までは続くが、例年より暑くなり『異常気象と言えるでしょう』と、気象予報士は深刻そうにテレビの中で喋っていた。だけど、天気予報を見ていれば毎日のようにその単語を聞くので寧ろ、この状態こそが普通なのではないかという気がする。場繋ぎのための決まり文句みたいなものだろう。

 座っている階段も、体温ですぐに温くなってしまった。最初に座ってひんやりしていた頃が昔のことのように懐かしい。

 何にしても、この暑いのに加えて蝉の鳴き声がないだけマシだ。あの喧騒を耳にしているだけで暑さが何倍にも感じられてしまう。

 この校舎裏の階段を利用する人はほとんどいない。学校の管理人さんでさえもここの清掃はしていないみたいだ。埃っぽく、名前も分からない虫の死骸もたくさん落ちている。部活で練習場所を探している時に、たまたまこの階段を見つけた。ただでさえ人通りの少ない廊下の奥の、すり硝子でできた小窓の付いたドアの向こう側。僕だけの秘密の場所。街の風景が一望できるので景観はいいが、掃除されていないことが嫌だったので、もう二度と訪れることはないだろうと思っていた。

 けれど、今はこのくらいのことは我慢できる。

 もっと最悪の気分を味わったから。人は追い詰められると、汚れた場所でも案外、気にしなくなるものなのだな、と実感した。僕は今、人生初の崖っぷちを歩いている。それを地獄と形容するには程度が過ぎるような気もするし、反対に不幸というと軽すぎる気もする。ただ僕は、傍から見ればつまらないことに堪えられなくなり、逃げだしてしまった。

 物事を簡単に忘れたり、都合よく解釈することが許されているのなら、受け入れることだってできたはずだ。僕はそうやって、成長の仕方を間違えた欠陥品なのだから、できないものはできないし仕方ない、と。だけど、人よりも劣っている事実を認めて、諦めることは許されなかったのだ。

 今朝のことを思い出す。不思議と、脳裏に浮かんでくる光景はパラパラ漫画のシーンを切り抜いたかのような、脈絡ものないものだ。ただ、言葉だけは鮮明に残っている。人を殺す為の凶器となったあの言葉だけは。

 きっと、記憶よりも深いところまで刺さってしまったのだろう。それを引き抜こうとすれば、芋づる式にこれまでの日々が引っ付いてくる。僕を慕ってくれた後輩や、最後まで支えようとしてくれた先輩、手を差し伸べてくれた同期。みんなの顔が浮かんでは消えていき、不甲斐ないばかりの僕から力を削いで、自然と俯いてしまう。そして、目の前が水中にいる時みたく霞んでいき、瞬きをする度、コンクリートへ涙となって零れていく。もうとっくに涸れ果てたと思っていたのに。嗚咽を押し殺そうにも、情けなく漏れてくる。頬を伝う涙は口へと流れていき、苦みが舌の上で広がった。これが感情の味なのだろうか。

 涙を止めようとして頭を擡げると、濃厚なグレーの雲の向こうで、くすんだ銀色の太陽があった。僅かにある鈍い輝きには気高いプライドがあるみたいで、今の僕には十分すぎるほど眩しい。あんな風に、目の前が曇ってしまっても、輝こうとする誇りを持てていたのなら、こんなところで独り泣いていることはなかったはずだ。

 涙を拭い、腕時計を見ると針は十時をさしていた。いつもとは違って時間の流れが早い。少し前なら教室へ戻れたかもしれないけれど、もう無理だ。そもそも、目を腫らしたまま教室へ戻るなんて恥ずかしいし、静まり返った重たい雰囲気が充満している空間のドアを開けて、視線を浴びるような勇気もない。このまま、荷物も何もかもほっぽりだして家へ帰ろうかとも思ったけれど、それはそれでまた、実行できるだけの度胸はなかった。

 逃げ場なんて僕にはないのだ。そのことを、今更になって思い知った。どこまで逃げても、その先は行き止まりになのだ。こんな人生を送るつもりなんて、更々なかったのに。いつの間にか、ゴールの見えない迷路の中へと迷いこんでしまった。

 もういっそのこと、ここから飛び降りてしまおうか。辛い思いをしたまま、この先ずっと生きていくなんて耐えられない。僕は自分の弱さを誰よりも知っている。これまでは耐えてこられた。だけど、もう限界だ。目の前の現実から逃げてしまい、逃げた先でまた逃げなければならないことを、ありありと理解している。

 馬鹿げていると、冷静に否定したのはほんの数秒くらいだった。立ち上がって階段から身を乗り出して下を覗いてみる。四階分下の地面には、真っ黒いアスファルトが広がっていた。まるで大きく開けられた口だ。風が後押しするかのように吹いてくる。自死への現実味が一層、強くなった。高いところが苦手で、飛び降りた後の痛みなどを想像すると、最初こそ身体は震えたが、すぐに収まって呼吸も落ち着いていく。

 全てを捨てようとした時より、呆気なく覚悟は決まった。

 そして、僕自身でも驚いたのは、緊張がほとんど消失していたことだ。何年も毎日、同じことを繰り返して慣れきったかのような虚無感。死ぬ直前の人は、みんなこんなものなのだろうか。飛び降りた後の姿や、地面に衝突する瞬間に奔るであろう激痛にも、怖気立つことはない。それどころか、頭に浮かんだ黒くて硬い地表に転がる自分の姿は、美女の唇を彷彿させるほど真っ赤な華を咲かせているようで、自己陶酔に近い心だった。

 これが、死なのか。

 血に塗れた未来への誘惑は、足下から僕のことをずっと見つめていて、最後の瞬間を心待ちにしているみたいだ。早く行け、早く逝け。自分自身で自分を殺せたのなら、誰よりも綺麗な終わりを迎えられる、と甘いことを囁いている。

 そうだ。きっと綺麗に終われるのだ。言い聞かせるように頭で反芻してから、ゆっくりと身体を滑らせていく。視界はジェットコースターが一番高いところから落ちる直前のように、緊張感を孕んでいた。それでも、僕の心は高揚していると言えるだろう。

 さっき流した涙も、いつの間にか乾いていた。瞳は幕引きを焼き付けたい一心で見開かれたままだ。

 もうすぐ、もうすぐ世界から完全に逃げ出すことができる。


 最上の現実逃避はもうすぐ叶う――はずだった。


 身体を半分以上も外側に出して、両手の力を緩めそうになった時、校舎と外階段を隔てる扉が勢いよく開く音がした。ドアが壁にぶつかったのか、安っぽいシンバルのような響きが残る。咄嗟に、乗り出していた身体を押して後ろへと飛び退いた。運悪くコンクリートの床に腰を打ち付けてしまったせいで、鈍痛が内側へと入ってくる。広がる痛みと共に、取り消された自分の行動への恐怖が、嫌な汗となって毛穴という毛穴から噴き出してきた。本当に飛び降りていたのなら、こんなものでは済まなかったのだ。

 一体、何が起こったのかすぐに理解できなかった。腰を摩りながら階段の上を見遣るとそこには、コンビニのビニール袋を手にした髪の長い女子生徒がこちらを向いて立っていた。胸元のリボンの色からして同じ学年の生徒だと分かったが、目つきや制服の着こなし方は上級生みたいな雰囲気がある。

 強く吹きはじめた風で乱された長い髪が、彼女の口元にマスクみたいに張り付いた。だけど、その子は髪を後ろに送ったりする素振りもせず、唯一隠れていない目元から僕の方をじっと見つめているだけだ。何か喋らなければと我に返ったが、喉に異物が詰まった時みたいに声が出ず、千切れた喘ぎに似た声だけが漏れる。

 そうしていると次第に風は止んで、彼女の烏の髪は垂れ下がり、顔にかかっていたヴェールを剥がした。奈落への入り口のような闇色の瞳、獲物を誘惑する食虫植物みたいに妖麗な目の形、桜の花弁を思わせる薄い唇、顔の中心に真っ直ぐと伸びた鼻梁、触れなくとも分かるくらい温度のない頬。どこを取ってもこの学校の中では指折りの容貌をしている。まるで遅れてやってきた春だ。おまけに、体型は何かにぶつかっただけで折れてしまいそうな痩躯で、露出している肌は月の光を浴びたかのように白い。モデルと言われれば嘘でも信じてしまうだろう。

 しかし、僕は彼女の姿を初めて見た。同学年ならフロアですれ違っていてもおかしくないだろうし、これだけ美しければ、簡単に忘れてしまうことなどないはずなのに。

 考えに更けていると、女子生徒は階段を降りてきた。ローファーの踵でコンクリートを叩く音が、胡乱になった思考の中から現実へと引き戻してくれる。その子は僕の横を通りすぎて下の階へ行くわけでもなく、さっきまで泣きながら座っていた段と同じ場所に腰を下ろした。そして、手に提げるコンビニ袋の中からメロンパンを取り出し、封を切ると黙々と食べ始めた。唐突の連続で理解は追い付かなかったけれど、サボり、というやつなのだろうか。それにしても、彼女は僕がここにいることなど気にしていないみたいだ。目の前で立ち上がって埃を掃っても、視線すら向けやしない。寧ろ、僕はとっくに死んでいて、実は見えていないのではないかとさえ疑心暗鬼になってしまう。

 彼女が最初は丸かったパンの形を変えていく様を、佇んだまま見ることしかできなかった。あまり人の食べているところ、それも女の子が食事をしている姿を眺めるというのは目のやり場に困る。

 仕方なく僕は、彼女に背を向けた。同じ階にいるのは駄目でも、下の階なら文句もつけられないだろう。気まずい空気の中でいるよりかはマシだ。知らぬ間に、思い悩んでいたことも少し遠くへ行った気がする。タイミングを失ったことに後悔しつつも、次があるはずだ、なんて楽観的に考えていた。

「ねえ、さっき何してたの?」

 階段を降りようとした時、背後から声がかかった。一瞬、錯覚かと思ったけど、振り向いたらパンを食べ終えたその子が、今度は僕へと視線を向けていた。空になったパンの包装袋は、彼女の足に踏まれて、身動きが取れなくなっている。

「無視?」

 無表情も相俟って、責められている気分だ。あまりにか細い声だったので、幻聴かもしれないと思っていたけど、ちゃんと彼女が言った言葉だった。

「あっ、えっと……ごめん」

 咄嗟に質問に答えられず、どもってしまう。振り返ったまま、僕はピンで止められた標本のように情けない恰好で立ち尽くしていた。

 さっき飛び降りようとしていた場面が、他の動作に見えたから疑問を投げかけているのか、それとも全部分かった上で聞いてきているのかどちらなのだろう。

 冷たい眼差しが僕へと注がれている。どうしても目を合わせられず、彼女の口元に目線をずらした。服の下で汗が滲む。朝からずっとこんな調子なせいで、喉が渇く。

「まあいいや」

 口角を吊り上げると、黙ったままの僕に彼女は冷たく言い捨てた。垣間見えた歯は異様に鋭く、失礼だが並びはそれほど良くない。桜の花弁だと思っていた口内には、鮫のそれと同じ凶暴なものを潜めていたのだ。

 彼女はパンの包装を袋へ入れて立ち上がると、天井に向かって腕を挙げて伸びをした。スカートとブラウスの隙間から、藤色のインナーが覗く。黒い髪が風で柳の葉のように靡き、鼻腔の奥が痺れるくらいの香気が風に乗って僕の元へ届いた。一度も嗅いだことのない匂いだった。花の香りでもないし、べたつく果実の香りでもない。ましてや、シャンプーの香りとも違う。もっと薬物的な、吸っていると呼吸が苦しくなる香り。今この場で肺を取り出せたなら、ピンク色に染まっているだろう

「ここにはよく来るの?」

 限界まで伸ばしきった後に脱力をして、腕を振り子のように遊ばせた彼女に問うた。口はずっと微笑んだままだが、目は作り物かと疑ってしまうくらい、単純な動きしかしていない。顔の上と下を違う人間同士で共有しているみたいだ。

 ストレッチの後、元の位置に座らずに、軽やかな足取りで階段を降りて、隣へ来た。匂いがより強くなる。掃除など碌にされていない空間が、綺麗になった気がした。彼女との縮まった距離を意識しないうちに一歩分、空けてしまう。

「毎日来てる。人と会ったのは今日が初めてだけど」

 踊り場から身を乗り出し、街の方を眺めながら彼女は答える。横顔を見ると、正面からよりも鼻の高さを実感した。こんな人目につかない場所へ毎日来ているのなら、彼女のことを見かけないのも納得できる。入学してから最近まで朝は早かったし、授業もちゃんと出席していたから仕方ない。それに、初めてここへ来た時は放課後だったので、この子もその時間には帰っていたのだろう。

 確かめることもなく一人で勝手に考えながら、彼女と同じように町を眺めた。空は鳥の一羽も飛んでおらず、一枚の絵画が飾られているかのように風景は動かない。

「あのさ、明日からも来ていいかな?」

 ずっと黙ったままの気まずさに耐えられず、町へ目を向けたまま問いかけた。彼女も理由があってここに来ているのだろう。仮に人と会いたくないからだとすれば、僕は邪魔者になってしまう。

 いや、あれこれと言い訳じみたことを考えてみたけれど、どれも違う。本当は不思議と彼女に惹かれているのだ。いらない、と言われ続けてできた感傷を埋めたいがためのエゴから成るものなのかもしれない。もしくは、底の見えない深淵を覗いてみたいという興味というのもあり得る。どちらが理由でも構わなかった。ただ彼女ともっと話してみたい。その想いが、言葉を作っていた。

「別に私が許可するようなことじゃないよ、それ。私が管理している場所じゃないし。来たいなら好きに来たら?」

 全く以ってその通りのことを言われた。気にしすぎていたのは僕の方で、向こうは然程気にしていないみたいだ。

 近くにきてからずっと、彼女は向こう側を見たままだ。風が吹いていて、隣ではスカートのはためく音がする。いくら翻ろうが気にしていないみたいだ。

 横目に彼女の顔を見ると、薄く笑ったまま街を見つめていた。ビルやマンションの隙間からは遠くの方に海が望めるけれど、彼女の瞳には僕に映るものとは、全く別のものがあるように思えた。沈鬱な気分になる眺めでしかない曇天の街並みを、どんな感情で眺めれば、微笑んで見られるのだろう。考えてみても、疑問が残るだけだった。

「そういえば名前は?」

 本当は最初に聞くべきだったことを、今更になって聞いてみる。色々と衝撃が強くて、機会を逃してしまっていた。

「名前なんて聞いてどうするの?」

 そう彼女は問い返し、目尻へ寄った瞳と僕の視線がぶつかってしまう。いきなりのことで怖気づいてしまい視線を前へ戻した。もしも僕が蠅だったとして、彼女の周りを飛んでいたとしても、目元へは寄り付かないだろう。あの目は、本当に全てを飲み込んでしまいそうだ。

「どうもしないよ。なんて呼べばいいかわからないから聞きたいだけさ」

「名前で呼ばなくてもいいじゃない。君とかお前とかで」

「それだけじゃ呼びにくいだろ?」

「名前なんて知っても仕方ないよ。それよりももっと大事なのは」

 言葉を切ると彼女は一歩後退り、視界から消えた姿を追うようにして僕は振り向く。その時、分厚い雲の間から光が背後から差し込んでくるのが分かった。項がじんわりと熱を帯びる。不明瞭だった物に陰影が差し、立体感を取り戻す。空気中にあるごく僅かな水分にまで光は反射して、彼女の周囲を照らした。

「ちゃんと心に触れることなんじゃない?」

 冷たかった笑顔に微かな温度が宿った気がした。魔法や魔術といった、空想じみたものを信じた昔の人々の気持ちが、今なら理解できる。そして、それを怖れ、忌み嫌い、徹底的に排斥しようとしてきたわけも。美とは魔と同じ意味を含んでいるのだろう。手を伸ばせば壊れてしまうかもしれないのに、抗えないほど強い誘惑が心の脆い部分を掴んでくる。だからこそ、恐怖を覚えてしまうのだ。光を浴びる彼女を見て、そう思った。

「そうだけど……名前が分からないと触れようにも触れられないだろ?」

 目の前の少女に陶酔していることを悟られまいと、冷静であるフリをしながら答える。

「名前は外面でしかないのよ。そこに触れても、本当に人は理解できないわ」

「僕にはよく分からない。いいから早く教えてくれよ」

 そう言うと、彼女は少し呆れたような表情を浮かべて溜息を吐いた。

音切華乃おとぎりかのよ。『音を切る』で音切。中華の華に乃は……凹んだ刀みたいな漢字。これでいい?」

『音切華乃』

 聞いた名前を、僕は頭の中で何度も反芻する。何度も何度も。音切華乃という名前を。下はよくある名前だけど、苗字はあまり聞いたことのない響きだ。

「それで、あなたの名前は?」

「僕の名前、聞いてくるんだね」

「そうした方がいいのかな、って思って」

 本当は、僕の名前なんて微塵も興味がないのだろう。言ってもすぐに忘れられそうだ。だけど、彼女の目は僕の方を真っ直ぐに見据えている。僕が名乗るのを邪魔しないように、さっきまで強く吹いていた風は弱くなり、はためいていた音切のスカートも静かに止まっていた。

「僕は……平井 玲人れいと

「そう、できるだけ覚えておくわ」

 反応は予想通り薄かった。今日中に忘れられて、また会った時に同じ会話を繰り返しそうだ。そう考えると、何回目になれば覚えてくれるだろうか、と諦めに似た嘆息をしてしまう。

「ねえ、そんなことより暇なの?」

「暇だけど。どうかしたの?」

「海に行こうよ」

 顔を出していたはずの太陽は無責任なことに、雲の中へと隠れていく。唐突な提案で呆気に取られている僕を、階段に溜まったゴミたちが笑った。


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