第10話


「お、俺、君の大ファンでさ...!」


「え、ほんと!?うれしいなぁ、それは!!」


「や、ヤバイ。笑った顔、超可愛い!!」


「トップアイドルが俺の目の前にいるとか

ヤバイ!!」


俺は舞い上がっていた。


しかし、更に有頂天になることになる。


「ねぇ、山吹さん...。私をお持ち帰り

してくれない...?」


「え...」


俺は石化した。


こ、これは。


夢なんじゃないか...?


さっきからどうもおかしいと思っていたんだ。


トップアイドルの生声を聞けて。

更にこんな近距離で会話ができているなんて。

夢以外の何物でもないよな。よな?




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