創作雑記8.たまには冒険もいいかも?

この頃は気温差もある気がしまして、体調は大丈夫でしょうか?

寒いと思う日が続いたと思ったら、夏がまだ残っていたりしますし、着るものに悩む季節にもなりましたね。

去年の今頃に寒暖差から熱を出して寝込んだので、今年は気を付けねばと思っています。


さて、表題です。

突然ですが、皆さんは書店で紙の本を手に取ったりしますでしょうか?

近年はweb小説界隈も発展してきていますので、ネットで読み歩きをする機会も増えてきていると思います。

商業作品を手に取る際も、電子書店だったりする機会も増えているかもしれませんね。

私も数年前までは電子書籍なんてよくわからないし、頁をめくる感覚がする紙の書籍一択でしょと毛嫌いしていた面もありました。

ですが、いざ手に取ってみれば、その便利さに今ではよく利用させていただいてます。

出先で気軽に読めるし、読み終わったら端末から削除して、読みたくなったらもう一度端末に落とせばいい。何より、部屋の場所を取らないのは魅力的。

今では学生時代から刊行が続いている書籍(漫画含む)以外の紙書籍は、手に取る機会が減ってしまいました。


なのですが、実は去年あたりから、また紙書籍に触れることも多くなりました。

ちょっと単純なんですが、部屋の本棚を新調した際に、どうせならお気に入りの本を並べたらどうだろうと思い立ったわけでして。

とりあえずは中学生の頃から愛読をしていて、今でも(今は休刊に近い状態ですが)刊行が続いている本を並べてみました。

これからもそのシリーズで増えるにしても、まだ空間は空いている。

ならば、ちょっと探してみようかな。という流れになりまして、そこから毎月の書店歩きがはじまりました。

書店歩きと言っても、書店巡りができる程に地元に書店はないので、作家順に並んでいる売り場や、新刊売り場をゆっくり順繰りに歩く程度のことなんですけどね(苦笑)

ちょっと疲れた仕事帰りに歩くのも良し、気分も晴れた休日にリフレッシュも兼ねて歩くも良し。その月々の気分よって変わります。


書店歩きをしても、惹かれるものがないときは、そのまま書店を出る時もあります。ですが、そういった時でも、意外と本からもらえる栄養源があったりします。

書店内の空気。雰囲気。

店内に流れる音楽や、レジで暇そうな店員さんの世間話の声。

近頃流行りのアニメ化作品の原作本が平積みされ、そこで流れるアニメ宣伝映像で、最近はこれが流行りなのかと眺めてみたり。

楽しみ方はいろいろあるように思います。


では、惹かれるときはどんなときか。

まずは作家さん。

あ、あの作品を書かれた作者さんだ。と、まずは安心から入りますよね。

私もこの作家さんのご本ならば必ず手に取る、という方がいらっしゃいます。前述した中学時代から愛読している本の作家さんです。もう文体が好きすぎる。その方からでしか摂取出来ない栄養があります。その方が他レーベルから、前述した作品とは違いますが新刊が出るということで、久々にその方のご本が読めると楽しみで仕方ないです。


と、話がそれましたね(汗)


あとはタイトル、ですかね。

やはり作品の顔。そういう意味では、近年多い長文タイトルも理にかなっているのかもしれませんね。

ぱっとみてどのようなお話かがわかりやすい。

その点については否定しませんし、それで作品が探しやすくて助かっている面は私もあります。

ですが、きゅっと詰まれた、いわゆる短いタイトルから、どんな物語だろうと手が引き寄せられることもあります。

自分の中の何かに触れ、震えて、手に取る。琴線に触れるというのは、こういうことなのかもしれません。その直感に近いのようなものに従ってみるのも、また楽しいです。


そして、今回これが一番触れてみたかった、表紙。

作品の看板、かもしれないですかね。

基本的には背表紙で並んでいる書店棚ですが、平積みだったり、棚に並べられていても、表紙がこちら側を向いて並べられているコーナーもありますよね。セレクションだったり、話題の本だったり。

最近はポップな表紙も多くなっている気がして、ニュースで目にしたことがあるのは、目で惹いて本に触れてもらう機会を増やそう、なんてことらしいです。

でも、それも一理あるのかもしれないと私は思います。

というのも、見事にその思惑に嵌まってしまったというべきか…。

私がその本を手に取ったきっかけは、表紙でした。

その表紙があまりに素敵な色合いで使い方で、幻想的で、私の目はその表紙に引き寄せられて、一番始めに思ったのは「好きーっ! これ、好きぃぃっ!!」でした。

今思えば単純です。気付けばレジでお買い上げ、お持ち帰りしていました。

もちろん、学生の頃と比べると遅読になったとはいえ最後まで読みました。どんぴしゃでした。素敵でした。好きな本でした。

けれども、いつもは読もうとは思わないジャンルの本であり、正直に言ってしまえば、私には読むことの出来ないジャンルだと思っていました。

それでも、夢中になって最後まで読めました。読みました。

そのことに驚きもありましたし、ああ、こういう心情の書き方もあるんだと、作者としての私も勉強になりました。刺激を得ました。


そして、表題に戻ります。

表紙買いで、普段は触れないジャンルに飛び込んでみてもいいのかもしれない。と。

たまには冒険するのも新鮮で楽しいかもしれません。


さて。今回はここまでとします。

ただのお喋りな感じになってしまいましたが、ここまでお読みいただき、ありがとうございました…!

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