江戸にタイムスリップした男と、三味線の師匠の女との小粋な物語

不思議なお香を嗅いでしまった主人公は、気がつくと江戸時代にタイムスリップしてしまった。
途方に暮れているところに、おかねというきっぷのいい女性に下男として拾われる。
こうして秋兵衛として、主人公はおかねと共に江戸の町で暮らしていくが、段々おかねの過去が明らかになってきて……。

読みやすい文章で、当時の江戸の文化を知ることが出来、また、春風師匠ことおかねさんがサバサバした良い性格しているので、読んでいて気持ちがいいです。
おかねさんと秋兵衛の関係はどう変わるのか……是非ご一読を。