ギルドの情報

ギルドに戻って調べる事にした。

私とギルド長だけが使える禁書庫に入った。


「えぇと…確かここに…ありましたね」


私はある本を手に取り本を開いた。


「ゾーリッヒ…ゾーリッヒ…ありましたね」


この本はこの王国にいる貴族の全てが書かれている、今に至るまでずっと書かれている。


「何故、書かれているのかは分かりませんがね」


そんな話はさておき、ゾーリッヒに関して読む事にした。


「3世代前に貴族になり、領地を広げた…領民からは感謝されていて…凄い人ですね」


読めば読むほど、善意事業しかしていない。

町の要望があればそれを作り、貧しい人がいればその人達に家などを用意したり…中でも…


「ルーラの件ですよね…」


1番にルーラを支持したのもあって今では色んな人から慕われている。


「ふむふむ…ん?」


読みながら目を下にやると一つの情報に目がいった。


「尚、最近は女性などを誘拐して痛めつけたりしているらしい…ですか…」


これは早急動かないとまずい事になりますね…どんどん被害が広がります。


「証拠はとれました…なので、確か毒殺でやった方がいいと言っていましたね…」


ルーラが言うにはかなりの武人で強いらしい。


「うーん…ならあれで行きますか…」


私は着実に準備を進めるのだった。


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