第一回番外編 出張!女神様たちの授業!

 ※今回は魔法についての説明を番外編として書いております。作者のストレス発散ですので、キャラ崩壊の危険性がございます、ご注意ください。




「愛の女神、フローリアの! ドキドキ! 異世界講座~」


 ドンドンパフパフ~


「さあ、始まりました! 作品のことで説明するのが面倒くさいと作者が思った時に出すことにした、番外編のお時間です! 第一回は魔法について! メタ発言が早速出ていますが気にせず行ってみましょ~! 第一回のゲストは、魔法についてとのことで、本編には未だしばらく出てこない予定ではありますが、魔法の女神、マジクリアをお呼びしております!」


「……貴女、最初から飛ばし過ぎじゃない? キャラ崩壊もだし、メタ発言し過ぎよ」


「気にしない! これから私たち女神には出番が減っていくらしいので、番外編でインパクトを与えておかないと忘れられてしまうのです! 来る人気投票で圏外なんてことになってしまったら……考えるだけで恐ろしい……!」


「……はい、フローリアが一人妄想でおかしくなっていますが、気にせずいきましょう。ちなみに人気投票はフローリアの独り言です。実現するかどうかは未定です。(実現して欲しいという方は、ぜひとも♡や☆を待ってますね。)番外編では、主に本編に関わってこないような、つまり女神たちが説明していきます。実際には不仲であったりしますが、番外編ならではという事で基本的に仲良くやっていきたいと思います。説明回は作者の気分が乗らないという事で、不定期で私たちに仕事が回ってくるみたいですが、その時ならではの空気感をお楽しみください」


「……あれ!? いつの間に一人で進めてるの!? 私を置いて行かないで!? ……!!??!?!」





「……はい、フローリアも落ち着かせましたので、早速魔法について説明をしていきましょうか。……どうしますか? 魔法のこととなったら、まさに私、マジクリアが一人で話すことになりますが」


「!? それはダメ! ……じゃあ、私が生徒役するから、その質問に答える形式でやっていこう!」


 ……準備中、準備中



「はい、それでは本日の授業を始めます。本日の授業は魔法についてです」


「先生、質問です! 魔法って何ですか!」


「まず、魔法とは自らの、もしくは自然中に存在する魔力を用いて現象を起こすことを言います。起こす現象については、魔力量、そして魔門が許す限りは何でも出来ます。逆に言えば、魔力も魔門も貧弱なら、大したことは出来ません」


「先生、魔力量ってどうやって決まるんですか!」


「魔力量は生まれ持った才能によって決まります。人それぞれ能力が違っていますね? それは身体能力に限った話では無く、内臓などのものにも当てはまります。魔力を生み出すのはある一つの内臓と思っていいでしょう。内臓などは、もちろん訓練次第では強化することも出来ますが、その限界値も元の才能が関わってくるので、鍛えたところで無限やそれに等しいものになることは出来ません」


「じゃあ、魔門はどういうものなんですか!」


「魔門とは、魔法を使う際にどれだけの威力のものが使えるかが決まる重要な要素となっています。これは本当に生まれ持った才能以外のモノでなく、生まれてから死ぬまで変わることはありません。よって、鍛えようもないのです」


「うわ、理不尽ですね……」


「魔力量と魔門についてそれぞれ説明したところで、二つの関係について分かりやすく説明しておきましょう。まず、一つの器をイメージしてください。この器が、その人の魔力を溜められる最大量です。この器には底部に外へと流れだす蛇口が付いており、その蛇口が魔門と思ってください。それぞれ大きいほど、多く溜められて、そして一気に大量に魔力を流せる、つまりそれだけ強い魔法が使えるようになるという事です。……例えばの話ですが、今作の主人公、愛斗を例にとってみますと、彼は並み程度の大きさの器を持っていますが、蛇口の大きさが尋常ではありません。器の口の大きさを超える大きさの蛇口が付いているのです。なので、魔法を最大威力で使おうとすると、自らの持つ魔力を全て注ぎ込んでしまうことになるわけですね」


「なるほど、うちの愛斗は大変ですねぇ……」


「それでは続いて、どのように魔法を使うのかです。……と言いましたが、実は魔法を使うのに呪文や魔法陣、儀式といったものはほとんどいりません。使うことによって、魔法を操りやすくすることなどは出来ますが、それは自らのイメージを固めやすいように補助として使うものなので、実際にそんなことをするものはそうそう居ないのです。結局、魔力を持っていて、その魔力を自分で動かし、イメージすることが出来るなら誰でも魔法が使えるのです。……そうは言っても、一度も魔法を使ったことの無い存在からすると、全く未知の体験をしようとするので、かなり難しいのです。例えるのならば、未経験だからこそ上手くやれるのか、気持ちよく出来るのか、痛くないのか、と心配になりがちですが、一回ヤッてみると意外と出来るぞ、と自信を持てるのと同じです」


「いきなり何を言うんですか!? 驚いて私飲んでたお茶を吹き出しちゃったじゃないですか!」


「愛の女神がそんなことで吹かないで下さい。……続きですが、初めてではどうしたらいいのか分からない、なのでその初めてを先輩が手取り足取り教えてくれさえすれば、結構簡単に使えるようになります。……中には、何も教えられずとも使えるようになる天賦の才を持つものもいますが、今は置いておきましょう」


「はい! それじゃあ教えてもらえないような存在、例えば魔法に無縁な子とか、仲間意識の無いような魔物とか、動物とかはどうするんですか?」


「いい質問ですね、その答えは、一生使えない、もしくは教えられなくとも経験することで、つまり魔法をその身に喰らう事で使い方を学び、使えるようになることが確認されています」


「ワオ、凄いですねぇ」


「……感想が浅いですね」


「……うるさい! そう言うことは思っても言っちゃダメです、傷つくんですよ!? それで!? 自分の魔力が足りない場合とかは魔法が使えないんですか!? ほらほら教えて下さいよ!」


「(うわ、図星突かれて逆切れしてる)……自分の魔力が足りない場合、又は自分の魔力が枯渇している場合は基本的には魔法を使えません。ただし、例外として構成中の魔法を維持して、自分の生み出す魔力を注ぎ込み続けることで、疑似的にではありますが自分の魔力量を超える威力の魔法を使うことが可能です。それと、自らの身体を犠牲に魔力に変換することで、寿命を引き換えに一時的に魔力量を増やすことも出来ます。……とはいえ、こちらはリスクが大きいうえにその場限りの技となるので、本当に切羽詰まった場合にしか使われることはありませんが。それと、これは自然と適応した、一部の種族には自然中の魔力を急速に吸収したりすることで、即座に魔力を回復させたり、自然の魔力を使って魔法を放つことが出来ます」


「おぉ……出来なくは無いけれど、やはり難しいことなんですね」


「ええ、そうです。だからこそ、何が出来るのか可能性が広がっている魔法は素晴らしいのです! っと、そろそろお時間のようですね。大体の魔法についての説明は終わりましたし、第一回の番外編はこれにて終了。本編で会える日を楽しみにしております」


「私はこれから出番が減っていきますが、忘れないでくださいね!? また次回、絶対見に来てくださいね!? ……!………!?!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る