四節

 暫くの間、思考が停止していた。

 空気の冷たさが、秋乃を死の淵から呼び起こしてくれた──そんな錯覚に囚われる。ここは確かによく見知った町だ。だが、決定的な点で異なる部分がある。屋上から見下ろしてみれば、町中に人の姿が見当たらないのだ。それだけではない。夜空には星がないのだ。また、町は荒れ果てて見える。

 奇妙なのは、辺りは真っ暗であるというのに、先に何があるのかよく見えるということ。視力の問題ではない。恐らく、夜目が利いている訳でもないだろう。どういう訳か、明かりひとつない夜闇の中が、手に取るように分かるのだった。

 不気味なほどの静寂が町を支配している。誰の声もしない。まるで時が止まったかのようや有様に、秋乃は呆然とした。一体何が起きているのか、と疑問に思う。それから、冬人の身を案じた。屋上から駆け下りて、学校を飛び出す。乾いた足音だけが響いて聞こえた。

 止まった車。

 明かりのついていない家。

 無音。そして、暗闇。

 秋乃は町中を歩きながら、徐々に不安に蝕まれていった。おーい、と誰かに向かって声を掛ける。誰か居ませんかと尋ねても、誰も返事しない。この世に自分ひとりだけしか存在しないような、そんな心細さが芽生え始めた。

「もしかしたら、冬人はここに来ていないんじゃないか」なんてことまで考えてしまう。「とにかく、誰か探さないと」

 独り言を言いながら、秋乃は町を散策した。一軒一軒訪ねて回ったが、住民は居なさそうだった。そもそも、生活感がない。また、不可思議な収まりの悪さが見受けられる。と言うのも、背景と物──車だとか家だとか──がどうにもズレて感じられるのだ。確かに目の前に存在するのだけど、触れてみれば思ったものとは何かが違う。騙し絵のような浮遊感。背景と物とが別々のレイヤーに乖離している。或いは、映画スタジオに用意された舞台。すべて、作り物という印象があった。

 寂れた道を進みながら、いつの間にか、秋乃は自宅へと帰っていた。自宅と言うには、些か愛着のない故郷である。恐る恐る扉を開けて、中を覗いた。やはりと言うべきか、誰もいない。敷居を跨ぎ、自室へと向かう。ベッドの上には、毛布が乱れていた。学生鞄は見当たらない。飲みかけのコップが机に置かれている。ここには生活感があった。

 秋乃を更に困惑させたのは、壁に掛けられたカレンダーだった。そこには、今日が十月二十日であることが示されている。念のために、秋乃はピアスでも確認してみると──後数時間で日を跨ぐらしいが──確かにその通りだと判明した。

 だからこそ、余計に混乱してしまう。秋乃は壁に手を触れた。画面が表示され、電気が動いていることを知った。ネットも繋がっている。それは、ピアスが使えることから既に分かることではあった。だが、人も居ないのに、どうして使えるのだろう。

 秋乃はリビングに向かい、ソファーにもたれかかった。この状況を一体、どのように解釈すれば良いのか見当が付かない。終末というには綺麗すぎる。どこも崩壊していないし、死体もない。人間だけが、何処にも居なくなっているのだ。

「集団行方不明……」と、秋乃は呟いた。

 カーテンの開かれた窓の先には、夜中だと言うのに向かいの家が鮮明に見えている。これも、ひとつの異常だった。やけに視界がはっきりとしている。光は何処にもないのに、同時に影も存在していないのだ。暗いだけで、何も見えない訳ではない。

 秋乃は天を仰いで、暫く思案した。

「ここは一体?」思い出すのは、叔父の言葉。「湖の下の世界。ひとつ下の時層。ここは──未来」

 十月二十日に、世界はこうなると言うのか。秋乃はあまりに現実離れした事実に、思わず笑ってしまう。理解が及ばないからだろうか。分からない。下手な冗談と受け取ったのかもしれない──と、秋乃は頭の中で考える。思考と乖離して、肉体は勝手に笑い続けた。過剰反応だ。自分は今、おかしくなっている──

「意味が分からない」

 笑いも収まり、一息つくと、漸く秋乃はそう言った。次いで、涙が出そうになる。冬人が消えた五日後には、町はこうなってしまうのだ。そんな恐怖と拒絶反応から、身体がどうすれば良いのか判断に困っているのだろう。多少の疲れもある。目頭を押さえると、秋乃は立ち上がった。

 足元から何か音がして、秋乃は自分が何かを踏んだことに気がつく。足を退かして、その場に屈み、つまみあげた。それは一枚の色褪せた写真。秋乃と見知らぬ妙齢の女性のふたりが映っていた。ふたりは仲良く横に並び、微笑を湛えている。まるで家族写真のような印象を受けた。

 しかし、秋乃にはこんなものを撮った覚えはない。訝しみながらも、秋乃は写真をポケットに仕舞う。家を出ると、冬人が時計台に居るのではないかと思い付いて、自転車に跨った。四季クラブの活動拠点であるし、湖のある森にも近い。

 ペダルを踏み、先を急ぐ。やがて、時計台が目の前に見えてきた。すると、突如として道に人影が。驚いて、秋乃は足を止める。ヘッドライトに照らされるまでもなく、彼女の顔がよく見えた。

「晴村さん……どうしてここに?」

 晴村は首を傾げて見せると、にっこりと笑った。

「私も分からない」

「……は?」

 秋乃は驚いて、言葉を失う。

「本当は、ここに来る予定なんて無かったんだ」と、晴村は呟いた。「貴方たちふたりを助けに来たの」


 秋乃は自転車から降りて、ふたりは時計台の入り口前の段差に座っていた。中に冬人は居なかった。秋乃は膝に腕を置いて、頬杖をつく。晴村を横目に、水底の世界へと視線を動かした。街灯や家々は暗闇の中からぼうっと浮かび上がっている。それを傍目に、秋乃は幽霊もそのように見えるのだろうか、と考えた。

 ふと、秋乃は口を開き、

「晴村さんはここの事を知っていたんですか?」

「ええ、まあ」

「どうして?」

「どうしてって?」晴村は聞き返す。

「いつから知っていたんですか?」

「ずっと前からだね」

「それはつまり、いつですか?」

「この世界が出来上がる前から」

「ふざけないでください」

 秋乃は立ち上がった。晴村を見下ろしながら、明後日の方向を指差す。

「これは一体、何なんですか。僕には、まるで、終末のように見える。でも──」

「でも?」

「何か違う」

 晴村は一瞬、目を見開いた。鼻息を漏らして、秋乃の指先を追って遠くの方へと顔を向ける。一度口を開きかけて、噤んだ。呼吸を躊躇うように、秋乃には見えた。

「……ここは確かに、終末とは少し違う」晴村は言葉を探すように言った。「言うなれば、未確定未来」

「未確定未来……」

「時層のことは聞いたの?」

「ええ、聞きました」

「じゃあ、分かるよね。この世界には幾つかの時空間の層がある。ここはその最下層。と言うより、本来ならまだ何も存在していない、状況なき場所だけの空間だった」

「それってどういうことですか」

「貴方たちが住む世界より下には、時層は存在しなかったの。だけど、冬人君が落とされてしまったことによって、無理矢理にこの空間が作られた。いわば、急場しのぎのハリボテね」

「は、ハリボテ? ええと、つまり僕たちは、世界よりも先に未来に来てしまったってことですか?」

「もっと言えば、運命が定義されていない時間帯に、ね」

「まるで意味が分かりませんよ」

 秋乃は苦い顔をさせ、顔を顰める。

「そうね。私にも分からない。こんな事は初めてよ。例えば、冬人君や秋乃君がこの最下層に居ると、未確定未来はどうなるのか。ふたりが居ると、ここはもう、未確定未来ではないからね。もしかしたら、ここはもう時層として確立して、更に下に未確定未来は移動したかもしれない」

「晴村さんは、含まれていないんですか?」秋乃は不思議に思って訊ねた。

「鋭い質問だね。そう、私は運命に縛られていないから、自由なの。だから、私はここに来ても大丈夫なんだけど、君たちが来てしまった。多分、それでこの世界は確定した。今日は何月何日?」

「十月二十日」

「うん。なら、五日後にはここが現実になる」

「そんな」秋乃は信じられないと言う思いで、口角を少し下げて、晴村を見つめた。「まさか……」

 晴村は秋乃から視線を逸らし、

「観測は事実を確定させる。そして、貴方が観測したという事実を、私がこの目で見てしまった。だから、十月二十日は確定される」

 秋乃は頭を抱えた。

「なんてこった……」

 晴村は厳かに頷く。それから、

「どう? 初めてタイムトラベルした気分は」

 と、溜息をついた。


 落ち込んでいた気分から脱すると、すぐにふたりは冬人の探索を再開した。晴村は秋乃に、ピアスから呼び掛けることを提案し、その通りにしてみると、びっくりするほど簡単に通じた。そう言えば、電化製品は普通に動くのだったことを、秋乃は思い出した。何故、今まで思いつかなかったのか、不思議である。

 冬人は現在、自宅に居るという。秋乃と同じく、様子を見に行ったのだと。晴村は自転車を持っていなかったので、二人乗りすることになった。運転するのは晴村である。完全に主導権を奪われていた。

「冬人君、怪我はしてない?」晴村が聞く。

「あ、はい。大丈夫です」

「朝から居なかったけど、もしかして、ここに一日中居た?」秋乃が尋ねた。

「多分ね」冬人の苦笑いする声がした。「でもね、変なことだけど、ここに居てもお腹は空かないし、喉も渇かなかったんだ。ここ、どうなっているんだろう?」

「未確定未来は、少し特殊だからね」と、晴村。

「未確定未来?」

 晴村はそれから、時層について彼に教えた。上に向かえば過去に遡り、下に向かえば未来に繋がっていくこと。そして、この終末の日は今から五日後の、十月二十日であることを。

「そう言えば、晴村さんはここまでどうやって来たんですか?」

 後ろから、秋乃が声を掛ける。ピアスから、冬人も聞いているだろう。

「隣町に通ずるトンネルに、非常階段があるでしょう。そこから降りて来たの」

「そ、そんな簡単にタイムトラベル出来ちゃって良いんですか」

「良いも何も無いよ。本来なら、誰もこのことを知らなかったし、気づかないでいるはずだった」

「はずだった?」冬人が繰り返した。

「そう。だって現に、今まで誰も知らなかったでしょう? 湖に落ちたら下の時層に落ちれることや、非常階段から行き来出来ることだって。やり方さえ分かれば誰にでも出来る。重要なのは、それを教えないこと。そうすれば、誰にも出来やしないからね。でも、誰かさんがそれを破った」

「了君を落としたんですね」秋乃が答えた。

「本当にもう、困ったよね」晴村が苦笑して、肯定した。「それで露見したんだからさ。参っちゃうよ。だから、これは私たちの秘密ってことで」

 冬人邸に着くと、ふたりは自転車を置いて玄関に向かった。秋乃は、屋敷の大きさに再び圧倒された。くっきりと浮き彫りにされて見える今は、その存在感が凄まじい。そんな秋乃の様子に気付いてか、晴村はそっと、「凄いよね」と耳打ちする。個人回線を利用した、秋乃にだけ届く声だった。

 晴村が玄関戸をノックする。「助けに来たよ」と、彼女は言いながら、冬人が来るのを待った。やがて彼から、鍵は掛かっていないことを告げられる。

「時計台からここまでは遠かったでしょう? 少し休んでいってください」

 秋乃と晴村は顔を見合わせたが、すぐに頷き合った。冬人の家には初めて上がる。それも、こんな豪邸にはお目にかかれたことがない。些か緊張してきて、秋乃は唾を飲み込んだ。とは言え、転校初日のそれとは違う。場違いな感情ではないかと思い、面白くなった。

 中に入ると、スリッパが用意されていた。それに履き替えると、秋乃たちの元に冬人の姿が現れた。

「こっちだよ」彼の先導の元、リビングへと移る。「秋乃君も、晴村さんも、うちに来るのは初めて、ですね」

 長い渡り廊下を歩きながら、冬人が言った。リビングルームは、シックな色合いで整っており、落ち着いた雰囲気があった。三人は適当な椅子に座ると、

「ここで冬人は何をしていたの?」と、改めて質問した。

「僕はまず、ここが何なのか気になったんだ。少し辺りを散歩して、何だかのっぴきならないことになってる、というのはすぐに分かった。だから、今度は自分の家はどうなってるんだろう、って。そうしたら、秋乃から連絡が入った」

「どうして連絡を入れてくれなかったのさ?」

「いや、僕もやってはみたんだ。落ちてすぐにね。でも、誰にも通じなかった。まさか、秋乃も本当にここに来るとは思わなかったし、それに、その、晴村さんも……」

 晴村はうんうんと頷いて、

「で、君はこれをどう見る?」と、冬人に小首を傾げてみせた。

「これはまるで、終末ですね」

「終末か」秋乃は相槌を打った。

「うん。人だけが居なくなった世界だからね。ここが人類の絶滅した未来だと言われても、僕は疑わない」

「だとすれば、人はどこに消えたと思う?」晴村が問いかける。

「それは──どうなんでしょう。もしかすると、僕らに見えないだけで、実際にはそこら中に居たりするかもしれません」

 秋乃はふと、身長よりも高く大きな窓を見た。外には誰の姿もない。冬人の、そこら中に居るという言葉から、彼らが空気中に舞っているところを想像した。それは煙突から噴き出す煙のように蔓延し、雪のように降り注ぐだろう。しかし、そんなものは目に見えないし、風も吹いていない。やはり奇妙な空間なのだ。ここに人が居るとは、秋乃には思えなかった。

「私はね、そもそも最初からここに誰ひとりとして、人は居なかったんじゃないかなって考えてる」

「誰も居ないんですか、未来なのに」秋乃は眉を顰めた。

「未確定未来」と、晴村は訂正する。「単なる未来とは違うんだ。これは、時層の特徴でもある。普通、時間と言うのは連続的に繋がっているものでしょう。昨日、今日、明日というふうに、日にちを区切ることはあるけれど、実際には一分一秒針が動くことで、午前零時を跨ぎ、日付は変わる。でも、時層は少し違う。時層は、階層のようなもの。地上三階にある世界と、地上一階にある世界、というふうに、高さで時間を区切っている」

「どうしてそんなことを?」秋乃が口を挟んだ。

「タイムトラベルのため」晴村は答える。「そもそも、タイムトラベルの方法に非常階段を使うからね。必然的に、高低差を時間の向きと同一にすることになった訳」

「じゃあ、湖から落ちる方法は、邪道なんですか」冬人がおずおずと訊ねた。

「邪道?」晴村は吹き出した。「いいえ。これは後から加えた方法ではあるけど、下の階層に向かう時には、こちらの方が早かったりするからね。結構使うよ──痛いけど。でも、ひとつ問題があって。湖から落ちていけるのは、既に作られた時層だけ。つまり、下に時層が存在していないのに落ちるなんてことは、普通危なくてしないんだ」

「え──」冬人が声を失った。

「よく助かってたなあ」秋乃が他人事のように言った。無論、冬人のみならず自分についても言及している。

「本当だよ。時層の下には大きな穴が空いているんだ。私は便宜上、それを未確定未来と呼んでいるけど、実際には虚無に近いでしょうね。それとも、ブラックホールの方がイメージしやすいかな。吸い込まれたら散り散りになって、二度と戻れない。そんな感じ」

 秋乃は晴村の言葉を頭の中に広げ、あり得たかもしれないバッドエンドに打ちひしがれた。現実には、こうして助かったことだが、死んでいたかもしれない可能性については、考えが及ばなかった。

「なら僕は、一度死んで、生まれ直したようなものかな」冬人がそう笑った。

「冬人君って冗談言うタイプなのね」晴村は言う。

「いえ、特に冗談を言ったつもりはないんですけど……」赤面して、冬人は俯いた。

「あの、晴村さん」秋乃が呼ぶ。

「なあに?」

「時層って自分たちで作れるものなんですか?」

「さあ、どうだろう。非常階段から任意の時間帯まで移動することは出来るけどね。時層を新たに増やすのは、難しいだろうね」

「そうですか──だったら、あの、時層を増やす条件って何ですか?」

「それは──」晴村は人差し指を立てながら、「秘密。言ったら、絶対にやるでしょう?」

「いや、それは……」

 不満に思いながらも、秋乃は口を閉じた。確かに、知ってしまったなら、好奇心に負けて実行に移してしまうかもしれない。特に、未確定未来に落ちるような危険性が無いと保障されるならば、結果を知りたくて行ってしまうこともあるだろう。

 秋乃は腕を組み、首を縦に振った。

「宜しい。賢い選択だね。じゃあ、休憩も充分に取れたし、行こうか」

 晴村は冬人の用意した自転車に跨り、三人はそれぞれトンネルへと向けて出発した。自転車は非常口の前で停め、置いていく。扉を潜ると、階段があった。壁には地下三階と表記されている。それより下はない。つまり、ここが最下層なのだ。また、扉には十月二十日、と日付が書かれている。

 秋乃たちは五日前へと遡るために、ひとつ上の階層まで向かった。壁には地下一階と記され、扉には十月十五日とある。冬人が消えた日だ。扉を開け、三人はトンネルを出て行った。外は真っ暗で、何も見えない。ピアスは日付が変わったことを知らせてくれた。元の世界に戻った、と秋乃は感じる。

「今、秋乃君の叔父さんを呼んだから、少し待ちましょう」

「え?」冬人がびっくりしたような顔をした。

「どうしたの?」秋乃は聞いた。

「いや、何でも──」

 暫くしてから、晴村の言う通り、雷田が自動車に乗ってやってくるのが見えた。トンネル内をヘッドライトが照らし、非常に眩しい。目を細めながら、秋乃と冬人は後部座席に座り込む。晴村は助手席に座った。

 やがて、音もなく車は発進した。前に座る彼らには、聞きたいことが沢山あったが、疲労と眠気の所為で口が開かない。隣を見れば、冬人は早くも眠りに落ちている。秋乃も釣られてしまい、目蓋を閉じた。首が前に倒れる。それは睡眠と言うよりも気絶に近い、一瞬のことだった。

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