第8話  グロやエロが多すぎる場合

これも作者によっては陥りやすいパターンですね。

グロいシーンやちょっとエッチなシーンは、ヒット作には大抵はあるものです。

例えば大ヒット作で言えば、『リゼロ』にはグロシーン、『このすば』にはちょっとエッチなチーンがある事は知っている方も多いのではないでしょうか。

それぞれ見る側としてはドキドキしたり、購読意欲がそそられる場合が多いと思います。


ただそれもバランスの問題で、あまりに偏っているとマイナスとなります。

例で言えば、『リゼロ』にはグロシーンもありますが、『平和なシーン』も多く書かれています。

『このすば』の場合も、キャラがお馬鹿な事をしているシーンが印象深いですが、要所要所で真面目に戦うシーンもあり、上手くバランスが取られています。


流石は大ヒット作と言うべき技量ですね。


しかし、こういったことを疎かにすると、読む側としてはうんざりします。

読んでも読んでもグロ、グロ、グロ。またはエロばっかり。


メリハリがないのですね。

こういった比重の問題は、プロになっても結構陥ります。

書きたいシーンや需要を考えるすぎるあまり、ドツボにはまるパターンですね。


対策としては、グロテスクなシーンがある場合、『癒やしとしてのシーンを多数入れる』。

エロの場合、そればかりではなく、話の締まりとして真面目なシーンを多少は入れる。それだけでかなり印象は変わります


あとは、単純にグロやエロの描写が『濃すぎる』場合もあります。

描写力が凄すぎて、生々しい、読んでいると顔が引きつるレベルの内容ですね。


これは『調整』してください。他のライトノベルを読んで、『どこまでのグロなら大丈夫か』、『どこまでのエロなら許容されるのか』、そのバランス感覚を養うことで良作へと繋がります。

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