第17話 お仕置き?ご褒美?

 ピンポーンと鳴らして茉桜に着いた事を伝える音を鳴らす。


 とん、とん、とんと階段を降りてくる音が聞こえる。


 ガチャリとドアが開いて茉桜が顔をだす。


「待っていたわよ」


「ちょっと遅なった、ごめんな」


「さ、入って」


 部屋に入ると茉桜が近づいてきて抱きしめながら胸に顔を埋めてきた。


「この前のお仕置きをしないとね」


「え?」


 埋めていた顔を上げてこちらをジッと見てくる。


「この前ゲームセンターで私はゲームをやってもビリだからいてもいなくても変わらないって言ったでしょ?」


「そこまで言ってへんよ!?」


「ダメ。ご主人をバカにしたらお仕置きって教えたでしょ?」


「えぇ」


「ふふ、お仕置きされるのに喜んでるのかしら?。私に躾けられるのが嬉しいみたいね」


「別に喜んでへんもん」


 抱きしめたまま服の中に手を入れて背中を撫でるように触る。


「いい体しているわね」


「恥ずかしい」


「恥ずかしいのも嬉しいんでしょう?」


「そんな事ないもん」


「かわいいわよ」と言うとスッと離れてクローゼットに向かい、犬耳カチューシャ、犬の尻尾が付いているミニスカートと毛がフワフワ付いているブラ、犬の手、首輪を取り出した。


「さ、これに着替えてね」


「ええ、なにそれ?」


「お仕置きって言ったでしょ?それにこの前ゲームセンターでの勝負勝ったから叶彩にコスプレさせる権利があるのよ?」


「さすがに、それわ...」


 恥ずかし過ぎてそんなん着れるわけないやん!いや、絶対着いひん!しかも勝ったんウチやし!


「とても似合っているわよ叶彩。かわいい、とてもかわいいわ」


 えらく興奮している茉桜。


 着ないと決めていたのに三分も経たないうちにその決心は覆った。


 別にお仕置きされたいからじゃない、絶対無い!


 ただ、上目遣いで茉桜にお願いされただけ、めちゃくちゃかわいかった。


 露出が多い、腕で体を隠すようにしながら「恥ずかし過ぎる」と言って茉桜を見る。


 茉桜の息遣いからかなり興奮しているのが分かる。


 ウチのこの格好みて興奮してるんかな、それやったら嬉しいな。恥ずかしいけど茉桜が喜んでくれてるし、それにウチもなんかドキドキしてきた。


「茉桜、好き」と言って抱きしめる。


「ふふ、私も好きよ。その服のせいかしら?尻尾を振って私に触ってとおねだりしてくる犬のようだわ。ゾクゾクする」


 抱きしめ返してくれる茉桜の手は背中を撫で、スカートの中に手を入れてお尻を撫でる。


「よしよし、いい子いい子。叶彩、今から喋ってはダメよ?ワンと言う事は許してあげる。それ以外はダメよ?分かったかしら?」


「ワン」


「いい子ね」


 どうしよ、めちゃくちゃ興奮する。ウチこんな扱い受けてるのになんでドキドキしてしまってるんや!


「発情しちゃったのかしら?息を荒くしちゃってかわいい。もっと撫でてほしい?もっと触ってほしい?ちゃんとおねだりしてみなさい?」


「ワン、ワン」


 ワン意外に話す事が出来ない中どうやっておねだりをすればいいのか。


 触ってほしい、撫でてほしい。どうしよ、どうやっておねだりしたらいいんやろ。犬ならどうする、そう考えた結果。


「ワンワン」と言って茉桜のほっぺたをペロッと舐めた。そのまま耳を舐め、首、首筋を舐めてご褒美ちょうだいとアピールした。


「んっ、ん、上手ね。でもまだダメよ。ご褒美がほしいならもっと頑張ってみなさい」


「ワン」


 もっとしたらご褒美がもらえる。そう思うと茉桜をベッドに押し倒して服を捲り上げてお腹、おへそ、おへそまわりをペロペロと舐め始めた。


「あぁっ、ん、こ、こら」


 めちゃくちゃ興奮する。茉桜の体綺麗や、もっと舐めたい。


 味がするわけではないが好きな女の子の体をペロペロと舐めて美味しいと感じ、どんどん舐めるペースが加速する。


 服を完全に脱がして茉桜の黒いブラが見える。


「もう、すっかり発情しちゃってるわね」と言って茉桜が起きあがろうとしたが「ワンワン」と鳴き、ブラをずらして胸を、硬くなった乳首を舐め始めた。


「んぅっ、あ、あっ、ん...っ!ちょっと」


 かわいい、茉桜、好き、好き、大好き。


 普段運動をしている者の力と比べると茉桜の力は劣り、押し返そうとしてもなかなかうまくはいかない。


 茉桜が気持ちよくなっている声が聞こえてくる。飼い主に好きと伝えようとする犬のよう、喜ばせようと頑張る犬のように舐め続ける。


 舌先で茉桜の乳首を舐めていると口の中に指が入ってきた。押し返せないと分かり、暴走気味に悪さをする口を止めてきたのだ。


「んん」


 はあはあ、と荒い息をしながら「もう、すっかり犬になっちゃったのね。でもダメよ、飼い主の言う事を聞かない悪い子には躾をしないと。そこに四つん這いになりなさい」と言ってきた。


「ワン」と言いながら体勢を変える。


 茉桜は四つん這いになった体の横に膝をつき左手は口の中に中指と人差し指を入れて「舐めたいならこの指を舐めなさい」と言って指を舐めさせた。右手はお尻を撫でている。


 犬の尻尾が着いたスカートを捲り上げ、右手で下着を少しズラす。焼けていない白い肌の綺麗なお尻が見える。下着は太ももあたりで止まっている。


 小さい吐息が漏れながら必死に指を舐める。


 ああ、恥ずかしい。茉桜に見られてる。


「ん、ん」


 口がずっと空いたままで指を必死に舐めているとヨダレが零れ落ちそうになり、飲み込もうとするが「ダメよ、そのまま犬のようにヨダレを垂らしながら私の指を舐め続けるのよ」と言って露になっているお尻をパンッと叩いた。


「あん!」


「あん、じゃなくてワンでしょ?」と言ってまたお尻を叩く。


「ぁん、ワン」


 またパンッとお尻を叩く。


「ワン!」


 ついにヨダレが零れ落ちる。


 ポタッポタッとヨダレが零れ落ち、茉桜の手にも指を伝ってヨダレが絡み付いていきベトベトになっている。


 その後も何度も何度もお尻を叩かれた。


 ん、んぅ、痛い...でも、なんでやろ、気持ちぃ。アカン、ウチなんでこんなんで喜んでんねや。


「ふふ、お尻を叩かれて気持ちよくなっているのかしら?」と言って口から指を出す。


「こんなにヨダレでベトベトにして。ほら、舌を出して舐めなさい。ちゃんとキレイにするのよ」


「ワン」


 言われた通りに手についている自分のヨダレを舐めるが口の中も口の周りもヨダレでベトベトになっている。あまり意味がない。


「仕方ないわね」と言って顔を横に向けさせて手をベッドに手をついてキスをしてくる茉桜。


 ヨダレを舐めとるようにキスをする。


 横にいた茉桜が後ろ、お尻の方に行った。


「ふふ、赤くなっているわね」と言いながらお尻を撫でる。


「それに、こんなに気持ちよくなっているじゃない」と言ってさっきキレイにした口とは違う口から垂れているヨダレを指で絡めとり、目の前に指を持ってきた。


 さっき見たキレイにする前の茉桜の指のように絡みついている。


 こんなになってるんやウチ、お尻を叩かれて指を舐めてただけやのに。


 赤く、熱くなっているお尻に茉桜の柔らかい唇が触れる。


 ビクッと体が震え「ぁん」と声が漏れる。


 ペロペロと赤くなったお尻をかわいがるように舐め出した。


 体に力が入っていく。


 やばい、これ、どうしよ。


「ふふ、かわいいわね。どんどん溢れて出てきているわよ?これ」と言ってまた指で割れ目をなぞるように零れ落ちそうになっているヨダレを絡めとる。


「ぁん、ワ、ワン」


 お尻をペロペロと舐めながら割れ目を指で下から上になぞり、今度は上から下に、ゆっくり、じっくりと触る。


「んっ、あっ、あん、ワン」


 ダメっ、ダメ、いや、気持ちぃ。


 四つん這いになっていたが快感に負けて上半身が崩れ落ちる。


 完全に服従のしてしまっている。体は茉桜のやりたいように弄ばれ気持ちよくされてしまっている。


 入り口を探すように指が動いたと思ったのも束の間、ヌルヌルになっているヤラシイ所は何の抵抗もせずに待っていたと言わんばかりにニュルっと茉桜の指をくわえた。


 お尻にキスをされ、舐められ、噛みつかれながら指で敏感な所を探すように刺激される。


「っ...!ん、ぁ、ん」


 ダメ、こんなん、無理、我慢出来ひん。


 イッ...ク。


 体が震え、くわえていた茉桜の指に果てた事を伝える。


「ふふ、ヒクヒクさせて、かわいいわね叶彩」


 茉桜が背中の上に乗ってきてペタンとベッドに二人して倒れる。


 背中に優しくキスをして「また、してあげるわね」と言ってきた。


「ワン」


「ふふ、いい子いい子」

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