応援コメント

第17話 鹿之助、堕落(だらく)する」への応援コメント

  • なるほど、貴種流離譚はまれびと信仰の亜種なんですね、知りませんでした。確かに言われてみればその通りですね。興味深いです。

    作者からの返信

    光源氏が須磨に流されたのも、そういうお話の変形なのかも知れないですね。
    平家物語で平重衡が囚われて関東へ送られる途中の千手の前との逸話も……。
    他にも探してみると、面白いかもしれません。

  •  手元にある民俗学辞典によれば、柳田國男が「神道と民俗学」という著書で客神(まろうどがみ)について述べているのですが、「門客神やアラハバキ(所謂土偶のトンデモ神のアラハバキとは別)と呼ばれて外側から附着したばかりの姿をしているのは主神に対してよそよそしくて未だ馴染まぬ状態を示す」、つまり着替えもせず旅人の様な姿のまま祀られて居るのが馴染まないという事でしょうが、柳田は「主たる神がこういった依附を寛大に認めるだけでなく、むしろ喜び給うという想像があったのだろう」と解釈しています。

     柳田説を鑑みると、冒頭でお書きになられているような客人が歓迎されていた事の反映なのでしょうね。

    作者からの返信

    出雲弁や東北弁、いわゆるズーズー弁と言われる方言は、かつて京都で喋られていた言葉だと聞いたことがあります。それが旅人や商人たちを通じて全国に伝わっていったのでしょう。
    ただ何故か、いつの時点かで、出雲ではその更新がされなくなって、現在でいう出雲弁として残ったのだとか。
    そうなると、ある時代を境に出雲地方が急に閉鎖的になったのか、とか考えてみると面白いです。