第22話

零「何だもう朝か」

と気だるい体を起こし何か自分がトラックに轢かれる夢を見た気がする。

体を見てみるとびっしょりと濡れていたぬで風呂に入ってさっぱりした。


いつも通り学校に向かっていると

三咲「何かいつもより少し元気ないみたいだね」と少し心配ぎみに言ってきた。

零「あぁ自分がトラックに轢かれる夢を見たからちょっとな」

三咲「縁起悪いこと言わないの‼️」

と少し怒りぎみに言った。

零「そうだな」

っと笑った。



そして放課後三咲が

三咲「今日は久しぶりに一緒に帰ろうよ🎵」

と言ってきたので

零「あぁ久しぶりに帰ろう」

と言ったのだが少し前にもこんな会話したような気がするのは何故だろう?。

三咲「どうしたの早く帰ろうもしかしてあたしと一緒に帰るの嫌?」

と少し悲しそうに言ってくるので

零「むしろ久しぶりに一緒に帰えれるから嬉しい」

と言ったら。

三咲「にっひひ~」

と少し無邪気な子供みたいに笑った。


しばらく駄弁りながら帰ってると

パリンッと何かが弾けて

(三咲「小学生の頃はよくどっちが先に帰るか競争してたし久しぶりにやろうよ」 

???「いいぜ絶対負けないからな‼️」

三咲「さっそくダッシュで行くよぉ」

と先に走った。

するとトラックがもうスピードで三咲のもとへしかも三咲は気づいてないみたいだ。

???「三咲ッ」

と咄嗟に突飛ばした。

三咲「何するの......よ」

その瞬間

ドゴーンキュルルルドガーンと凄まじい音を鳴らしながら目の前で幼馴染みが轢かれているのを私は見てしまった。

三咲「嘘 ..... でしょ   あたしを..... 庇って   あんた  が   死んだ   何て」

私は急いで近くに倒れている幼馴染みのもとへ向かった。

そこには手と足がぐちゃぐちゃになってもう助からないと見てわかるほどにボロボロになった幼馴染みがいた

???「あ..........ぁ.....よ.....が..た.....ぶ.....じ

だ.....た.....ん.....だ.....ね」

と苦しみながら何とか言葉にする幼馴染みに

三咲「何であたし.....何かのために.....あんたがッ死ななきゃ.....ならないのよ」

と誰にあたがるわけもなく泣く幼馴染みに

???「す.....き.....だ..........か.....ら.....だ.....か.....わ.....ら.....っ.....て」

欲しいと言おうとしたのだろうかそれを口に出来ずに幼馴染みはこの世から逝った

三咲「あたしもあんたの.....こ.....と.....好きだったよッ零くんっ」)

わずか3秒もかからずにその映像?を見た直後

三咲が

三咲「小学生の頃はよくどっちが先に帰るか競争してたし久しぶりにやろうよ」

さっき俺が見たものと同じことを言った俺は

零「いや急に車とかが来たら危ないしやめよう」

と言うと

三咲「吊れないなあ先に行ってるから早く追い付いて来てね」

急にトラックがスピードを上げて三咲めがけて突っ込もうとしていた

零「三咲ッ」

と咄嗟に自分の方へ引き寄せた

三咲「ちょっ何よ急に」

するとトラックが勢いよくガードレールにぶつかった。

三咲「ありがとうあんたがいなきゃあたし死んでたかもしれないからそれはそうといつまであたしに抱きついてるのよ離しなさい」 

と少し照れながら言ってきた。

零「あぁ.....急に抱きついたりしてごめんな」

三咲「いぃ~よ全然むしろもっとしてほしいとか思ってないし」

後半がよく聞こえなかったからもう一回言ってと言ったら

三咲「うるさいば~かッ」

と今度は怒ってきた照れたり怒ったり忙しいやつだなととりあえず三咲を救えて良かったなと改めて思った。

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