第36話 応接間にて
応接間に到着すると、母上が待っていた。
母の名前、アイラ・フォン・エッグラース。
エッグラース夫人と呼ばれている。
母上はアイリーンに近づき話をしていた。
その後、母上はアイリーンとメイドのプラリネを引き連れて部屋を退出した。
どうやらテラスに向かうようだ。
俺は応接間の机の向かいに父上に対峙する。
父上の名前はユキト・フォン・エッグラース。
元エッグラース辺境伯にて、現在は王都の親衛隊の一員だ。
「して、王宮の突然の呼び出し、わしは何も聞いておらんが、何か心当たりがあるのか?」
「ええ、父上、私が王宮に近い将来起こる国難について書簡にてしたためた為でしょう」
「む? 国難じゃと?」
「はい、私は近い将来、この国の根幹を揺るがす事件が起こると予測しております」
(まさか実際未来を見てきた何でいうわけにもいかないからどうやって説明するかはその辺ぼかしながら説明する必要があるが)
ハルトは最初の3年、その後の2年の経験を得て、実年齢15歳にして精神年齢は20に達ししていた。
――これから話す言葉を選びながらハルトはどうやって話すか悩むのであった。
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