第17話



 王都中心部に聳え立つ城。


 高い塀には騎士団が交代で門番を勤め、門を超えた先には大きな庭園がある。そこには代わり映えのない景色があった。


 ここに俺は何回か来たことがある。


 俺も元貴族の一員。父と母に連れられ、二人と手を繋ぎながら散歩した思い出がある。


 十年も前の記憶。


 懐かしいなと感慨に耽りつつ、足を緩めることなく城の中へ。


 今日は英雄の会合の日。


 七英雄の紋章に選ばれた俺と他英雄との顔合わせという名目だ。


 だから、それなりの格好をしている。


 ティリアとリティが選んでくれた服だ。金は侯爵様がくれた。


 本当、あの人にはお世話になっていて頭が上がらない。娘の恩人だからといって色々と無償で施してくれるのだが、いずれは恩を返さなければいけないだろう。


 そんなことを頭の隅っこに置きつつ、城内で事務仕事をしている貴族へ書状を渡し、引き継がれた案内役の後ろを着いていき城を練り歩く。


 城内には多数の貴族が居た。


 通路でひそひそと話し合う者、部屋の中で怒号を飛ばして口論する者。


 内政を業務にしている貴族達だろう。


 遠くから俺と目が合うと若造がほっつき歩いていることを不審に眺め、すぐに得心がいったような顔をしている。


 英雄の話は巷で噂になっているし、推測は容易だろう。英雄の会合が行われている話も多分周知されているはずだし。


 中にはわざわざ確認してくる貴族も少数いたが、俺の方から英雄たる証を見せて挨拶した。


 相手がどこぞの貴族だろうと取り乱すことはない。服装も完璧で、英雄の立場が強いことは知っている。それに俺は既に貴族じゃないから、面倒な柵なんて無いのだ。


 そうして待合室に通され、暫く時間をもて余していると兵士の格好をした者から呼ばれて謁見の間へ通される。


 荘厳な扉の前まで案内され、深呼吸した。


 王様と会うことなど滅多になく、緊張する。


 三人の英雄についても会う機会は無く同様だが、そちらのほうは何とかなるだろうと勝手に思っているが。


 あの同期である剣聖センラですら上手くやっているのだ。性格が悪いあいつですら可能なら俺でも上手くやれるはず。


 個人的には賢者や聖女とは仲良くしたい。下心とかなく、純粋にだ。


「ふぅ……」


 挨拶が肝心。第一印象を良くしていこう。


 サッと首元の折れ目を確認し、服装に乱れが無いように伸ばす。どこもおかしな点はない。大丈夫だ。


 俺は扉の前で待機している兵士に開いてもらい、赤い絨毯の上を進む。


 最奥で数段高い玉座には国王が座っている。横には宰相。


 手前には剣聖と賢者と聖女がいた。


 防衛戦で活躍した三人の英雄だ。


 剣聖センラは半身を潰されたと聞いたが既に全快しているようで、他二人も魔力枯渇までいったそうだが、顔色は良さそうだった。


 そんな英雄達はそれぞれ部下も引き連れていて、後ろに控えさせている。


 俺だけ一人か、と思いながら進み、他英雄と並んで国王陛下へ片膝を着く。


 俺だけポツンと一人。浮いているような気がする。


 書状に一人で来いとは書かれていなかったが、謁見と英雄の会合だから単身で来るものだと思っていた。まあ、もし俺と一緒に来てくれる二人の少女は今頃、学園の授業中でそもそも来れなかったのだろうが。


 剣聖センラは俺を一瞥すると露骨に舌打ちしてくる。いきなりなんだと、そう思いながら床に視線を落として国王陛下の言葉を待った。


 列は左から聖女、賢者、剣聖、俺の順である。


「英雄たちよ。よくぞ、集結してくれた。そして、此度の国を救った英雄に我輩自らが感謝を送ろう」


 玉座にいる小太りのおっさんが肩肘を着いて偉そうに言ってくるが、俺達は少し頭を下げて感謝の言葉を有り難く受け取る。


「ええ、では今回の魔物の王が襲撃した際、英雄となった者は名乗りをあげなさい」


 隣の宰相が引き継ぎ、俺に発言を求めてきた。


「はッ、ハルトと申します。王立学園を卒業し、現在は冒険者をやっております」


「ほう、学園卒業生か。家名はない平民出身なのかね?」


「いえ、ローウェスト家にお世話になっていました。」


「うむ、あのローウェスト家か。やはり名家、素晴らしいな」


 宰相がうんうんと頷いているが、俺は嘘を言っていない。わざと名乗っていなかったが、都合良く勘違いしてくれているようだった。


 このままでは父親に何か話が行きそうだが、上手くやってくれるだろう。小さい頃から見ていた背中は世渡り上手だったからな。


「では、いくつか確認の後、称号の授与式に入る。今回は簡易的になってしまうが、聖堂教会からの正式なものである」


 といって、いくつか質問をされて返す。


 武器は何を使っているかとか、現在はどこを拠点にしているか等だ。


 直ぐにそれが終わると授与式だ。


「聖女様。英雄の紋章を確認して頂いてもよろしいかな?」


「はい」


 平淡な声が玉座の間に流れた。


 立ち上がった聖女が前にやってきて、俺は少し顔を上げる。


 銀髪の女性だ。白を基調とした服装だが、顔の半分を黒い布で覆っている。目元は見えないはずだが、足元は確かに歩いている。どこか神秘的な雰囲気があった。


「手を」


 言われた通りに紋章が描かれた左手を差し出す。


 真っ白で細い手が重なる。


「……『聖霊の聖域』」


 聖女が、ぼそりと呟いた。


「また未知なものですな。帝国が有している英雄と同系統でしょう」


「『破壊の御手』『無音の調律』『生命の剥奪』だったか。しかし、ゴブリンキングを倒したという噂も我輩は耳にしている。『聖霊の聖域』弓師ハルトよ、今後に期待するぞ」


 宰相が顎に手をやって呟き、国王が相槌を打った。


 俺は期待の言葉に頭を深く下げる。


 しかし、よく分かっていないが、聖霊の聖域というものが称号なのだろう。フェリはやっぱり聖霊だし、聖女は一連の動作で力を見抜いたのかもしれない。


 さて、これで謁見はこれでお開きだろう。


 国王陛下も席を立とうとしているし、あと俺達がすることは英雄各自で自己紹介とか挨拶か。


「――お待ちください、陛下。発言のお許しを」


 そこで、隣のセンラが無礼にも国王へ言葉を掛けた。


「どうした、剣聖センラよ」


「ハッ、この者がゴブリンキングを討ったという話を私も耳にしております。しかし、この者は学園時代の同期であり、そこでは無能というアダ名がついておりました。無能のハルトという名をご存じではないでしょうか」


 宰相が国王に耳打ちして話している。


 流れ的に俺のことだろう。というか、やめろよ。それ今に必要ないことだろ。


「ふむ、何が言いたい?」


「英雄の力が覚醒したところで無能に変わりません。ゴブリンキングを討ったというのも、冒険者の力添えがあったからこそ。しかし、我々は目的を同じくする仲間として力を把握したいのです。そこで、英雄の力を披露するのは如何でしょう。例えば、セレモニーを開いて私とこの者が戦うなど……」


 めちゃくちゃ不穏なことが聞こえたんだが。誰と誰が戦うって。戦闘狂みたいなこと言うなよな。お前だけで勝手にやってろ。


「セレモニーだと?」


 勝手に話を進めないでほしいが、全力で抗議しようとしたものの国王が興味深そうにセンラを見ていて口をつぐむしかない。


「はい、もう少し先には王立学園で行われる総当り戦――通称、学園祭と呼ばれているものが開かれます。生徒たちが戦った後に、私とこの者が英雄としての力を存分に発揮し合い、国民へ示すのです。英雄の力を見せしめ、国の安寧を」


「……ほう、最後に英雄たちの対決か。面白いではないか。我輩も学園祭は毎年楽しみにしている」


「ハッ。しかし、その対決において、一つ頼みがあります」


「なんだ、まだあるのか。申してみよ」


「この者は学園在学中、能力もないのに授業をサボるなど、全てにおいて怠慢でした。セレモニーでも本気を出さない可能性がございます。なので、負けたほうが勝ったほうの言うことを聞く、という賭け事をしてもよろしいでしょうか」


「……内容によるな」


「この者の願いは知りませんが、私の願いはハルト・ローウェストの仲間である女、リーベルト家の者を妾にしたいと考えております」


「いや、おかしいだろ」


 思わず言葉が出た。


 それってティリアかリティのことだろ。本人の意思も確認せず、妾にするとか正気か。頭狂ってんだろ。


「うむ、それぐらいであれば許可しよう。剣聖に見初められるとは光栄だろうな。それで、そなたの願いは何だ?」


 俺の発言は見事にスルーされ、国王が許可した。ついでに願いを聞かれるが、俺はかぶりを振る。


「願いなどありません。剣聖の要望ですが、意思の確認もなく妾にするなど許される話ではありません」


「……我輩が許可したのに許されないと? 貴族の間ではよくあることだろうに。それに、誰へ物申しているか分かっているのか? 英雄になったからといって、思い上がるなよ」


「いえ、そういうことではなく……」


「まあよい。そなたの願いも考えておくことだ。では、宰相よ。セレモニーの手筈とリーベルト家の者へ話を通すのだ」


「は、お任せを」


 国王と宰相はそれだけ告げると去っていく。


 俺がおかしいのか。結婚なんて、貴族でもお互いが了承してだろうよ。政略結婚とかも渋々了承してから婚約するはずだ。


「有り難き幸せ」


 隣の剣聖センラが頭を下げ、口元には歪な笑みを浮かべていた。




「よう。そういうことだから、よろしくな」


 剣聖が立ち上がり、俺の肩をポンと叩いた。


 赤髪で整った顔立ちの男は口元をニヤニヤと浮かべ、目は見下している。


 俺は顔を見ることすら嫌で、俯きながら拳を握る。


「マジナイス、センラ」


「セレモニーとか、めっちゃ面白そうじゃん」


「無能なんて、ボコボコにしてやれよ」


 取り巻き達も立ち上がると、センラを讃えて面白おかしく声を上げた。


「おう、任せろ。無能が英雄になったって聞いたときは驚いたけどよ。調子に乗ってるこいつに分からせてやんねえとな」


「それな。にしても、リーベルト家か」


「あの二人だよな。可愛かったし、こいつには勿体ねえ。マジでナイスだったわ」


「だろ。飽きたらお前たちにも輪姦してやるよ」


「ははっ、さすが」


「やっぱ、センラは分かってんなあ」


 俺は今にもこいつらの首を締めたくなっていた。


 隣に聞こえているというのに、ゲスな会話を続ける男四人組。


 不快だ。顔も見たくない。


「はぁ、やっていることが汚いですわね」


 凛とした声に、男達が振り向く。


 こつこつと靴の音を響かせ、赤い絨毯の上に乗ってくる。顔を上げると賢者が俺の前に居た。


「あんたには関係ねえだろ?」


「そうですわね。ですが、同じ英雄でしてよ。さあ、立ち上がりなさい。新たな英雄を歓迎しますわ」


 手を差し伸べられ、立ち上がる。


「……ありがとうございます」


「わたくしの名はエレオノーラ。魔導国家ホルスタイン所属、『魔導の印』を持つ賢者ですわ」


「ハルトと言います。よろしくお願いします」


「ええ、先ほど聞きましてよ。さあ、聖女のあなたも自己紹介なさい」


「帰る」


 賢者が奥に居る聖女を呼ぼうとしたが、一言だけ残して神官を引き連れ、玉座の間から出ていく。


「まったく、まあいいわ。知っているとは思うけど……あれが聖堂教会お抱えの聖女リシアよ。『世界の導き』の称号を持っているわ」


 賢者エレオノーラが俺に親し気に教えてくれる。


 とても良い人だと直感した。


 剣聖はクズだし、聖女はあんなで先が思いやられていたが、賢者のような人格者がいて良かった。


「なあ、エレオノーラ」


 剣聖が俺とエレオノーラの話を遮り、割って入ってくる。


「なんですの?」


「そいつは無能で役立たずだ。お前が庇ったところで見返りなんて無い。それに、大賢者への口聞きも無しにしていいのかよ? あ?」


「っ。本当に、あなたのそういうところ嫌いですわよ?」


「オレ様はそういうお前が好きだぜ?」


「は、笑わせないでくださいまし。……申し訳ございませんこと。あなたと話すとセンラが機嫌を悪くするそうで。まあ、お互いに頑張りましょう」


 剣聖に弱味でも握られているのか、賢者が頭を軽く下げてくる。


 聖女が出ていった後を追うように剣聖達が続き、賢者も部下を連れて出ていく。


 センラは本当にクズ野郎だな。あの赤髪が憎たらしい。


 会合という話であったが、お互いに自己紹介なんてものはなかった。憂鬱な気分だが、俺も帰るとしよう。





 王城を出て、しばらく人気が少ない道をブラブラと歩き呆けた。


 帰ったら二人に何て言おうか。そればかりを考えている。


 剣聖の妾になったとしてメリットは多いだろう。死ぬまで安泰になるのは確定だし、王族と繋がりが持てるかもしれない。剣聖本人の顔も整っていて、何も知らない者なら憧れる地位だ。


 だけど、二人は望まないだろう。これまで一緒に居てそれぐらいは予想ができる。


 だからこそ、気が重い。


 俺がもしも負けたらと、そう思うと胃が絞られる。


 足取り重く屋敷まで戻ってきた。時刻はそれなりに過ぎている。


 門の前では侍従のサラさんが俺を待っていて、出迎えてくれていた。


 いつもティリアとリティのときは学園から戻る時間になると門で待機している姿を見ていたが、俺のときも出迎えてくれるらしい。


 彼女はこの屋敷に遣えている侍従で顔も合わせることが多いが、あんまり話したことはない。


「旦那様がお呼びです」


 開口一番に用件を告げられ、俺は頷く。


 出迎えてくれるというよりは、用件を言いたくて待っていたらしい。


 サラさんに案内され、後ろを着いていく。


 書斎に入り、挨拶もそこそこにすると侯爵様が真剣な表情をしていた。


 鬼気迫る様子に何事だと驚くが、発言された内容で納得した。


「ハルト君、セレモニーでは絶対に勝ってくれ」


 ――と、頭を下げてきたのだ。


 既に話は来ていたのか。宰相の仕事が早い。


 頭を上げてもらうように頼み、疑問を口にする。


「……断らなかったんですか?」


「断りたかったよ。剣聖の悪行も、ルーエン家の黒い噂も知っているからね……」


「では、どうして」


「……王家の烙印がある書状に断るなんてしたら、家は取り壊しで路頭に迷ってしまう。でも、娘のほうが大事だから、それでもいいのかもしれないが……私はどうすればいいのか悩んでいる。人生初めてだよ、こんなことは」


「そう、ですか。だけど、相手が剣聖となると、俺に勝てる確証はありません……」


「そうか。ならば、ハルト君が良いと言うなら娘を連れて他国へ亡命とかはどうだろう? 帝国なら受け入れてくれるだろうし、資金の援助はするよ」


 魅力的な提案だ。


 剣聖と戦わず、ティリアとリティを連れて他国へ行く。


 三人で冒険者をやったりして暮らすのだ。


 だけど。


「……あいつは追ってきますよ。どこまでも、粘着質なので」


 センラのしつこさは学園時代に味わっている。


 周囲を巻き込み、悪質な行いを平然とやる奴だ。


「……剣聖とは同期だったね。面倒な相手に目を付けられたものだ」


 ため息を吐き出した侯爵様。眉間を揉んで、頭を抱えている。


「……俺のせいです。申し訳、ございません」


 これは、俺が英雄となってしまったことから起因している。無能と散々貶していた相手が、同じ土俵に上がってきたことが気に食わなかったのだろう。


 俺を苛めるためなら、何でも良かったはずなのだ。


 ティリアとリティは、ただのとばっちりでしかない。


「いや、君が謝ることはないよ。しかし、どうしようか。対策なんて立てても無意味だろうし、相手はあの『輝剣の担い手』だ」


「……ええ、剣術を最大に引き出す能力でしたか」


「ああ、あの下級ドラゴンですら討ち倒した力だ。だけど、中級ドラゴンと同等なゴブリンキングを倒した君の力のほうが強いと思うが、分が悪いのかい?」


 どうだろう。ゴブリンキングのときは今までは溜めていた魔力を全放出したらしいし、今回は期間が短くて魔力の回復が十分ではないかもしれない。


「少し聞いてみてもよろしいですか?」


「誰にだい?」


「聖霊にです。――フェリ、出てきてくれるか?」


 左手の手のひらを置くと魔方陣が展開される。


 アホ毛が伸びて、パタパタと羽を動かして出てきてくれた。そのまま俺の肩に乗ったフェリは頬擦りをして、首にしがみつく。


「んっ。ハルト、こいつ、てき?」


 小さな指を向けて小首を傾げたフェリに、俺は慌てて手のひらで覆う。


「す、すみません、侯爵様。フェリ、こいつとか言っちゃ駄目だ。この方は俺がお世話になっている人なんだ。フェリには少し聞きたいことがあって呼んだんだけど、大丈夫か?」


「ん!」


 元気の良い返事に癖っ毛の一束を撫でると、フェリが嬉しそうに目を細める。


 俺は横目で侯爵様の機嫌を窺うと、奥で驚愕していた。


「それは……妖精なのかい? 話す妖精なんて初めて見たよ」


「いえ、妖精ではなくて、聖霊だと思います。城で聖女から称号を受け取ったんですが、名前は『聖霊の聖域』というもので、間違いなく聖霊かと」


「……聖霊だって? ハルト君、なら余裕じゃないか。剣聖に勝つことなんて造作もないだろう」


「……どうでしょうか。俺の魔力と直結しているらしくて、未だに魔力が回復していない様子なので」


「ほう、魔力直結。契約を結んでいる証ということかな?」


 俺は侯爵様に頷きを返しつつ、フェリと向き合う。


「なあ、フェリ。戦ってもらいたい敵が居るんだ。剣聖っていって、同じ七英雄の一人だ。全力で戦えば勝てるか?」


「よゆう。ハルトのてき、ぜんいんたおすよ?」


 心強い返事がきた。


「そっか、ありがとな。もう少ししたら、絶対に負けたらいけないやつがある。そのとき一緒に戦ってくれ」


「ん、まりょくためとく」


「ああ、頼むぞ」


 フェリはグーっと両腕を伸ばすと羽を動かし、俺の胸ポケットに入ってきた。ここで寝るらしい。俺は頭を撫でてから、侯爵様と向き直る。


「……問題ないようで、セレモニーでは勝ちます」


「ハルト君に感謝する。娘を救ってくれ」


「はっ、必ずや」


 俺は侯爵様の願いに、拳を胸に置いて応えた。

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