フレイバー/レッテル/セオリー

詩情という詩情が底をついたので

この話はこれで終わりだ!

ピリオドを打って一時間

突然 詩が書きたくなった


僕の心は感傷でいたたまれなくなった

それが僕の人生だった!


僕は今のところ死んじゃいないから

「人生だった」はおかしいだろう

しかし君、もしもある視点iから見たら

僕は死んでいたら、どうだろうか!


僕という人間は既に死んでいる?

例えば詩人の骨が突き出している

荒れ果てた地面の中から

そうしたら君はなんだと思う?


僕は、

ひざまづいて

「師匠」と呼ぶ。


馬鹿馬鹿しいと思うなら

笑ってくれて構わない。


目も当てられない醜態であれば

あなたは正しく機能している。


詩情は既にからっぽになり

あとには卑しい心根ばかり。

盲目として彷徨い歩き

滝に落ちれば万々歳!


僕はつまり、

人間は本当に難しいということを

知ってしまった。


(僕が僕の理想とする

美しい人間であるなら、

僕は僕を破壊する。)

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