電車
雨が降るか降らないか
そんな迷った空の下に
銀色の電車は僕を乗せ
走る!走る!走る!
塾と新書と整形外科の
胡散臭い広告とともに
昨夜の花火がまだ残る
はきだめのようなホームへ向かって……
何ひとつも為してこなかった僕が原因だ
雨が降るか降らないか
そんな迷った空の下に
銀色の電車は僕を乗せ
走る!走る!走る!
まだかろうじておぼえている
おもいでをこぼさぬように
今朝の光はまだ淡く
行き先さえも未だみえない……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます