シーヤは皆を部屋から出した。レイは部屋から出ると、みんなを見た。シーヤはもうイタチから元の姿に戻っていた。カルデはレイよりも背が低く年下のようで、目が青色で髪は綺麗な真っ白だった。ザカディーは薄汚れた白衣を着ていて、髪はぼさぼさの茶色で眼鏡の右のレンズにヒビが入っていた。そして両手には、お気に入りの本を3冊持っていた。シーヤは淡いピンクのロングヘアーで、希望に満ちた真ん丸い目を輝かせていた。カギラスは黄土色の短い紙の上に、縫って補強した跡がたくさんある帽子をかぶっていた。ケイグは黒髪で右腕に銀の輪を付けていた。ジィサは黒髪で手にはスパナを持っていた。シクマは藍色の髪の青年のようで、3657歳には見えなかった。

「やっぱり3657歳なんて嘘じゃないか」とケイグは鼻を鳴らしながら言った。