第12話 王の城

レイが夢の世界をじつくり見ていると、

"夢の世界から現実に行くには、夢の世界の王様から許可が下りないとできないので、城に向かいますよ" とキィダがレイに伝えると、キィダは勢い良く城へ向かった。 城に着くとレイはキィダから降ろされ、キィダは元の大きさに戻った。大きくて立派な門の前で2人は使いが来るのを待った。すると、

「何の御用でしょうか?」と使いが小さな窓を開けて言った。

「キィダです。今回はこの者を現実に戻すため、王に許可をいただこうと伺いました」

「わかりました。お入りください。その者の名は?」

「レイです」すると、

「ガラガラガラ」と大きくて立派な門が開いた。

「お二人とも。王のもとへご案内いたします」と使いは言いながら歩いて行った。レイとキィダは使いについて行き、レイは城の中を見回した。城の中はもちろん綺麗で、いろんな芸術品が並んでいた。一般的な城だが、生で見るのは初めてなのでレイはまじまじと城の中を見ていた。階段を上がり、階段から前の廊下を進み、大きくて立派なドアの前で立ち止まった。

「コンコンコン」と使いはドアをノックした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る