第7話 魔導士
”はじめましてレイさん。私は夢の世界の魔導師のキィダです。あなたはこの夢と現実の境目にいるのです。なので木ばかりで、それ以外に何もありません。あなたがどんなに夢と現実とで行き来ができる能力をお持ちでも、ここから出るには私の手助けがなくてはできません。なので私の言うとうりにしてください。” とキぃダは金色に光る文字を出した。レイは一部理解できないところはあったが、ここにいても何もないことは理解していたので現実に戻りたいと思い、
「言うとうりにする」とキィダに同意した。するとまた文字が浮かび上がってきた。
”わかりました。ではまず最初に、レイさんは夢と現実とを行き来する方法をわかってて行っていますか?”
「・・・えっと、俺夢と現実を行き来なんてしてないけど・・・」
”レイさんは何か勘違いをしていませんか?現実で見たあの大きな男に見覚えがあったのは、レイさんが寝ている間に見た悪夢だと勘違いしたその夢が実際は、レイさんが夢の世界に来ていてあの男に殺されそうになっていたから、見覚えがあるのです。”
「あの夢で・・・あの男に俺は本当に殺されそうだったってこと?」とレイは急に怖くなって聞いた。
”そうです。あの時、あなたは死んでいたかもしれませんでした。”
「そっかぁ・・・」とレイはため息まじりに言った。
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