【照会】 - 住民税(納付先)

『住民税納付先住所はどこにすればいいのでしょうか?』

こんな照会をよく受ける。

いや、嘘だ。

担当外のため、私自身が受けるのは、ごく偶に。

ただ、担当はかなり頻繁に受けているのではないかと。


本当にざっくり言えば。

回答としては、


 【キミが今住んでいるとこだよ】


です。

こんな答え方はしないですけどね、もちろん。

お客様相手ですから。


 【何故住民税などというものを払わなくちゃいけないんだよ。】


という原点に立ち返ると、どこが『住民税納付先住所』となるかは、自ずと分かるのではないかと思う。

ただそこに住んでるだけで税金取られるって、どーゆーこと?!

と、思ったことがある人は、結構いるのではないだろうか。

私は、思ったことがある。

今の部署に来るまでは、思っていたような気がする。

でも、今は違う。

住んでいる、ということは、行政のサービスを少なからず受けている訳で。

行政のサービスだって、タダではない。

一番身近で分かりやすいのは、ごみの処理だろうか。

なので、回答は


 【キミが今住んでいるとこ】


になる。

照会応答の回答としては、


 【あなたの生活の拠点となる住所です。】

だ。

単身赴任している世帯だと、配偶者が居住している住所に住民票を置いたままにしている人も多いし、しょっちゅう自宅に帰るようであれば、生活の拠点は【配偶者が居住している自宅】になるので、これはこれで問題無い。


偶に『困ったちゃん』がいる。

もう、転勤して住んでもいない住所を『住民税納付先住所』として会社に届け出たまま、変更しない社員だ。

やめて、ほんとに。

住民税の納付後に、市区町村から


「こんな人、いないよ?誰?」


と、照会が来てしまうのだから。

(もちろん、市区町村の担当者が、こんなフランクな口調で照会してくることは無いですけどね。)

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