第15話

ああ、それにしても公衆電話を大地と一緒に見張ったあの時は楽しかったな。


大地と合法的に深夜の外出デートができたんだ。簡単に眠気も吹っ飛んだよ。


偽装先を公衆電話にして正解だったかもしれない。


一応僕は、あの女狐との家族が女狐を心配して警察に届けるかもしれないと言うことを予め読んでおいた。


そして、あの電話をかけた機種を公衆電話に偽装したのだ。本当は僕にパソコンでそう言ったソフトを作っただけなんだが。


それにしても、ここまでして大地はまだ騙されっぱなしなのか。もう少しハードにしますか。


僕はそう思い、四つめのちょっかいに移行した。


…………………………………………………………


洸くんのスペックが高い。そして、嫉妬も深い。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る