第14話

しかし、ここまでやった後のあれは完全な誤算であった。


まさか、コンクールまでの二週間でもう一枚絵を完璧に完成させてしまうとは。


その一部には僕が手伝ったことも関係しているのであろうが、仕方ない。騙されているとはいえ、大地からの頼み事だ。


むやみに断る事など出来もしない。それに、あの女狐の手際も良かった。これは純粋に褒めざるをおえない。


と、まああの女狐を結果的に褒めることになってしまったのだが、これも結果的なは良かったのだ。


二週間のでコンクール作品を仕上げるのは、肉体的にも精神的にも疲労が蓄積される。


さて、そんな中で僕が実行した3つめのちょっかいをかけたらどうなるのか。


その結果が目に見える形として現れた。あの女狐が学校を休んだのである。


そのおかげで、大地はあの女狐に縛られずに済むし、僕は僕で大地を独り占めすることができる。


まさに一石二鳥の作戦であった。


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眠い。眠いけど新しい連載を書くために頑張っています。

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