第2話 目覚める刻

暗いまどろみの中から目覚めるように俺…星月夜一ほしづきよいちは、目覚める…


(…帰ってきたのか…最後のあれは結局何だったのだろうか…とりあえず起きるか)


仲間のこと、邪神のこと、ここまでを色々と考えたいが、ひとまず起きて状況を確認しようと思い、星月は、VRMMOをやるためのヘッドギアを外し、寝室から出る。


そうして、寝室から洗面所へ行き顔を洗おうとして、その洗面所でピタッと止まる

なぜ止まるか、それは自分の髪と瞳がゲームをやっていた頃と同じになっているからだ。


星月がやっていたゲームでは、見た目はリアルのものにされ、髪と瞳の色、フェイスペイントまでしか設定できないからで、他にもスキルによる効果などいろいろあるが、現実での髪や瞳は黒であったためにこの変化に、驚きを隠せない


いくらゲーム内では、薄氷の騎士はくひょうのきしと言われるほど、動揺を顔に出さない彼にも、この事態は、一瞬にして許容値を超えた。


(っば、……ありえんだろう!?この髪に瞳が!?そんなのあっちでの…!?)


そう驚愕しながら、まさか…と驚愕しながらもどこか冷静な部分の彼がある一つの可能性を頭によぎる…


(と、とりあえず確認だ…)


スゥ〜ハァ〜


深呼吸をして冷静になり確認を行う


(【ステータス】)


個体名:星月 夜一


種族:龍人(白龍種)


【職業】

・星月のパラディン【原始オリジン

(この職業は、【職業】パラディンと【星月一刀流・奥伝】まで収め、星月家の英霊から認められて加護を与えられた者にのみ、転職可能となる)


【固有職業能力】

・星月一刀流(初伝、中伝、上伝、奥伝、口伝、極伝)

※極伝はその者のオリジナル技であり、そのオリジナルの中で最も得意な技が極伝となる。

・神域結界術(スキルが結界術以上まで、育っていれば、継承されていると見なす)

※自身の張った結界の内側は、自分の想像次第で、無限の可能性がある

・星月の加護

※星月家の英霊たちが認めた証


【固有能力】

・【万物を見通す紅き瞳】(プロビデンス・クリムゾン)

※この紅き瞳は、万物を見通し、あらゆるものに対して干渉することができる。特に、熱に対しての干渉力は、いくらでも干渉できるが、干渉を強くすればするほど、体に負担がかかる。


【通常能力】

戦闘

・龍気(極)

・龍燐(白龍種)

・気配察知(極)

・五感強化(極)

・覚醒(極)

※全ての能力を2倍

・状態異常耐性(極)

・思考並列反射

※刹那の時に複数の思考の結果を反射的に出すことが可能

また、戦闘時以外では思考加速のみに止めることができる

・金剛化(極)

※この能力は、物防と魔防に高い耐性を得るパッシブスキ

・超回復


(なんだこれ?能力控え枠が無くなって…え…全てセットできるて…)


本来、彼がやっていたUFOでは、能力セット枠と控え枠があるのだが、彼の場合は、

戻ってくる時にその上限がなくなったため、もはや理不尽のものとかしていた


夜一のやっていたUFOでは、能力のセット可能数があり、多くのものたちを悩ませた


(とりあえず、このステータスは、俺だけなのかそうではないのか、調べるか)


そう思いながら、洗面所で顔を洗い、寝室にあるiPadを触り、調べていった

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VRMMOから脱出したらパラレルワールドだった件 Elk @tran441

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