アプリで出会った童貞かまってちゃん

刈部 三郎

まりあとマッチングアプリ

まりあ。27歳。


バツイチになり実家に帰ってきたまりあは、さっきからとあるアプリにハマっている。


「ん~…遠いなぁ…」


「カッコよければいいって問題じゃないしなぁ…」


「お金持ちそうだけど見た目が怖いな…」


そう、マッチングアプリである…。


離婚して自由になったまりあは、早くも次の新しい大切な人を探している。


「近いけど趣味合いそうにないなぁ」


まりあの理想は高く、なかなか合いそうな人がいない。


身長168cm以下、できればメガネ男子、マッチョNG、ガリ痩せNG、できればぽっちゃり、

必須はゲームかアニメオタク、優しくて、家が近くて、自分のためなら仕事を休んでまでも助けてくれそうな…できれば童貞さん。


そんな頭が悪そうな高い理想を抱いてるまりあに理想の相手が来そうなわけでもなくマッチングアプリをいじって1日目が終わった。


ガッカリしてるまりあに神様は微笑むのか…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

アプリで出会った童貞かまってちゃん 刈部 三郎 @yama3104on

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ