第3話 疲れを癒すための散歩

私は朝8時にベットの中で目を覚ます。


いつもだったら慌てて制服を着るのだが今年は学校が4月から無い。


まあ世界的情勢のせいである。


なので自分は起きて顔を洗って、ご飯を食べた。


そしてパジャマから私服に着替えて、外を散歩することにした。


いくら何でも、「出掛けないで」と言われていても散歩くらいは

政府も許してくれるだろう。


この散歩は傷つきまくった自分の精神を癒す為のものである。


私は散歩の途中でリンゴジュースを買う。


中学生にとって1番人気なのは炭酸飲料だと考えるが私は炭酸飲料を全く飲まない。

というか全く飲めない。


炭酸の刺激が鼻に来て、苦しいからだ。


「それがいいんじゃんかさ〜」と言われるけど、価値観は人それぞれである。


そしてリンゴジュースを飲んで、また歩く。


本当は知らない街を散歩した方がいいのだけれど、そんなことは出来ない。


歩いていると自分の在学する中学の前に着いた。


周りはうるさいはずなのに、ここだけ静かで厳かだ。


涙が溢れそうになるが、それを必死に堪えて中学の前から離れた。


今の私にとって中学は大きな負担となっているのだから。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る