「てかさ、瑠愛」

「何？、私とイチャイチャしたくなった？」

「出来るなら今すぐにイチャイチャしたいよ……けどそれは後で！」

「ふ～ん、じゃあなに？」

　瑠愛は不満そうだった。

「俺達の関係ってどうなるんだ？」

　斗真は言葉を濁そうとはせずにストレートに質問をした。

「私達の関係か……確かに昨日までは恋人だったけど……今日からは義姉弟だからね…うーん、何とも言えないな」

「……そうだよな」

　斗真と瑠愛はうーんと唸り声を漏らしながら、悩んでいた。

　急に恋人から義理の姉弟になったのだ、互いの関係性はあやふやになる。

【二人が思っている事は同じ、どうせ家族になるのなら、別の形が良かった】これだ。

「俺は交際は続けたい」

「私も！」

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