第20記:禁止

 今日は終日自宅で過ごした。天気次第では、外出するつもりだったのだが、雨が降っていたので中止した。起床は「朝の8時半」を過ぎてしまった。台所に行き、湯沸かし器にミネラル水を注いだ。コーヒーを飲みながら、タスケチェスを数局指した。

 ラジオを聴きながら、部屋の掃除をした。終わってから、愛機を起動させた。ぴよぶっくを呼び出し、編集作業に没入する。ダサク2頁とダブン2頁、計4頁を投稿した。比較的サクサクと書けた。角川映画の主題歌を聴いていると、意欲が刺激され、調子が上向く。これからも聴こう。鑑賞巧者には認められていないようだが、俺は角川映画が大好きである。あの時代に戻りたいぐらいだ。


 篭城生活も大変結構だが、体が鈍ってくるのはどうしようもない。運動不足を少しでも解消しようと、屋根裏のスペースを使って、腕立て伏せをやる。窓ガラスの向こうは雨景色だ。出陣を断念して、正解だったかも知れない。

 人間、生きていれば腹が減る。寝ているだけでも腹が減る。一日かけて、昨日買ってきた食料を食い潰した。もう何も残っていない。あるのは、天然水とウイスキー、そして、幾つかの保存食品(豆類、缶詰、スルメなど)。作業中の飲酒は禁じている。ただでさえ乱雑な文章が、尚更乱れるからだ。呑むのはそのあと。


 明日から仕事である。暮らしを立てるためには、稼がなくてはならない。働きは遊びにも繋がっている。頑張って、やるしかない。金曜から太陽を見ていない気がする。お日様が出てくれないと、脱水ものの渇きが遅くて困る。布団も干せないし、大いに困る。

 明日の支度を済ませたら、シャワーを浴び、それから、一杯呑(や)るつもりである。ストレートで呑むか、水割りにするか。選択肢は二つしかない。二つしかないが、ラジオを聴きながら呑む酒の味は悪くないものである。日曜の夜は静かに更けてゆく。〔7月5日〕


♞以上のダブンは、初め「チェスとラジオとウイスキー」という題名で投稿した。この日は朝から晩まで雨が降っていたらしい。角川映画の話が出てくる。大好きだが、劇場で観た作品は少ない。大半がテレビだ。一番好きな角川映画は、千葉ちゃんとジュリー、二大スター共演の『魔界転生』である。若山宗矩も凄味満点。映画版を観たことがキッカケとなり、山田(風太郎)ワールドに入門した。原作版の魔界も面白いのだが、やや長い気もする。

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