ウマ娘 プリティーダービー season2

芹沢 忍

評論というか、アニメの感想でございまする

 ようやく「ウマ娘season2~トウカイテイオー編」見終わりました。


 正直、最終話は号泣に近かったかもしれません。いやぁ、スタッフさん、実際の競走馬を理解してキャラとストーリーを作っていらっしゃる! 素晴らしいですよ!


 実際のトウカイテイオーは人懐っこく可愛らしいアイドルホース。故障も多くてファンを心配させ、有馬記念では勝たなくてもいいから、無事に走って欲しいという、ある意味諦めの気持ちもあり、それでもやはり、あの強い走りを見せて欲しいという夢もありといった感じでレースを見ていました。有馬記念のラストランは、トウカイテイオーが見せてくれた奇蹟のレースでした。それを実に巧くドラマに仕立ててくれています。


 競馬ファンには研究して馬券を買う人、好きな馬に注ぎ込む人、血統や厩舎などを見てドラマを描く人などがいます。ウマ娘はドラマを描く人かな。いずれにしても、競走馬への愛が溢れています。


 当時、自分はライスシャワーを熱烈に応援していたんですよね。そのため、この頃の競走馬は馴染みがあり、見ていてワクワクしました。ビワハヤヒデ顔でかいとか、擬人化されたウマ娘が気にしているのを笑って見ちゃってました。面子もキャラクターに反映されていて、これがまた可愛いんですよ。


 こうした実際の競走馬やレースをしっかりと使い、話を進めて行く姿勢が競馬ファンにとっては嬉しいです。


 トウカイテイオーも実際の成績や怪我の様子、そして奇蹟の勝利までが見事に描かれていました。流れを知っているのですが、知っているだけに泣ける最終回でしたね。


 私事になりますが、ライスシャワーについて。アニメはとても可愛い女の子になってます。自分のイメージは波が激しい気分屋な感じでした。他の馬の記録を潰すクラッシャー。でも、勝てるだろうレースには負ける。そんな姿を追いかけていたのですが、レースで骨折して予後不良になって安楽死になってしまいました。それ以来、競馬を見るのが辛くなってしまったんですよね。アニメでメインキャラに係わってくる姿を見て、先の事を考えて、切なくなってしまいました。ライスシャワーには生きてて欲しかったなぁと、想いを馳せるアニメでもありました。




 

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ウマ娘 プリティーダービー season2 芹沢 忍 @serishino

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