第2話 シスコン勇者と鑑定

「まずは、この本を読んでみましょう兄さん」






それは一冊の本"この世界について"と言うタイトルの薄い本だ、この世界は人族・獣人族・魔族・そしてエルフ族・龍神族の6大勢力で争っている。ちなみに俺達は人族。文化は中世レベルだけど魔法やモンスターから取れる魔石により栄えている。




通貨は日本円換算で白金貨100万円・大金貨10万円・金貨1万円・銀貨千円・銅貨百円‥それ以下は無いらしい。


簡単な地図も書いてあった。




各ギルドカードがあれば、カードでお金の取引きや管理が可能らしい。




ちなみに机の上に支度金として10金貨おいてある、ありがたく頂こう。




鑑定はとてもレアスキルらしく、伏せておいた方が良いとの事。基本鑑定は鑑定水晶と言って国に1つあるかないかのレベルらしい。




一通り読んだ後、まずは家の中を鑑定しつつ何があるか確認をする。




結果寝室部屋は3つあり、荷物も何もない。危ないから一緒に寝るかと言ったけど断られた。


後はキッチンにトイレ、リビングに暖炉はあった。…風呂が無い…だと。妹もショックを受けている。




冷蔵庫もあり野菜と干し肉のブロックは数日分ありそうだ、塩も岩塩がある。用意してくれたのかな。


あと目ぼしい物はアイテム袋(中)かな時間停止付きでテーブルの上にあった、畳で言う6畳分程ありそうだ。ファンタジーだね。




ふむふむ、後は自分たちの鑑定だな。




名前 レオ Lv1


種族 人族


年齢 15歳


SP 10


スキル 刀術Lv1        


称号 人族の勇者


加護 ノアの加護


   ノア特製セット…鑑定・不老・異世界言語理解・修羅Lv1




名前 コトハ Lv1


種族 人族


年齢 14歳


SP 10


スキル 水魔法Lv1         


称号 


加護 ノアの加護


   ノア特製セット…鑑定・不老・異世界言語理解・全魔法素養Lv1




スキルオープンをすると取れるスキルが一覧で出てくる、必要ポイントはスキルにより変わる。


レベルアップや称号によりポイントが増える。




早速コトハは一番必要な生活魔法Lv1を取っていた、Lv1ではクリーンが使えて効果は‥身体や物等を綺麗にする効果があるらしい。


俺はなに取ろうかな…空間魔法は1000Pいるし、10で取れるのは…弓術Lv1にするか。なぜか俺、魔法のポイントが軒並み高い。火魔法も700Pするし。妹に聞いたら10Pだった。


…俺は脳筋系なのかな?とりま遠距離無能は嫌なので弓術を取った。縮地と悩んだけどね。




早速クリーンをかけて貰ったが身体はすっきり、髪はサラサラ、歯もスベスベになっていた。でも物足りない感じはする、いつか風呂もほしいな…でも歯磨きしなくていいのは地味に楽でいいな。妹に感謝の頭なでなですると、いつもは嫌がるのに受け入れてくれた…。デレ?




「RPGみたいにHP/MPや力とかのステータスは無いのですね?Lvが足りないのかな?とにかくスキルで私が魔法系、兄さんが脳筋系というのは分かりました」




「おい妹よ」




「なんですか兄さん、異論でも?。早速本に書いてたPT契約は結んでおきましょうか、だれが倒しても貢献具合で分配される様ですし」




「だな。コトハのその帽子とローブは鑑定した所中々いい性能だな、魔法に耐性あるし再生機能もある…すごく可愛いし似合ってるしね」




「ありがとう兄さん、兄さんの黒くてとても廚二臭いロングコートも良く似合ってますよ…下手な金属鎧より頑丈で再生機能付きですし、その刀とよく合ってます」




「う、うん。少し廚二入ってるね…。コトハの杖は全然ダメだな、それならナイフやメイス持ってる方がいいレベルだね」




「初心者の杖…ですしね、魔力がほんの少し安定?らしいです」




「近くの村か少し先の王都で買わないとなーいつか」




「ですね兄さん、では外の鑑定も済ませましょうか」






小高い丘と見渡す限り高原だ、牛っぽい集団が草を食べている。勿論肉は食べれるらしい。鶏もなん羽かいるので家の庭に放り込んだ。卵産まないかなー。




小さいけど澄んだ湖に魚もいるし水も飲める。魔物はと言うと定番?の角が生えたホーンラビットやレッサーボア、レッサーウルフを見つけた、どれも弱そうである。とは言え今は回復手段もないし油断禁物だがね。






ブックマークやハート・レピュー感想等頂けるとど素人の作者がやる気をだします。お願いします。




本日2作目。まだ頑張れる!














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