第17話 行くぞ! 八刀流読書

 こんにちは。草原守拙です。


 本日ですね、大きいラックにある積読山脈を整理しまして圧倒的多数を占めるミステリー小説群を眺望した結果「今のように歴史物六種類、ミステリー系一種類ではどんどん歴史物ばかりを消化してそちら系の本を追加購入してしまい、ミステリーリーグの在庫が減らない(基本的には好きな作家の新刊以外は購入していないのですが、今までの蓄積が恐ろしいことになっています)と思い、ミステリーリーグのベンチ入りメンバー一つ増やすために空きを作り、歴史物六、ミステリー二ということにする」と決意を固め、ついに八刀流読書を敢行することになりました。わたしったら大谷翔平くんの四倍ですよ、わたしも読書のメジャー・リーグにポスティングシステムで移籍しようかなとも考えましたが、よく考えるとあちらだとイングリッシュやスパニッシュ時々ハングルなのでお手上げですし、海外に行くとなるとワクチン接種証明書が必要ですし(副反応で死にそうなので打ちたくないし、摂取券も来てません)区役所の白鳥ちゃんに電話しなくてはならないし、パスポートを持っていないし、就労ビザなんかとったら「働けるん座ないか!」と後ろ指さされ組になって、生活保護じゃなくなってしまいますので挫折しました。


 皆さんの中には「そんなに多種類の本を読んだら頭が混乱してわからなくなるだろう」と思う方もおられるでしょうが、簡単にできますよ。わたしは集中力がないので、読書していてもすぐ飽きてしまうので、一冊の読書時間は長くても三十分くらいまで、もしくはその前でもキリの良いところでやめて、ちょっと休憩して別の本に移れば大体、アタマを切り替えられますし、万が一前のことを忘れていたら、少し前の部分から繰り返し読み出せば甦って来ますから問題ないです。


 まあ、昔から二刀流、三刀流くらいは、通勤時、休憩時、就寝前という具合に別の本を読んでやっていましたから。ただ、現状はお布団の上で寝ながらなので同一シチュエーションではあるのですが、その場合はその時に一番読みたいなあと思ったものを好きなだけ読みます。別に、毎日八冊目を通すなんてノルマも義務もないわけで、単純に好きでやっているだけだってことですね。自慢にもなりません。


 現在、本を置く島は六つでして、勉強本は一つの島にしています。八冊置くほどのスペースもないし、勉強本については読み終わったらその島は消える可能性もあるからです。興味深い勉強本が見つからなければ、そこもミステリーの島にするか、ムー大陸のように(?)沈めて七刀流に減らすかは鋭意考え中です。

 で、島ごとに百均で買った、短めの扇子をおきまして、栞にしたり(読むのをやめるときは普通の栞を使いますよ。本が変形しちゃいますからね)、講談師のようにパンパン叩いてリズムをつけたり、活字を追う時に指の代わりとして使ったりしています。扇子、良いですよ。お値段110円ですからね。ニトリの商品より価値があります。


 まあ、ヒマ人のキチガイのみができることですかね。生きててすみません。


 さようなら。

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