♯解説

オリーブ、私はクローバー。解説。

皆さんは花言葉をご存知だろう。

それを元手にした小説がこれだ。

タイトルの花の花言葉が、その話の内容となっている。


主人公。以下私 橘 花音。(タチバナ カノン)

彼。(奴。) 高野 平和。(タカノ ヒラカズ)


私と彼は幼馴染だった。

よく二人で花畑に行っては二人で花の観察をしていた。

彼は、花言葉をよく知っていた。

そして、それを私と共有していた。

私は彼が好きだった。

だけど、時が経ち彼はクラスのトップになっていた。

私はあの時の心優しい彼を信じていた。

しかし、彼は自分たちの闇を壊そうとする私が嫌いだった。

それを消そうとする彼には知恵があった。

虐げ、諦めさせようとしたのだ。

いじめ、口を縫い付け黙らせる事で平和は現状を保っていたのだった。

虐げられる私は何が正義かわからなくなる。

黒い正義は自分の正義のことなのか。

それとも、彼らが築く正義なのか。

それは、彼女にしかわからないだろう。

私はクラスを燃やした。

それはクローバーの花言葉の4つあるうちの一つ。『復讐』するためだった。

彼女は夢のある花言葉が付いているクローバーが大好きだった。

そして、目指しているのは平和。

ヒラカズに『私を思って欲しい』のか。

それとも、クラスをただ、平和にしたかったのか。

でも、最終的に私は平和を枯らしてしまう。

それは『死』の比喩の枯らす。なのか、彼らの平和を壊したことの比喩なのか。

私の夢は間違っていると考えてしまって黒い夢なのか。

それとも私の夢の『平和』が黒に染まったことの黒い夢なのか。

それを燃やした。

クラスメート一人ひとりは花。

それらにはそれぞれの花言葉があるだろう。

それを枯らしてしまうほど私は自分の黒い夢と、平和の現状に絶望していたのだろうか。


平和には此処では二つの意味がある。

他の言葉にも違う受け取り方ができるものもあるだろう。

それは、貴方自身で考えてみて欲しい。


オリーブの花言葉。

『平和』『知恵』

傍氏。


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オリーブ、私はクローバー。 傍氏。 @tanenso

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