五十(伊勢)黙示録

 ―――――五十黙示録 第三帖――――――――――――――――――――――

 第三帖

 生命の樹、生命の水を間違へて下さるなよ。樹とはキであるぞ、水とは道であるぞ、樹と水にたとへてあるを、そのままにとるから、囚われた迷信となるのぢゃ。

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 五十とは、重要な意味を持つ。

 以前に書いたように、これは、覚醒、次元の上昇、セフィロト、生命の樹を合わらすものであるという事だ。


 五十黙示録の部分は、岩戸開きについて書かれれていると言っても良い。

 そして五十巻で締められるというのは、これがセフィロトの覚醒、つまり岩戸が開くという意味が暗喩されているからに他ならない。

 そして、セフィロトの覚醒は神へ至る道、神道である。

 これら道は形あるものではなく、精神や水のような、渦を巻き上昇する。

 この流れを例えたものが蛇、龍である。


 五十は、ISO(イソ)IX(イクス)九十九(イソ)伊勢 牛頭天王、天皇、イエスである。


 さてこの五十つまり、伊勢であるが、もう一つのリンクする者がある。


 伊勢は、本来、伊都に存在していた。

 正しくは、伊勢、伊都含め、伊勢都(イセト)ではないか?と考えられる。


 イセトとは、おそらく、セト神である。また、瀬戸、瀬織津姫のことでもあろう。


 セト神は、しばしば、バアル神と同じではないかと言う考察が見受けられるが、これは同意する。

 以前に書いたように、かつて神のすり替えが行われたのではないかと考えている。


 セトについてだが、セトは、エジプトの神で、オシリス神の弟である。


 セトは兄貴のオシリスを騙して殺す。しかしその後、オシリスとイシスの息子の

 ホルスに敵討ちされることになる。その時、セトはホルスの左目を奪ったのである。

 セトはホルスの左目をえぐり取ったが、のちに知恵の神トトによって癒された。

 ホルスはセトを追い詰めるものの、彼の命を奪うことは思いとどまることととなって。


 セトは、隼人間とも言える容姿で、日本の鹿児島には、隼の人と書く吾田隼人あたはやとがある。


 吾田隼人は、海幸彦の末裔である。

 そして、海幸彦は、木花開耶姫神(コノハナサクヤ姫)の子である。

 海幸彦の弟は、山幸彦である。

 海幸彦と山幸彦の話は、セトの話に似ているような気がしないでもない。


 ちなみに、アマビエは、海幸彦のことであろう。

 エは、コの書き間違いか、読み間違いにからくる誤記。


 山幸彦やまさちひこ→ヤマビコ

 海幸彦うみさちひこ→ウミ(アマ)ビコ

 である。


 木花開耶姫、海幸彦の末裔である吾田隼人。

 この吾田は、阿多、咫、そして、熱田。

 熱田神社にあるのは、草薙の剣。(クサ(蛇)ナギ(蛇)の剣でタタの剣→多々良の剣、熱田の剣)

 剣をつくるのは多々良。アタラである。(タは、マガダマで6、9、蛇)


 八咫の鏡は、カタカムナを表し、同時に太陽十字(○に+)で「田」である。

 もう一つ、前方後円墳はケルト十字と同じ形を表している。これも、同じものであろう。


 これらは、すべて、「アタ」である。

 また、アタは月の意味を内包する。ですから、八咫鏡は、月の鏡である。


 ―――ひふみ神示 第二十巻 ――――――――――――――――

 第二十五帖

 神のそばに引き寄せても、実地に見せても、我が強いから中々に改心致さん臣民ばかり、少しは神の心察して見るがよいぞ。気の毒出来るから、少しは神の身にもなってみるものぢゃ、此の儘では気の毒なことになるから、早う守護神、節分迄に早う祀りくれよ、何事もキリキリキリと云ふ事あるぞ。世治めるは 九(こ)の花咲耶姫様なり。十二月十四日、一二。

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 木花開耶姫神は、大山祇神(オオヤマツミノカミ)」の娘で、

「咲耶姫」の本名は、神都比売(カムアタツヒメ)


 セトは、五十であり、セトは、後のアタであることから、

 アタ姫=木花開耶姫=瀬織津姫=セトだと思われる。そしておそらく、乙姫である。


 乙姫=アタ姫

 木花開耶姫の本名、神都比売で、阿多姫。


 また、乙姫は玉依姫であるとひふみ神示に書かれいる。

 つまり、同時に、瀬織津姫=玉依姫でもある。


 ―――ひふみ神示 第十巻 水の巻 ――――――――――――――――

 竜宮の乙姫殿とは

 玉依姫の神様(たまよりひめのかみさま)

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 また、ひふみ神示では、幾度と乙姫の記述があり、また、乙姫は、音姫 音秘と表現もされることがあり、何か宝を守って(隠して)いる存在である。また、食物を守っている。


 瀬織津姫の織は、織物で、籠の目。カゴメは、六芒星であり、これは、羅、亀甲。

 瀬織津姫の化身は亀であることがわかるだろう。

 亀の神は、玄武で蛇を伴っているのがわかるだろう。これは、まさにセフィロトの樹である。


 セフィロトや蛇、亀、666の関係は、以前の「666の意味」の記事を見ていただきたい。


 乙姫が現る物語が、浦島太郎であり、この亀が「瀬織津姫」

 亀に乗ったのが浦島太郎である。


 亀に、太郎が乗るという関係は、セフィロトの樹の覚醒の構図である。

 浦島神社があるが、そこでは、浦島太郎は、美姫に誘われ、蓬莱山に行ったとし、また、その日が7月7日であるとしている。そしてまた、浦島太郎の先祖が月詠命であるとしている。


 7月7日といえば、七夕。七夕の物語こそ、瀬織津姫に関係深い物語である。


 同じような話に、竹取物語がある。この姫も、織物を織る姫で、月の姫である。鶴が登場し、鶴の頭は、赤く。カゴメカゴメの物語そのままである。


 これらは、宝を守る月の姫が現れることに共通している。

 逆に言えば、瀬織津姫は、宝を守っているということである。そして、瀬織津姫は月の女神である。


 月の女神は悪神であるとこれまで書いてきたが、実際には、月の女神は二人存在していると考えている。


 はたして、瀬織津姫が隠す宝とはなんであろうか?


 浦島太郎から紐解いていく、この太郎の太は、ウズと読み、そして渦の意があるとおもわれる。

「ウズ」という読みで、「秦」がある。

 この太と秦をあわせると太秦で「うずまさ」と読む。


 浦島太郎と言えば、乙姫

 乙宮神社、そこに祀られているのが「乙姫」で、その名は、豊玉姫命である。

 この豊玉姫命は、海幸・山幸神話に出てきます。

 そして、海神(大綿津見神わだつみのかみ)の宮にやってきた

 浦島伝説は、海幸・山幸神話が元になっている可能性がある。


 京都に「太秦」と言う地名、その由来は諸説ある


 ・渡来系氏族の秦氏。機織の技術集団であった秦氏は朝廷への税金の代わりに絹や布を献上していたと記されています。それらをうず高く積み上げていたことから、朝廷が与えた姓が「兎豆満佐(うずまさ)」。そこから、拠点を表す「太」という漢字を当てはめ、「秦氏の拠点」を表す「太秦」になったとの説

 ・うずまさは、アラム語でイエスキリストの事を差し、ウズマサは秦氏が信仰していたネストリウス派キリスト教によるイエスキリストからきているという説。太秦 京都観光Navi(京都市観光協会)、2021年3月9日閲覧。


 秦氏は、明治神社誌料 https://dl.ndl.go.jp/pid/1088244/1/35 にもあるように始皇帝の子孫である。


 秦は秦氏に限らず、大元の、「秦の始皇帝」の「秦」を意味しているのであろう。

 もっといえば、秦氏は、日本で大きな仕掛け、つまり何かを隠す仕掛けを施したのではないか?

 これを必死に乙姫が隠された豊玉を守護しいる。


 浦島伝説の元であろう、海幸彦の話はセトに近い。

 五十がセトであるならば、五十は五戸

 伊勢都ではなく、伊勢戸、瀬戸。

 トとは何か?戸、つまり、岩戸である。


 セトに近い瀬織津姫が祀られる潮富貴神社。

 このことから瀬織津姫の別名はつまり潮富貴神(シオフキノカミ)である。

 瀬の富貴、そして、海の神の役もあるのであろう。やはり、乙姫である。

 潮の富貴を守る神と解釈し、宝を守っていることが分かる。

 乙姫の名が豊玉姫命、豊玉を守る姫で、またの名が、与止日女神。


 乙姫=瀬織津姫

 乙姫をひふみ神示では、「おと秘」と書いており、何かを隠していることがうかがえる。


 乙姫の別名、与止日女神の名は、与える日を止める神であることから、夜を支配する月、月の女神であることがうかがえるだろう。


 月が隠すものは、日である。


 つまり、日が豊玉であり、乙秘によって秘密の宝が明かされるという出来事とはつまり、岩戸開きに他ならないだろう。

 瀬織津姫(月)が隠す宝は、日なのである。

 つまりは、瀬織津姫によって、岩戸が開かれるのである。


 よって、瀬織津姫は、天鈿女命である。

 月の女神は、二人存在するといったが、さてもう一人とは何者か?


 考えても見るがいい。本当は、岩戸は、2000年前に開かれているのである。


 最初の岩戸開きで出てきたのは、偽の天照大神(女神)だった。


 天照大神には、複数の巫女がいた。

 その一人は天鈿女命。


 天鈿女命は、天照大神の伴侶であると考えられる。日の対は、月であると決まっている。


 天鈿女命は騙され偽の天照大神(女神)を呼び出す岩戸開きに立ち会わされる、そして、日本書紀で、細い女という名をつけられた。


 天鈿女命の本名は、天宇受売命。

 宇は、ウズ。でウズメは、埋めるを暗喩する。

 同時に渦で、太はウズであることから、


 もう一つの名が、天太女であろう。

 猿女(サルメ)は天宇受売命で、猿田彦の伴侶。

 「太女(ウズメ)」の伴侶は「猿田彦命(サルタヒコ)」なので、この「猿田彦」が「太(ウズ)」である。

 

 だからこそ「太郎(ウズ)」で、物語にでてくる太郎は猿田彦で、ヒロインとなる姫は月の女神織姫(ウズメ)となる。


 サルタヒコ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%92%E3%82%B3

 邇邇芸命が天降りしようとしたとき、天の八衢(やちまた。道がいくつもに分かれている所)に立って高天原から葦原中国までを照らす神がいた。『日本書紀』では、その神の鼻の長さは七咫(ななあた)、背(そびら)の長さは七尺(ななさか)、目が八咫鏡(やたのかがみ)のように、また赤酸醤(あかかがち)のように照り輝いているという姿であった。そこで天照大御神と高木神は天宇受売命(あめのうずめ)に、その神の元へ行って誰であるか尋ねるよう命じた。その神が国津神の猿田毘古神で、邇邇芸命らの先導をしようと迎えに来た。


 猿田彦は、天照大神(男神)である。


 佐久奈度神社

 瀬織津姫を祭る神社である。

 大祓詞(祝詞)に、「佐久那太理爾落多岐都速川乃瀬爾坐須

 瀬織津比賣登云布神」とあり、

 この「佐久那太理」が、佐久奈度であるといいつたえられ、

「中臣大祓詞創始の社」。

 瀬田川が湾曲して激しく流れる「裂けた谷」(佐久那太理=桜谷)の地に祀られた祓いの神。という意味であるという。


 佐久奈度とはサクナド、裂けた谷、桜谷。

 音や意味から、サクヤ姫のことでよいであろう。やはり瀬織津姫はサクヤ姫である。


 かつて岩戸が開かれてなお隠されているのは誰か?

 それが、真の天照大神(男神)だ。


 岩戸から出た、天照大神(女神)は、瀬織津姫が邪魔であった。

 だからこそ、瀬織津姫の存在が消されようとしてきたのである。

 日本書紀にも古事記にも瀬織津姫はでてこない。

 荒魂という扱いにこれが帰結している。


 天照大神(女神)は、瀬織津姫を排除しようとし、真の天照大神(男神)を封じたままにしようとしていたのである。


 さて、伊勢都神宮、もとい、伊勢神宮に祀られる天照大神は、外宮、内宮どちらが、真の天照大神であろうか?


 内宮、皇大神宮

 外宮、豊受大神宮


 外宮が真の天照大神だ。

 その名から豊玉を持っているのは、外宮であることは明らかである。


 祓戸四神

 瀬織津比売(せおりつひめ)速開都比売(はやあきつひめ)気吹戸主(いぶきどぬし)速佐須良比売(はやさすらひめ)


 祓戸の戸とは岩戸のことであろう。戸を祓うということ。で、岩戸は、瀬織津姫によって開かれるものであることがわかるであろう。


 だからこそ、瀬織津姫は隠されたのである。

 伊勢都黙示録は、瀬織津姫こと乙姫によって宝が明かされるのだ。


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