金は暴騰しないのか?ドル暴落へのカウントダウン

 近年、世界は大きく変化しています。

 1918年以来のパンデミックを経験し、世界史上3番目に最悪のパンデミックの経験となりました。世界的なサプライチェーンは崩壊し、インフレは1980年代初頭以来最悪である。

(1918年のこのパンデミックは、天然痘ワクチンとペニシリンの副作用が原因だとか、今回のとか色々があるが割愛する)


 ウクライナの戦争は、米国、英国、EU、ロシアでの金融経済戦争を伴い、極端な金融制裁を伴っています。

 その金融戦争とそれに伴う制裁は、サプライチェーンをさらに混乱に追い込んでいます。


 そして、第2位の経済大国である中国では、COVIDための絶望的で誤った取り組みによって、上海と北京で5,000万人を封鎖しました。


 金は、投資家にとって究極の安全な避難場所であるはずで、世界が危険であればあるほどに、金の価格は高騰しているはずです。


 しかし、金価格は2年前よりも低くなっています。2020年7月22日には1,870ドル、ほぼ2年後の今日では1,844ドル。途中で、2,000ドルを超えるほどピークと、いくつかの下落がありましたが、中心価格へとその度に復帰しました。


 インフレ、不足、戦争がいたるところで悪化しているにもかかわらず、なぜ金は急騰し2,000ドルを超えず、3,000ドル以上にまで上昇しないのでしょうか。


 道理で考えれば、金は急上昇するはずです

 金の世界の生産量は、過去6年間は、ほぼ一定していて、世界の生産量が横ばいです。

 その期間、中央銀行は保有量を増やしています。


 中国は過去12年間で1,400メガトンふやしました(これは公式の数値です。非公式には恐らくは、さらにはるかに多くを所有しています)ロシアは同じく1,500メガトンを取得しました。


 他の大規模な購入者は、ポーランド、トルコ、イラン、カザフスタン、日本、ベトナム、メキシコなどです。


 金が苦戦する理由は、ドル高です。


 金のドル価格は、ドルの強さの逆なのです。

 つまり、ドル安は金のドル価格が高いことを意味し、ドルが強いときは、金のドル価格が低いことを意味します。


 私たちが直面しているインフレのさなかにドル高を想像するのは逆説的に思えます。しかし、それは事実であります。

(※ドルインデックスという指標がありますので見てみてみてください。ドルの価値が急騰しています)

 https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

 金貨価格

 https://www.tradingview.com/symbols/XAUUSD/

 


 驚くべきことは、金価格が急上昇していないということではなく、持続的に強くなっていくドルに直面しているということです。


 ドル高は、銀行のバランスシートやヘッジファンドのデリバティブ・ポジションのレバレッジを支えるドル建ての担保、主に米国財務省証券によってもたらされてきました。

 担保を求める動きは、経済成長の鈍化と、債務不履行の恐れを起こし、借り手の信用度の低下と、世界的な流動性危機の恐れにもつながって来ています。


 そうなれば、これから世界的な景気後退に転じると、新たな金融パニックが起こすことになります。

 その時、特に米国の積極的な制裁措置、そして、中国、ロシア、トルコ、インドなどの主要経済国がドル基軸体制を出ようとしていること考えれば、ドルが安全な避難所でなくなるかもしれません。


 ドルがもはや信頼できないと判断されたとき、世界は金に目を向けることになります。






 資産の安全な避難所競争が始まるその前に、この価格で金を入手する最後のチャンスであるのかもしれません。



 ――――――――――――ひふみ神示 第二巻 下つ巻――――――――――――

 第十三帖 (五五)

 逆立ちして歩くこと、なかなか上手になりたれど、そんなこと長う続かんぞ。あたま下で手で歩くのは苦しかろうがな、上にゐては足も苦しからうがな、上下逆様と申してあるが、これでよく分るであろう、足はやはり下の方が気楽ぞ、あたま上でないと逆さに見えて苦しくて逆様ばかりうつるぞ、この道理分りたか。岩戸開くとは元の姿に返すことぞ、神の姿に返すことぞ。三(みち)の役員は別として、あとの役員のおん役は手、足、目、鼻、口、耳などぞ。人の姿見て役員よく神の心悟れよ、もの動かすのは人のやうな組織でないと出来ぬぞ。この道の役員はおのれが自分でおのづからなるのぞ、それが神の心ぞ。人の心と行ひと神の心に融けたら、それが神の国のまことの御用の役員ぞ、この道理分りたか。この道は神の道ざから、神心になると直ぐ分るぞ、金銀要らぬ世となるぞ。御用うれしくなりたら神の心に近づいたぞ、手は手の役、うれしかろうがな、足は足の役、うれしかろうがな、足はいつまでも足ぞ、手はいつまでも手ぞ、それがまことの姿ぞ、逆立して手が足の代りしてゐたから よく分りたであろうがな。いよいよ世の終りが来たから役員気つけて呉れよ。神代近づいてうれしいぞよ。日本は別として世界七つに分けるぞ、今に分りて来るから、静かに神の申すこと聞いて置いて下されよ。この道は初め苦しいが、だんだんよくなる仕組ぞ、わかりた臣民から御用つくりて呉れよ、御用はいくらでも、どんな臣民にでも、それぞれの御用あるから、心配なくつとめて呉れよ。七月の十八日の夜、ひつくのか三。

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 金の話は、これから起こるであろう予想があります。


 以前から書いていますドル基軸崩壊とその後のAR、VRを主体とした量子バブル、仮想現実経済の話に繋がってきます。


 結論として、世界は三つ以上に分断されます。

 大きく分ければ、一つは、現物物質経済圏、もう一つは仮想現実経済圏、そして、その中間経済圏です。

 新たな世界秩序がこれです。


 この時、恐らく通貨の意味がなくなります。

 そして、金銀も意味がなくなります。


 必要とされるのは、現物物質経済圏では、農作物。

 仮想現実経済圏では、仮想通貨、暗号通貨。

 中間経済圏では、その両方、通貨の代替えとして、金銀が使われるかもしれません。

 株式市場と現物は、現金での取引においては、再現なく高騰していきます。

 そして、現実世界では、自然回帰が起きると思われます。


 結論として、グレートリセットとは、現在の米国一国覇権主義の破壊。

 世界中の国家主権が剥奪されて世界政府に一本化させる新世界体制のためのリセットでは在りません。

 過剰なまでのロシア敵視によって西側の経済は自滅しており、ロシアとの溝は大きくなり、西側と思われていたインドはむしろ中国に接近する始末。

 アフリカ諸国と中東諸国はロシア制裁に反対し、サウジに至ってはアメリカを全く相手にしなくなっています。

 サウジは、原油決済はもはやドル建てで行うことを避けるようになり、EUはもはやドル建てでロシアから天然ガスを買っていません。

 EU内でロシアに対する政策は分断し、ハンガリーやドイツは全く積極的ではありません。ドイツは口だけの制裁に留まります。

 イギリスはEUから離れ、ロシア制裁に積極的な姿勢。世界は完全に分裂していきます。

 いまアメリカ中心世界が行っていることは、自滅政策です。それは、さらにロシアを強くしています。

 世界政府化は、失敗させるためにやっていることだと思われます。

 これは、過去の戦争やリセットでも同じです。


 ヒトラーは「フリーメイソンの追放」を掲げていました。

 そして、めでたく大英帝国(フリーメイソン)は解体され、ヒトラー(ルシファー)は自滅しました。


 ナポレオン戦争もその実は、その背景にフリーメイソンの下僕の神聖ローマ帝国とロシアを倒すという打倒フリーメイソンがありましたが、ナポレオン自身がフリーメイソンに操られていたという話です。


 現在進行形で、この話と同じようなことが、どこかで聞いたことがありませんか?





 ドルインデックスは注意してみておく必要があります。そして、金です。

 かつて、通貨の価値の裏付けは金でありました。

 その金を補完しているのは、ニューヨーク連銀となっています。しかし、1970年近くに当時のアメリカ大統領がその金の存在を確かめたところ、存在していないことが発覚しました。

 ニューヨーク連銀に金は存在していません。

 しかし、現在、原油はドル建てで買わなくてはいけないという決まり事があり、そのことによって、ドルの価値の裏付けは、原油になっています。

 そして、世界の通貨は、一度ドルに換えてから決済することになっており、それを行っているのがSWIFTです。

 つまりは、世界の通貨の価値を裏付けているのはドルということになります。


 そのドルの暴落が意味するものは何なのか。このことに注意しておく必要があるのです。





 手は手であり、足は足、それは自然なことであります。仮想世界となれば、その存在の有り方を忘れてしまうでしょう。しかし、現実はそうではないのだということをしっかりと覚えておかなくてはいけないという時代が来ます。


 ―――――――――――ひふみ神示 第二巻 下つ巻―――――――――――――

第三十二帖 (七四)

この道ひろめて金儲けしようとする臣民 沢山に出て来るから、役員気つけて呉れよ、役員の中にも出て来るぞ、金(かね)は要らぬのざぞ、金いるのは今しばらくぞ、生命は国にささげても金は自分のものと頑張ってゐる臣民、気の毒出来るぞ、何もかも天地へ引き上げぞと知らしてあること近づいて来たぞ、金かたきの世来たぞ。八月三日、一二。


第三十五帖 (七七)

何もかも持ちつ持たれつであるぞ、臣民喜べば神も喜ぶぞ、金(きん)では世は治まらんと申してあるのに まだ金追うてゐる見苦しい臣民ばかり、金は世をつぶす本ぞ、臣民、世界の草木まで喜ぶやり方はの光のやり方ぞ。臣民の生命も長うなるぞ、てんし様は生き通しになるぞ、御玉体(おからだ)のままに神界に入られ、またこの世に出られる様になるぞ、死のないてんし様になるのぞ、それには今のやうな臣民のやり方ではならんぞ、今のやり方ではてんし様に罪ばかりお着せしてゐるのざから、この位 不忠なことないぞ、それでもてんし様はおゆるしになり、位までつけて下さるのぞ、このことよく改心して、一時(ひととき)も早く忠義の臣民となりて呉れよ。八月の三日、ひつ九の。


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