プロレベルの小説を書いても読者に★を入れてもらえる確率は〇%!?

 惹きの強い冒頭の書き方の解説に入る前に


 これまで人気作になるためには内容よりも

 読まれることが重要だと書いてきましたが


 具体的に毎日どれくらいの新規の読者に、

 読まれる必要があるのかを知らないと、


 イメージが湧かないと思い調べました。


 すると驚きの数字が出たので紹介します


 プロレベルの小説を書いても、

 読者に★を入れてもらえる確率は『5%』


 この根拠は運と実力両方がないと入れない

 カクヨム週間総合ランキングTop100の、


 ★を入れた人数÷第1話のPV×100の数字


 なお、内訳は以下の通りになります(%)


3.2 4.7 2.7 4.4 3.2 1.7 7.0 8.3

2.0 3.6 1.9 2.4 3.2 2.2 3.7 5.5

4.7 4.4 1.5 2.3 1.4 4.9 2.4 4.1

4.3 5.5 1.6 3.0 2.9 2.3 1.0 4.2

3.1 1.4 4.5 5.9 2.7 2.1 4.0 2.1

4.4 8.3 1.7 3.1 1.9 4.3 3.6 5.5

4.4 4.1 4.2 2.2 4.2 1.9 3.8 1.6

3.0 4.7 1.5 3.2 4.5 1.6 4.9 6.5

4.0 2.7 4.1 4.5 3.3 4.5 4.7 1.6

4.9 6.7 4.1 2.7 3.9 4.5 3.7 4.1

4.4 3.7 4.6 2.3 2.9 2.5 2.5 3.8

4.4 7.6 2.7 1.6 1.5 6.7 3.4 2.9

3.0 5.4 4.3 1.9


 100という数は統計として少ないですが


 この中には★10000を超える作品もあれば、

 書籍化作品やカクヨムコン受賞作品もあり

 連載開始1週間程度の作品もあります。


 これを見てあなたも、


 1000作品調べても多分10%超えはない。


 8%の作品はあるが多分人気作家の新作で、

 ファンの組織票により高い割合になった。


 プロレベルの中央値は5%くらいだろう。


 ということが容易に想像できるでしょう。


 なぜこんなに低い割合なのかというと、

 カクヨムの読者の大多数が、


・カクヨムに登録していないので、

 ★を入れる権利がない


・フォローはするけど★は絶対入れない


・完結か区切りの良いところまで、

 読まないと★を入れない


 方針だからだと思われます。


 そしてこの数字はかなり重要で、


 この創作論を読んでいる方の中には、

「自分にはプロレベルの実力がある!」

 と思っている人もいるでしょう。


 仮にそうだとして、あなたに質問です。


 あなたの小説の、


 ★を入れた人数÷第1話のPV×100を計算、


 あなたが信じている、

「小説の質を上げれば必ず評価される!」


 を実行し5%まで確率を上げたところで


 


 残念ながら、変わらないと思います。


 だって基となるPVが少な過ぎますから。


 そして人気作になる条件である。

 毎日1人から★を入れてもらうためには、

 5%なので毎日20人の新規読者獲得が必要


 しかもこの20人は「平均値」なので、


 1日に2人以上★を入れて貰える日もあれば

 1人も★を入れてもらえない日もあります。


 私も9PVで★が入ったことがある一方で、

 3000PVの間★が入らないこともありました


 当時20話くらいだったはずなので、

 200~300人に第1話を読まれても

 ★が入らなかった計算になります。

(山下の★獲得率は2.17%です)


 偏りがあるので安定して★を獲得するには

 その倍の40人くらいは必要だと思います。


 それだけの人数を投稿後たった数分で流れ

 読者の視界から消えてしまう新着と、

 検索だけで獲得できますか?


 ……無理ですよね?

 あなたにプロレベルの実力があっても、


 逆に『注目の作品』など宣伝効果の高い、

 カクヨムの『仕組み』の力を借りれば、


 高校生や初心者でも可能だと思いませんか

『読まれる小説』を書いているんですから。


 だからこそ、私は改めて主張します。


 人気作になるのは面白い作品ではなく、

 多くの人に読まれた作品。


 厳密には読まれることを通して

 多くの読者を楽しませた作品です。


 あなたが今まで評価されなかったのは、


 面白い小説を書く努力と、

 読まれる小説を書く努力の、


『配分』を間違えていたからです。


 私はそれに気づかなかったせいで、

 5年も遠回りしてしまいました……。

(山下がカクヨム歴5年であることから)


 この創作論で読まれるテクニックを、

 学べばあなたは今までよりも早く確実に

 ★500や人気作家に近づけるでしょう。


 ここまで数字や具体例を挙げても、


「それでも小説で重要なのは内容だ!」

「読まれることを求めるのは間違いだ!」


 と聞く耳を持たない人もいるでしょう。


 それなら私はあなたの考えを尊重します。


 私の言葉はあなたの雑音にしかならない

 ここでブラウザバックして、

 今まで通り頑張ることをおすすめします。


 ここまで読んで戴きありがとうございます

 あなたの今後の活躍をお祈りしています。


 さて、余談が長くなってしまいました。

 次話こそ惹きの強くて離脱率が低い、

 冒頭の書き方について解説します。

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