読者は面白い小説ではなく〇〇〇〇〇小説に★を入れる

 あなたに質問です。


 あなたの大嫌いな芸能人が、

 ミリオンセラー小説を書きました。


 映画化も決まり今ならカクヨムの、

 キャンペーンで全話無料で読めます。

 さてあなたは読んで★を入れますか?


 おそらく★以前に読まないでしょう。


 ではあなたの長年の親友が小説を書き

 カクヨムで活動を始めました。


 内容は正直言って微妙で、

 書籍化は無理だろうと思うレベルです。

 さてあなたは読んで★を入れますか?


 おそらくですが★を入れる人の方が、

 多数派なのではないでしょうか?


 何故そうなるのでしょうか?

 大嫌いな芸能人が書いた小説の方が、

 面白さでは圧倒的に勝っているのに、


 それでは先に結論を言います。


 読者は面白い小説ではなく

『応援したい』小説に★を入れる


 あなたにはアーティストや芸能人、

 YouTuberやスポーツ選手、

 アニメキャラなど様々な分野に


「推し」が存在していると思います。


 そんなあなたに質問です。

 あなたがその人を推しに選んだ理由は


「実力が一番高いから」ですか?


 おそらく全てがそうではないでしょう


 特にアイドルではその傾向が顕著で

 圧倒的な歌や踊り、ルックスによる

 スター性に魅了された人もいれば、


 下手でも一生懸命頑張る姿に、

 励まされ元気や勇気を貰ったことで、

 推しになった人もいるでしょう。


 人間には「返報性の法則」という

 自分を喜ばせてくれた人にお返しや

 応援をしたくなる習性があり、


 後者のアイドルのように高い実力が

 なくても人を喜ばせることはできるので

 近年様々な形のアイドルが誕生してます


 小説も同じでカクヨムの作は


 文学的な芸術点が高い小説ではなく、

 多くの読者を楽しませ・喜ばせた小説。


 ★は読者からのお礼や期待、応援の証と

 定義すれば高校生や初心者でも、


 エロ釣りや出オチを使うことで、

 即席的に読者の欲求を満たしたり、


 内容は薄っぺらいテンプレだけど、

 多くの読者が求めるテーマを扱うことで


「もっと読みたいです! 応援してます!」

「楽しませてくれてありがとう」


 と喜んだ読者からお礼や今後の、

 小説の質向上や完結をする、

 応援として★を貰うことができ、


「注目の作品」や日間ランキングに載るなど

 人気作へ飛躍するための足掛かりになると

 考えれば筋が通るのではないでしょうか?


 またこれ以外にもう1つ、読者を喜ばせ、

 応援してもらうきっかけを作れる、

 大きなポイントがあります。


 それはカクヨム読者の最大の悩みである


「面白い小説を探すのが面倒臭い」

 を解決してあげることです。


 世の中の大ヒット商品の多くに

「時間を短縮する」要素が含まれています


 例えばラーメン屋のラーメンの方が、

「味」では上ですが、多く売れているのは

「手軽さ」が魅力のカップラーメンです。


 前述の通りカクヨムで読む小説を探す

 手段は決して充実しているとは言えず

 読者はストレスを感じています。


 あなたも良い小説を書く勉強のために

 ランキングなどで参考になりそうな


 小説を探したけどなかなか見つからず

 苦労した経験が必ずあるはずです。


 そして今の気分に合う読みたい小説や

 探している小説をすぐに見つけられたら


 嬉しい・得した気分になりませんか?


 私はランキング上位や「注目の作品」

 に載る小説にPVが集中するのは、


「手に取りやすい場所にある」からで


 高評価の小説が読まれやすいのも、

「探す時間のコスパが良い」から、


 そして★を入れる理由に面白さ以外に


 自分が手に取れる所まで届けてくれた

 作者の努力に対する感謝の気持ちが、

 含まれていると思っています。


 さらに「喜ぶハードル」も人それぞれで


 先程のラーメンの例で言うと、

 ラーメン屋のラーメンじゃないと、

 満足できない人もいれば、


 カップラーメンでも十分美味しい、

 と言う人もたくさんいますよね?


 小説も同じでカクヨムには、

 完結時に書籍化級の満足度じゃないと

 ★3個入れない読者もいれば、


 序盤だけど少しでも面白いと思ったら

 ★3個入れてくれる読者もいます。


 ちなみに私の小説、


「無名の頃から応援している人気VTuberが元カノの妹のSSS級大和撫子だった件」


 の平均評価は2.74(533/194)です。

(2021/6/21時点・未完結)


 ★を入れてくれる読者は少ないと

 前のエピソードで書きましたが、


 ★を入れてくれる読者の中で、


 序盤だけど少しでも面白いと思ったら

 ★3個入れてくれる読者の割合は高い


 さらに言えば人気作家が、

 新作の連載を開始した時に、

 ファンの読者が★が入れるように、


「小説を書くだけで喜ぶ」

 という読者も存在します。


 私は市場調査のために★やフォローを

 してくれた方のプロフィール欄を、

 チェックしていた時期がありますが、


 何も書いていない人が多い一方で、


「作者様いつもありがとうございます」

「皆様のおかげで楽しめています」

「作者様の励みになればと★を入れてます」


 と作者への感謝や応援を書いている方が、

 少ないですが、いらっしゃいました。


 理由としてこれは私の推測ですが、


 その人にも過去に自分で小説を、

 書こうとしたが挫折した経験があり

 創作の大変さを知っている。


 または好きだった小説が、

 打ち切りになった過去が何度もあり

「読者が作者を支えないといけない」

 と作者への尊敬があるのだと思います。


 これまで私がずっと人気作になるために

 読まれることが重要と書いてきたのは


 応援してもらうためにまずは、

 存在を知ってもらう必要があるからです


 近年少なくなってきていますが

 スーパーの食品売場の試食コーナーや


 若手お笑い芸人がネタの最初に、

「名前だけでも覚えて帰ってください」

 と言うのはこのためです。


 最初に述べたように応援したいと、

 読者に思ってもらう条件として、

 実力の高さは必須ではありません。


 だから「注目の作品」という、

 宣伝効果の高い機能を利用することで

 高校生や初心者が書いた小説でも、

 人気作になることができる。


 というかそれ以外に勝ち筋がない。

 これが私の見解で真実だと思います



 今回は文量が多めで扱う話題も、

 多かったので皆様が頭の中を、

 整理しやすいようにまとめます。


・読者は面白い小説ではなく

 応援したい小説に★を入れる


・人間には自分を喜ばせた人に

 お返しや応援をしたくなる習性がある


・実力がなくても人を喜ばせることはできる


・喜ぶポイントは読者によって様々だが、

 一番万能な方法は自分が好きな小説だと

 一目で分かるタイトルやキャッチコピーを

 つけて小説を探す手間を省いてあげること


・★を入れるハードルの高さも人それぞれ

 ★を入れてくれる読者の数こそ少ないが

「小説を書くだけ」で喜び応援してくれる

 神様のような読者もそれなりに存在する。

 その一例が人気作者のファンである。


・応援して貰うためにはまず最初に、

 存在を知ってもらう必要がある


・カクヨムで人気作になるためには

 タイトルやキャッチコピーなど、

 1人でも多くの読者に読まれる工夫をし


『注目の作品』などの宣伝機能を活用して、

 優しい読者に出逢い★を入れてくれるのを

 祈りながら諦めず執筆を続けるだけでいい


 営業やSNS宣伝など他の作業は必要ない。


・だから高校生や初心者でもできる。

 実際に山下が実践して証明しました。



 なので小説を書いてみたい気持ちはあるが

 自分の実力や才能に自信がなく、

 なかなか実行に移せないあなた。


 まずはマンガ雑誌の1話読み切りのような

 短編でもいいので書いてみましょう。


 人間が新しいことを始められないのは

「止めることが難しい」からです。


 なぜなら止めることは挫折や失敗、

 後味の悪い結末を連想しやすい、

 ストレスを感じる行動だからです。


 ならば第1章相当のお試し・読み切りと

 止める理由やゴールを決めておけば、

 最初の1歩を踏み出しやすくなります。


 もし不評ならそのまま終了すればいいし

 好評ならその勢いを利用し続きを書けば

 人気作に登り詰める可能性も出てきます


 読んでくれる人がいる限り、

 褒めてくれる人は必ず現れますから。


 また逆に読者からの批判・誹謗中傷が

 怖い人もいると思いますが大丈夫です


 カクヨムでは「おすすめレビュー」

「応援コメント」と褒めることを

 前提にサイトが作られています。


 また批判や誹謗中傷する読者の傾向と

 遭遇する確率を下げる方法も

 研究済なので後に紹介する予定です

 

 自分の心に秘める想いや言葉が届く

 自分が思う面白さを認められる幸せを

 ぜひ体験してみてください。


 さて、次は第1章や最初の見せ場で、

 ★を獲得できなかった時、

 どうすればいいかについて解説します。

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