第13話 ひろゆきさんの絡みについて

Q 42歳 男性 フリーター

最近話題になっている、ひろゆきさんの特定有名人物への絡み方はをどう捉えていいのか分かりません。

傍で見ていると爽快ですが、絡む相手との関係は大丈夫なのかなと心配になります。

ひげおやじさんへの罵詈雑言は相思相愛仲良しの合言葉として受け入れられるのですが、ビジネスパートナーっぽい方々にもガンガン議論を吹っかけている様子を見ていると、我々とは次元の違う考え方や生き方をされていると思いました。

善意?でお金を配っている前澤さんに対し、児童養護施設はフォロワーになっても大した数じゃないからパソコン配りはやらないという姿勢を、ひろゆきさんは痛烈に批判しています。というより、前澤さんのフォロワーになる前提で進めている事業を、ぼかした言い方でひろゆきさんの問いから言い逃れしようとした発言について追及しているようでもあります。児童養護施設や高齢者施設、障がい者施設は前澤さんの恩恵がそもそも受けられない仕組みであり、前澤さんの弱者救済の思想に反する、偽善者であるかのような言いっぷりです。

私は、相手の虚を突いたり、弱味やだらしなさを見抜くひろゆきさんの真贋は凄いと思います。ただ、前澤さんも世の中のためにいいことをしようとしています。ひろゆきさんの本当の狙いは何なのでしょうか。

ひろゆきさんが自分で養護施設にパソコンを配ればいいんじゃないの?人の荒を探して何か生産性はあるの?と疑問をもってしまいます。

ひろゆきさんの話を聞いているとかなり正義感が強く、真面目な方という印象があります。弱者を切り捨てる発言もありますが、その中には弱者を救済する手立てもふんだんに助言されてもいます。偉そうにしている奴、偽善者ぶる奴、嘘つき、純粋な子供を裏でコントロールする奴は徹底的にやっつけてやるという、一種ヒーロー的な存在、立ち位置を確立しようとしているのでしょうか。一種のショータイムとして、リスナーや視聴者を楽しませようとしているのか、世の中を変えようと本気で考えているのか。私は後者であると考えたいのですが、日本にはいないタイプであり、自分の心の動揺を隠せないでいます。何かよい解釈の仕方はありますか。


A 僕の幼馴染にもひろゆきさんという人がいました。とてもユニークでいい奴でした。関係ないですが・・。私はひろゆきさんと年齢がほぼ同じなので、何となく気持ちが分かるところがあります。少し年上のオラオラ系、元ヤンみたいな、力と金でゴリ押しするタイプが嫌いなんだと思います。私たちは学生の頃、先輩に散々いちゃもんつけられた年代で、そのいちゃもんつけてきた連中が正論を振りかざして世の中のためにいいことをしようとしている。その様が腹立だしいんじゃないかと思います。おいしい思いをしてこなかった、何となく未来が描けなかった、就職できなかった、そんな世代の代表格がひろゆきさんなのです。ひろゆきさん自身は成功者ですが。

見ていてハラハラするのは、ヤンキーの先輩に一人で立ち向かうオタッキーを連想してしまうからじゃないでしょうか。彼がいつがボコボコにされるんじゃないかと。最後は、ヤンキーもオタッキーも同じキー(奇異)族、どこかで分かりあい、同じ穴のムジナとして存在するのですから心配しなくても大丈夫ですよ。

庶民は、ひろゆきさんが次は誰に絡むのか楽しみにしているくらいが丁度いいんじゃないかと思います。

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