第12話 もうストレスの限界!

Q 32歳 女性 アパレル関係(販売員)

同僚の振る舞いにストレスが溜まります。

イケメンのお客が来ると笑顔で即対応するくせに、それ以外の客は一切無視です。妙なオッサンが来ると売り場から消えます。あからさま過ぎて、あっけにとられます。先輩の私に対してもため口で態度が悪いです。ですが、上司が来るといい子ちゃんキャラに変わり上司と私にヘコヘコします。一緒にいるだけでムカつきます。どうしたらいいですか。もうストレスの限界です!


A ストレスが溜まると嫌な気持ちになるのか、嫌な気持ちになるからストレスが溜まるのか。そもそも、ストレスは悪いものなのかそうでないのか。


イケメンのお客にしか対応しない同僚は、自分のパフォーマンスを高めるために自分がやりたくない仕事はやらない、見たくないものは見ない。素直な働き方ですね。

上司が来るとヘコヘコする。上司からは高評価を得たい。合理的な働き方ができる人とも言えますね。

そんな同僚の働き方を見て、羨望の眼差しをもっている自分に気が付くことが大切です。私もあんな自由な振る舞いをしてみたい。でも、道徳的にそんなことはできない。できない自分が腹立たしい。

意外と、自由な振る舞いをしている同僚は、あなたにストレスを感じているかもしれませんよ。商品を買わなそうなお客に無駄に声をかけたり、上司が来ても愛想がなかったり、仕事できない人だなぁと思われていたりするかもです。

大体、気になる相手というのは、自分の弱さを映し出していることが多いものです。


ストレスは自分が勝手に生み出すものであり、人はストレスを与えることはできません。3日間食事をしないことは拷問のようだとストレスを感じ苦しむ人もいますが、神になれると信じ、幸福感につながる人もいます。全て捉え方なのです。


それでもダメなら、ストレスと言わず、スットコレースが溜まると10回心の中で念じましょう。脳をだますことで、ストレスへの思い込みが薄くなり、自分がこだわっていたことがどうでもよくなりますよ。


全てがどうでもよくなったときには、同僚のよさも見え、あなたも輝くでしょう。

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