stand ~ 「立つ」ではなあああい!

 はい、奇をてらいました(爆)


 平に謝る所存です。


 さて、今回は一般動詞「standスタンド」です。


 サブタイトルにある通り、「立つ」はあくまで派生イメージなのです。


 「支える」が、基本的なイメージになります。


 「地面」によって「支えられている」から、「立つ」になるわけです。


 野球の「スタンド・プレイ」は、ファンのためでもあり、自分のためでもあるという含みで、「支える」なのでしょう。


 夜間、勉強や仕事などをするときに使う「スタンド・ライト」も、作業に励む方を「支える」という風にも取れますね。


 ジョジョの「スタンド」も、「支える」という意味では、かなりしんをついたネーミングではないでしょうか?


 荒木先生は、さすがの感があります。


 映画も有名な、作家スティーブン・キング先生の名作「スタンド・バイ・ミー」はどうでしょうか?


 学校の知識だけだと、「わたしによって立て」と、ヘンテコな訳になってしまいますね。


 「スタンド」=「支える」で考えると、けっこうそれっぽく訳せます。


 前置詞ぜんちしbyバイ」は、「(距離として)そばに」の意味もあります。


 これらを駆使すると、「わたしのそばで支えてよ」、うーん、もうちょっと「意訳いやく」すると、「そばにいてよ」という感じになるでしょう。


 ベン・E. キングさんの名曲を読み解きながら聴くと、非常にしっくりくるのではないでしょうか?


 ちなみに、「支える」という基本イメージから、「押さえる」という派生イメージも生まれます。


 スキッド・ロウ(※「ならず者」の意味です)という、アメリカのハードロック・バンドの名曲で、「Can't stand a heart ache」というのがあります。


 「heart acheハート・エイク」は、直訳すると「胸の痛み」ですが、ドキッとしたときの「ドキドキ感」にも膨らませられます。


 曲のタイトルは、「胸の高鳴りを押さえつけられないんだ!」という感じに、訳すことができるでしょう。


   *


There is a final stand!

そこまでだ!


   *


 追いつめられている感じです。


 難しい文章ですが、be動詞は「イコール」、つまり「isイズ」を記号の「=」と見てみましょう。


 「そこ」が「最後の支え」だ、ということです。


 「a」がついているのが大事ですね。


 「本当にその「支え」がなくなったら、お前は終わりなのだ!」というイメージから、「そこまでだ!」となるのです。


 ここまで読んでいただき、本当に感謝しかございません。


 続きを思いついたらまた、投稿することにいたします。


 みなさん、よい夜を。


 それでは失礼いたします。

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イメージで学ぶ英語 朽木桜斎 @Ohsai_Kuchiki

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