take と get ~ 動詞の「意志」の強さ

 今回は動詞の選び方について触れてみたいと思います。


 たとえば「手に取る」という動作にも、それを表現する動詞がいくつも存在します。


 似た動きの場合は、動作にかかる「意志」の強さ、あるいは状況などで表すとよいです。


 今回は「takeテイク」と「getゲット」を例に紹介してみましょう。


 何か「手に取りたい」ものを想像してください。


 目の前にペンがあるとします。


 この場合、手に取るのは簡単そうですね。


 特にりきむこともなく、「ひょいと」手に取れるでしょう。


 この感覚が「take」です。


 「何の気なしに」ですから、「軽い気持ち」で手に取れます。


 「意志」はきわめて「弱い」のです。


   *


I take a pen. わたしはペンを取った。


Take my pen. ぼくのペンを取ってよ。


   *


 こんな感じです。


 とても「気軽な」イメージなのです。


 もう一つの「get」はどうでしょうか?


 これはとても「意志」が「強い」イメージを持たせます。


 テレビの向こうのキャラを手に入れたい!


 ゲットしたい!


 この感覚です。


 「意志」の強さは高めです。


 「ブラウン管をブチ破って叶うことなら、何がなんでもやる!」という方もいらっしゃるかもしれません(汗)


 これこそ「get」のイメージ――「何がなんでも手に入れる!」という「意志」の強さなのですね。


   *


I get my girl! 俺の嫁、ゲットだぜ!


Get the Demon's Sword is in the Dragon's Palace!

龍の宮殿にある悪魔の剣を手に入れよ!


   *


 よくもこんな英文を思いついたものですが(汗)、このように「強い意志」がいるイメージです。


 文法に間違いがあったら、気づいた方はご一報いただけるとありがたいです(爆)


 このように、近い意味の動作を表す動詞は、その「意志の強さ」のイメージによって使い分けられるのです。


 例文をひねり出すので精神力を消耗してしまいました(笑)


 また比較できる動詞の組み合わせを、投稿できればと思います。


 ここまで読んでくださり、ありがとうございます。


 それでは失礼いたします。

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