第5話

 今日もとある喫茶店の日常が過ぎていく。


「私たちもうお終いね。じゃ」


「あぁ! 待ってよ麗子さん! あぁ〜!」


 その後も男は1人で店に辛気臭さを撒き散らしていた。


「あぁ〜麗子さん、麗子さ〜ん。僕の麗子…さん…」


 カランコロン


「アイスコーヒーお待たせしました」


「ウン…マスター? ボク頼んでないよ?」


「これは失礼を。冷コー3杯お待たせしやしたー」

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