再会

 王宮内に建てられた議事堂は、王国各地から参加した領主、貴族からなる議員連中で満席だった。この日は、建国式典を前にした大規模な会議が開かれていたのだ。扇形に開かれた座席は段々になっており、その正面に議長席と演台が置かれている。演台の右手には大臣と将軍、左手には四人の長が座っていた。国王の席は二階、議長席の真上にあり、スロウトは穏やかな笑みを浮かべ、集まった人々を見下ろしている。

 議長が、静粛に、と言って槌を叩くと、議事堂内のざわめきが俄かに静まっていった。

「只今より、一週間後に迫った建国式典についての連絡会議を開催します。まず当日の警備体制について、近衛兵隊のミレス隊長から、今一度説明をお願いします」

 議長の声が鳴り響き、ミレスが一礼をして演台の前に立った。

「ご紹介に預かりました、近衛兵隊隊長のミレスです。私からは改めて、式典と現時点での王都の警備体制についてご説明させていただきます」

 挨拶もそこそこに、早速ミレスが説明を始めた。しかし、参加者の反応は様々だ。真剣に聞いている者もいるが、ひそひそと小声で話し続ける者や、上の空で視線を泳がせている者、目を閉じて寝入っている者までいる。レジスタンスの存在や、彼らのテロ行為について知らない訳ではないだろうに、その姿には危機感の無さが見て取れる。ミレスもそのことには気が付いていたが、彼は淡々と話を続けていった。

「—また、当日は風の魔法を使い、王国の主要都市にスロウト陛下のお言葉を届ける手筈となっております。これは、魔法使いの部隊ソル・セルの指導教官を務める、ルーイン氏の開発した魔法によるものです。詳しい説明を申し上げたいところですが、ルーイン氏は本日体調が優れず、ご高齢ということもあるので、大事を取って欠席とさせていただきました」

 今度は、会場のざわめきがひと際大きくなった。魔法で声を届ける、ということがどういうことか、想像が出来ないのだろう。参加者だけでなく、話を聞いていたリースも隣に座るリザに小声で、そんなこと出来るんすか、と思わず砕けた口調で尋ねた。

「理論としては、出来なくはない。音は空気の振動だから、風の魔法でその振動の範囲を広げる訳だ。だが王国全土に、しかも同時にとなると、個人の魔法では無理だろうな。それを可能にする何かを、ルーイン先生が開発したという事だろう」

 リザの説明に、リースは、もういい年だろうに、相変わらず研究熱心な爺さんだ、と呟き、関心半分、呆れ半分といった感じで頷いた。隣に座るランバルトの、口が悪い、という小言には取り合わず、彼は参加者に忌々しそうな視線を向ける。

「それにしても、この連中は呑気なもんだ。レジスタンスのことも、自分たちには関係ないと思ってやがる。そのくせ、金になりそうな魔法の技術には食いついて―」

「無駄話がすぎるぞ、リース。…そのくらいにしておけ」

 静かだが、有無を言わさぬ声でラルゴがリースを窘める。彼は視線を真っ直ぐに前に向けたまま、言葉を続けた。

「我々の任務はレジスタンスの壊滅、式典の成功、そして陛下と国民を守ることだ。余計なことを考えるな、土の長」

 含みのある言い方に、リースはラルゴを睨みつけた。何か言い返すかと思われたが、彼はそれ以上口を開くことは無く、憮然とした様子で腕を組みなおし、会議の様子を眺めるに落ち着いた。隣に座るランバルトもリザも、ほっと安堵のため息を漏らす。

 それからも、会議は滞りなく進んでいった。



 微睡みの中で、幼い頃の彼は、今はもう無い景色の中にいた。色とりどりの花が咲く、小さな箱庭に温かな日差しが降り注ぐ。頬を撫でる風の心地良さ、微笑む母の優しい眼差しと、自分の名前を呼ぶ声。

 それは幸福な過去の断片でもあるが、今も繰り返し見る悪夢の幕開けでもあることを、彼は知っている。あの日のことを、一日たりとも忘れたことなどないから。

 輝かしい過去が、一瞬にして暗転する。鳴り響く遠雷と打ち付ける暴風雨、横たわった石畳の冷たい感触。力なく伸ばした非力な細い腕の先には、真っ赤に染まった母の背中があった。しかし、その手が届くことは無く、暗闇の中に全てが消えていく。

 そう、一日たりとも忘れたことは無い。自分の背中に残る醜い傷跡と同じように、心の奥深くに刻まれた幼い記憶―。

「—イ、カイ! カイってば!」

 激しく肩を揺さぶられ、カイはゆっくりと瞼を開けた。会議室に置かれた椅子に座り、いつの間にか眠ってしまったようだ。マキナが心配そうに、こちらを覗き込んでいる。

「うなされていたけど、大丈夫?」

 彼女の言葉で、カイは額に汗が滲んでいることに気付き、力なく笑って汗を拭う。

「ちょっと、懐かしい夢を見ていただけだよ。…式典までもう日が無いし、緊張しているのかな?」

 冗談っぽく言ったつもりだったが、マキナは眉間に皺を寄せたまま、そう、と呟いた。その後で、気を取り直すように咳払いをして、ニッと笑みを浮かべる。

「準備は出来てる。行きましょう」


 その日、北の大通りはいつにも増して賑やかだった。行商人の数もそうだが、普段はあまり見かけないような着飾った人々や、観光客の姿も多い。レジスタンスの活動が活発になって以来、久々の賑わいだ。リック、リリー、エドガーの三人は、そんな市井の人々に紛れ、警備任務に当たっていた。

「人混みにはだいぶ慣れてきたつもりだったけど、今日はやっぱり普段と違うね」

 リックがため息交じりに言うと、エドガーも疲れた表情で、式典に向けて、国中から人が集まっているからな。王宮では会議も開かれているようだし、と答える。

「当日、宮殿の警備任務に就けるのは名誉なことだけど、ルーイン先生の魔法、じっくりみたかったな。結局、詳細は教えてもらえなかったし」

 残念そうにリックが言うと、エドガーも頷いて同意を示す。

「ルーイン先生、他にも魔法を利用した道具を作っているらしいね。入隊試験の時の石もそうだし、魔力を貯蔵出来る道具とかもあるらしいよ。どれも詳細は門外不出で、長でさえ詳しい話は聞かされてないって」

「難しい魔法でも、その道具を使えば誰でも出来るようになるって、すごい技術だよね!でも、そうなると修行は必要ないのかな?」

「いや、基礎的な魔法は使えないと無理じゃないかな? 修行と言えば、この前の訓練でリックが使っていた浮遊魔法だけど―」 

 ルーインが式典で披露することになった〝魔法研究の成果〟についての話を皮切りに、つい夢中になってしまう二人。少し後ろを歩いていたリリアが、控えめに注意する。

「二人とも、今は任務中だし、あまり大きな声でそういう話はしない方が―」

 言葉の途中で、リリアがハッと息を呑み、足を止める。彼女が小さく、左側の路地、と言うと、エドガーとリックも何かを感じ取ったのか、ぴたりと会話が止まった。

「これ、魔力? でも、途切れ途切れと言うか、妙な感じがする」

 路地から感じる気配に、リックは違和感を覚えた。断続的に表れては消えるそれは、まるで誰かを呼んでいるようだ。怯えた表情で、リリアが言った。

「レジスタンスは、未知の魔法を使うんだよね? もしかしたら―」

 彼女の懸念に、リックとエドガーも顔を見合わせる。もし、これが魔法の予兆なのだとしたら、阻止しなければ大変なことになるのではないか。

「僕とリリーで様子を見に行くから、エドは念のため、憲兵隊を呼んできてくれ。君の魔法なら、この人混みでも早く動ける」

 リックがそう言うと、エドガーは頷いて踵を返し、先ほど来た道を走り出した。リックたちも急いで路地に入る。薄暗い路地の向こうには人影は見当たらず、下水の悪臭だけが立ち込めていた。リックは逸る気持ちを抑え、入り組んだ路地を進んでいく。断続的な魔力はどんどん強くなっており、近付いているのは確実だが、人の気配は全くしない。周囲を警戒しながら進んでいた二人だったが、何もないまま、とうとう行き止まりまで来てしまった。三方向を建物の壁に囲まれた袋小路。リックは地面に何か光るものが落ちているのに気が付いた。無言のまま、リリアに止まるように手で合図し、ゆっくりとそれに近付いて拾い上げる。それは、小さな黄色い宝石だった。感じていた魔力と呼応するかのように、宝石の奥が微かに光を放っている。魔力を放っているのは、この宝石のようだ。指の先でつまんだそれに、リックは見覚えがあった。これは—。

「—ごめんね、リック」

 不意に、背後に立ったリリアがそう言って、リックは後ろを振り返った。その瞬間、宝石から、バチっと何かが弾けるような音がした。そして、彼の全身に衝撃が走る。声も出せないまま世界が大きく揺れ、次の瞬間には地面が目の前にあった。四肢は痙攣し、全く力が入らない。霞んでいく視界の先で、リリアの隣に誰かが現れたのが見えたが、そこでリックの意識は途切れた。

 それから、どれくらいの時間が経ったのだろう。リックが目覚めると、そこは見知らぬ部屋の中だった。ランプの灯に照らされた壁には、王国の地図が張り付けてある。彼は椅子に座らされ、両手と両足を縄で縛られていた。手足の感覚が無いうえ、魔法を使おうとしたら頭の奥がズキズキと痛んで、彼はうめき声をあげた。ちょうどその時、部屋の扉が開く。

「おや、気が付いた?」

 視線を向けると、金髪の青年が柔和な笑みを浮かべて室内に入ってきた。その後に、三人の人物が続く。一人はがっしりとした体格の男性だったが、残りの二人の顔を見て、リックは思わず声を上げてしまった。

「マキナさん、エレナ!」

 マキナは笑顔で軽く手を振り、エレナは例の仏頂面だ。金髪の青年が、そうか、二人にも会っているんだったね、と言った後で、いたずらっ子の様な笑みを浮かべる。

「でも、僕のことは覚えてないよね? あの時は魔法で変装していたし、ルイを止めてくれた時から、ずいぶん時間が経っているから」

 ルイという名前と、どこかで聞いたことのある声。一瞬間を置いて、リックの中で、記憶の断片と目の前の青年が繋がった。

「そんな…、もしかして、カイ?」

 青年が、目を見開いたリックの反応に満足そうに頷く。

「思い出してくれて嬉しいな。記憶力の良さも、流石は魔法使いの部隊(ソル・セル)の訓練生、といったところかな?」

 穏やかな口調だが、身に纏っている雰囲気はあの純朴そうな青年のものではなかった。柔らかな微笑は変わらないはずなのに、彼の静かな瞳から伝わってくるのは、不気味な威圧感だった。リックはどうにか顔を上げ、彼を睨みつける。正直、心臓はバクバクと早鐘のように鳴っているし、まだ混乱しているが、確かめなければならないことがある。

「…君たちが、レジスタンスなのか? それに、リリーは―」

 手足の自由が奪われた瞬間に感じた衝撃、あれは、報告にあった未知の魔法の特徴と一致する。そして、襲撃の直前にリリアが言った言葉は、今もリックの耳に残っていた。彼の考えを察したのか、勘も良いとは恐れ入ったよ、とカイは愉快そうに笑った。

「君の考えている通りさ。僕らはレジスタンスで、リリア・ムーナは僕らの仲間だ。君たち魔法使いの部隊ソル・セルの情報収集のため、訓練生として紛れ込ませていたスパイさ」

 その言葉に、リックの表情が苦しそうに歪む。正直、この時ばかりは予想が外れて欲しかった。項垂れたリックに、カイはゆっくりと近付いてきた。彼はリックの目の前で片膝を折って屈みこみ、視線を合わせてきた。

「もう少し説明すると、僕がリーダー、この三人は幹部って感じかな。ここは僕たちのアジトだ。ああ、安心してくれ、君に危害を加えるつもりはないから」

 唐突に重要な情報を口にするカイ。しかし、リックは自分の頭の中を整理するのに必死だった。リリーがスパイで、カイはレジスタンスのリーダー。おまけにササナで協力して町を救った少女たちまで、この国の敵だったとは、とてもじゃないが信じられない。

 しかし、カイがその後に語ったことは、もっと突拍子もないことだった。

「君をここに連れてきたのは、この国を変えるという計画の達成のために、力を貸して欲しいからさ。君と出会ったのは、全くの偶然だったけれど、君の風の魔法は素晴らしい。それに、君もこの国が抱える問題には、気が付いているだろう?」

 リックの思考は一瞬止まり、一体何を言っているんだ、と目の前の男の顔に釘付けになった。しかし彼は、すぐに動揺する心を押さえつけ、カイを睨みつけた。

「この状況でそんなことを言われても、脅しにしか聞こえないな。でも、君たちに協力することは絶対にしない。訓練生とはいえ、僕は魔法使いの部隊ソル・セルの一人だ」

 毅然としたリックの言葉。しかし、彼が拒絶することも、カイにとっては予想の範疇だったのだろう。そう言うと思ったよ、と、余裕すらある笑みを浮かべて立ち上がる。

「手荒な真似をして悪いとは思ってる。でも、建前じゃなくて本音で話さないか? 君のことは、リリアから聞いているよ。魔法の才能には恵まれても、その生い立ちは、とても幸せとは言えないね。君を生んで母親は死に、そのことで父親に疎まれ続けてきたんだろう? 誰かのためになれば、誰かを救うことが出来れば、父親に認めてもらえる。自分にも、生きている意味が見つけ出せる。そんな風に思ったのかな?」

 寮での会話を思い出し、リックは奥歯を噛み締めた。本当に、リリアに話したことは、全てカイにも伝わっているようだ。

「だったら、どうしたっていうんだ? 愚かだと笑いたければ、笑えばいい。でも、僕にはもう、僕を認めてくれる仲間が…」

 そこで、リックは言葉を詰まらせた。自分のことを励ましてくれた四人の仲間たち。でも、リリアの言葉や態度は全て、信用を得るための演技だったのだろうか、とそんな考えが頭をよぎる。険しい表情で押し黙ってしまったリックに、カイは、そんな怖い顔をしないでくれよ、とあくまでも穏かに話し続けた。

「言い方が悪かったかもしれないけど、君のことを馬鹿にするつもりは無いんだ。ササナの件も聞いているし、君の優しさも志も本物だと思っているからこそ、こうして勧誘までしているんだから。…ただ、理由はそれだけじゃないんだけどね」

 その時、再び部屋のドアが開き、杖を突いた老人が部屋の中に入ってきた。振り返ったカイが、先生、と声を掛ける。

「丁度良かった。彼に、僕らの本当の目的を話そうとしていたところです」

 灯りに照らされたその顔を見て、リックは驚きを通り越して絶望した。部屋に入って来たのは宮廷の魔法使いであり、訓練生の教育係でもあるルーインだった。

「ルーイン、先生…。そんな、あなたもレジスタンスの…」

 流石に、リックも二の句を継げなくなった。ルーインは彼を労わるように、リッキンドル君 といつも通りの優しい声で語り掛けた。

「このような形になってしまい、本当に申し訳ない。ですが、これも君に真実を伝えるためなのです。ガルディア王家と君の父親、ラルゴ・フォーデンスの真実を」

 カイが手近にあった椅子をリックの向かいに置き、ルーインはそこに腰掛けた。信頼していた人たちの裏切りに、リックの脳はまともな思考が出来ないような状態だった。しかし辛うじて、どういうことですか、とか細い声で質問を返す。すると、ルーインは無言のまま、目の前に本を差し出した。彼の家で見つけた、あの赤い表紙の古びた本だ。そして彼は、あの時は、詳しい事は話せませんでしたね、と例の図の書かれたページを開く。

「ここに書かれているのは、生命の魔法に関する記述です。初代国王ガルディウスが精霊より授かった、この世の理を統べる伝説の魔法。スロウト王は、この力を手中に収めようとしているのです。それに協力しているのが、あなたの父上、水の長なのです」

 ルーインの言葉に、リックは思わず笑いだしてしまった。カイをはじめ、周囲の者は誰も笑っていなかったが、これこそ突拍子もない話だ。

「スロウト王が生命の魔法を手に入れるために、父さんが協力しているって? 馬鹿馬鹿しい! それに、その生命の魔法の力を手に入れて、一体どうなるっていうんですか? 先生も、あれはただの伝説だって―」

 リックの言葉を、ルーインが、伝説などではありません、と遮る。静かだが、有無を言わさぬ響きに、リックも口をつぐんだ。

「生命の魔法はあまりにも強大で、その発動には大変な危険を伴う。ゆえに、その力を恐れた王家が記録を封印し、伝説上のものとしてしまった。…生命の魔法とは文字通り、自然だけでなく、命を操ることも出来る全能の魔法。それは、多くの人々の命を代償とする魔法なのです」

 命を犠牲にし、全てを操る魔法。そして、封印されているその力をスロウト王が手に入れようとしているということは—。

「スロウト王は多くの国民の命を犠牲にして、その強大な力を手に入れ、周辺諸国への侵略を開始しようとしている。その計画を阻止するために、私はカイ―いえ、このカイル・テオ・オーセムと共に、レジスタンスを結成したのです」

 リックの視線がゆっくりと、ルーインの隣に立つカイに移る。オーセムとは王家の名のはずだ。カイの視線も、真っすぐにリックを見つめていた。

「…僕の本当の名だ。僕は、スロウトの腹違いの兄弟。そして、伝説の雷の魔力を受け継いだ、この国の真の王位継承者だ」

 雷の魔力、と彼は言った。リックは、意識を失う直前のことを思い出す。宝石から何かが爆ぜるような音が響き、指先に感じた衝撃から、一瞬にして体の自由を奪われた。未知の魔法と思われていたが、あれこそが雷の魔法だというのなら、カイが伝説の魔力を受け継いだ王家の末裔ということも、本当なのだろうか。

 押し黙ったまま、どうにか思考を整理しようとするリックだったが、そんな彼に追い打ちをかけるように、ルーインが最も衝撃的な言葉を口にした。

「最後に、君をここに連れてきた理由ですが…。水の長は、スロウト王の計画の協力者であり、彼の目的は生命の魔法の力で、亡くなったリンデルさん、君の母親を蘇らせることなのです」

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