父と子

 結局、リックがルーインの小屋を出たのは日暮れ間近だった。食事当番ではないが、時間に遅れては申し訳ないと、足早に林を抜けていく。

 ちょうど、彼が宮殿の回廊に出た時だった。数名の人影が、自分に近づいてくることに気付く。先頭を歩いているのは、水の長―ラルゴで、その隣には風の長であるリザの姿もあった。二人の後ろには、肩にいくつもの勲章を付けた武官や、豪奢なマントを羽織った文官たちが続き、誰もが厳めしい表情を浮かべている。

 父の姿に気付いたリックの歩幅が、急に小さくなった。ラルゴも息子の姿に気付いたようだったが、その表情に変化はない。一方リザは、軽く手を上げて、リッキンドル、と微笑を浮かべた。リックは足を止めて道の脇に退き、深々と頭を下げた。一行は足を止め、リザは、そう畏まらなくてもいい、と気さくに声を掛けてくれた。リックがゆっくりと頭を上げると、視線がラルゴとぶつかる。しかし、彼はまたも一瞥をくれただけで、先に行くぞ、と言い、呼び止めるリザの声にも振り向かず、他の者たちと歩き去っていった。呆れたようにリザがため息を吐き、リッキンドル、と視線を移した。

「ルーイン先生から、非常に優秀だと聞いているよ。一緒に訓練するのが楽しみだ」

 入隊式の時に見たリザは正直、厳しそうな印象だったが、その口調はとても優しいものだった。ラルゴの反応を見て、リックを気遣ってくれたこともあるのだろう。

「あ、ありがとうございます! 長は、その、今日も会議ですか?」

 緊張したリックの質問にも、リザは、ああ、と頷いた。

「今日は文武官も交えての定例会でね。ようやくひと段落したところさ。明年に迫った記念式典と、例のレジスタンスの問題もあるので、なかなか君たちの修行に顔を出せず、申し訳ない。…ところで、寮での生活は、順調かい?」

 リザの問いに、リックは、はい、と元気に返事をした。リザも表情を和らげ、それは良かった、と満足そうに笑みを浮かべる。

「リンデル…、亡くなった君のお母さんと私は、訓練生の同期だったんだ。ついでに言えば、あの頑固者もね」

 リザが顎でラルゴが消えていた方を指す。リックは彼女の物言いに、思わず苦笑した。しかし、母と同期ということには少し興味が湧き、黙って彼女の話に耳を澄ました。

「彼女とは、いろいろなことを語り合った。この国の将来、理想の長、目指すべき魔法使いの在り方や、お互いの悩みも喜びも。もちろんケンカもしたし、理解し合えない部分はあったが、それでも、私にとっては大切な同志であり、かけがえのない友だった」

 少し寂しそうにそう言って、リザは優しい眼差しをリックに向けた。

「…君は、お母さんに似ているな。髪の色はラルゴだが、目鼻立ちは彼女にそっくりだ」

 母の記憶が無いリックには、肯定も否定も出来ないが、注がれるリザの視線に、彼は何も言えなかった。遠い過去を懐かしむような、優しくも寂しげな眼差しだ。

「それぞれ、歩む道は違うかしれない。それでも、共に過ごした日々は、色褪せることなく心に残り続ける。そんなかけがえのない絆を、君たちも築けることを願っているよ」

 リザの言葉に、リックは自然と頷いていた。その時、晩鐘が王都の夕空に鳴り響いた。

「おっと、そろそろ行かなくては。呼び留めてすまない。これからも、精進しなさい」

 リザはそう言い残し、早足で宮殿の方に消えていった。残されたリックも、再び寮への帰途に就いた。

 夕食後の談話室でリック達五人は、各々ソファーや椅子に座りながら、講義で使っている教科書を読み合わせていた。一週間のまとめと次週の予習も兼ねて、休日の夜に勉強会を開くのが常となっていたのだ。男子三人は暖炉の前を陣取り、女子二人は、少し離れた机の上に、教科書を広げている。

「ここにある『自身の中にある生命、魔力を自然の中に置くこと。逆もまた然り』って、結局どういう意味なんすか? この本、具体的なこと何にも書いてない…」

 ぐったりとソファーにもたれ掛かりながら、オストロが唸り声を上げた。エドが同じページを開き、少し考えこむように顎に手を当てる。

「より自分の感情や意識のイメージを、魔法の属性に合わせていくことって、僕は解釈したけどね。火なら爆発するような勢いと熱、風なら強弱や風向きなんかを、自分の意識と感情でも制御することが大切ってことじゃないか? 仮に、火の魔法を怒りという感情に任せれば、大爆発も起こせる。逆に、大爆発を起こすなら怒りが必要、みたいな?」

 エドガーの説明でようやく理解出来たのか、オストロが勢いよく上半身を起こし、なるほど、感情か、と手を打った。

「つまり、もしシエラが怒って火の魔法を使えば、周りはみんな丸焦げ…。何だか爆弾みたいっすね…」

 爆弾、のあたりで声を落とし、笑いを堪えながらオストロが言った。リックもエドも、怒ったシエラが大爆発を起こす様を想像してしまい、さっと口元を腕で覆った。しかし、時すでに遅く、シエラには三人の会話がしっかりと聞こえていたようだ。

「オストロ、あんたのあたしへの印象はよ~く分かったわ。実践形式の訓練、楽しみね。ついでに、エドとリックも」

 火の魔術師とは思えない、冷たい視線と言葉を向けられ、三人が固まる。

「いや、そういうつもりじゃないっすから!」

「失敬、つい想像してしまって―」

「ごめん! 馬鹿にした訳じゃないんだけど―」

 三人とも慌てて弁解したが、シエラの冷たい視線は変わらなかった。四人のやり取りを見ていたリリアも、思わず口元を両手で隠して笑い出す。彼女に釣られたのか、シエラも呆れたような笑みを浮かべた。その様子に男子三人も、ほっと胸を撫でおろした。友達と冗談を言いながら、こんな風に笑い合えることを、リックは密かに嬉しく思った。そう感じられたのは、先ほどのリザの言葉のおかげもあるが。

 しかし同時に、夕方の父の姿が思い浮かぶ。真っ直ぐに前だけを見つめ、目の前を通り過ぎていった背中。今日も、声を掛けることは出来なかった。

 沈みそうになるリックの気持ちを、エドの言葉が現実に引き戻す。

「話を戻すけど、ここに加えて言うなら、想いや意志の強さも魔法に影響するんじゃないかと思うんだ。僕は師匠に『魔法は心を写す。故に心と想いを鍛えろ』って言われたし。それで、あまり関係ないかもしれないけど、みんなの修業時代の話とか、どうしてここに入ろうと思ったのか、聞いてもいいかな? 入ってから訓練続きで、そういう話はしてこなかったろ?」

 エドの提案に、すかさずシエラが、面白そう、賛成の声を上げる。続けて、さっきの罰としてオストロが最初ね、とにやりと笑う。オストロは一瞬顔をしかめたが、逆らわない方がいいと思ったのか、渋い表情で話し出す。

「俺、みんなみたいに師匠の元で修行とかしてないんすよ。父ちゃんが土の魔法を使う陶芸家で、ガキの頃からその手伝いをしてて。だから、魔法は自然に覚えたというか、感覚派というか。勉強とか理論とかで頭使うことより、手を動かしてる方が好きだし」

 オストロの話に四人は、だからか、と妙に納得して頷いた。加えてエドガーが、感覚派の自覚はあったんだな、と言うと、オストロは何を勘違いしたのか誇らしげに胸を張る。

 シエラがすかさず、褒めてないから、とツッコミを入れた。しかしその後で、私も似たようなもんかな、と自身のことを語りだす。

「うちは鍛冶職人の家系で、師匠はおじいちゃんだった。今も現役の職人で、大きな戦争の時は、たくさんの武器を鍛えたんだって。家は兄貴が継ぐことになってたけど、私も火の魔力があったから、一緒に教えてもらってたんだ。それで、武器を作る事よりも魔法に興味が出てきたって感じ。まあ、オストロとは違って、ちゃんと勉強も出来るけどね」

 笑顔で追い打ちをかけるシエラに、オストロはグッと言葉を詰まらせた。たっぷり仕返しされてるな、とリックは少し気の毒に思ったが、助け船は出さない。

 ところで、ガルディアには、魔法は精霊から授かった社会のための力、という考え方がある。そのため、二人のような職人の家系の多くが、魔法を一族で受け継ぎ、自身の仕事に役立てていた。そしてそれは学校で学ぶものではなく、実践の中で覚える技術だった。だから二人も一族の技術を受け継ぎ、自然と魔法を覚えていったわけだ。

 しかし、もう一つ別の覚え方もあり、次に話し出したエドガーの場合がそれだった。

「僕は軍人の父の伝手で、元魔法使いの部隊ソル・セルの魔法使いに師事していたんだ。国軍の北方司令部にも、何名か魔法使いの部隊ソル・セルの隊員は派遣されていたし、その人たちにもいろいろお世話になったな」

 彼のように、魔法使いの部隊ソル・セルを目指している者や、魔法自体を学びたいという者は、直接、元魔法使いの部隊ソル・セルなどの師匠に弟子入りすることが多い。エドガーの父親は、北部国軍の将校だというから、人脈も豊富なのだろう。

「リンストン家は、特に魔法を扱う家系じゃないけれど、僕には風の魔力があったし、人々を守る父のような人間になるのが夢だったから、父も応援してくれたんだと思う。師匠の元では、魔法以外にもいろんなことを教えてもらったよ」

 誇らしげに語るエドガーの姿。リックの胸になぜか、少しだけモヤっとした感情が顔を覗かせる。父のような人間になりたいと堂々と語れる彼と、つい自分の境遇を比較してしまう。エドガーと彼の父親のような関係を、羨ましいと思ってしまった。

 リックは、一瞬でも浅ましい想いを抱いた自身に憤った。自分も師匠をはじめ、故郷のみんなに期待されているじゃないか。夕方のこともあって、卑屈になっているだけだ。

 そんなリックの葛藤など知る由もなく、エドガーはリリアに話を振った。この二か月を経て、彼女はみんなの前では極度に緊張することもなくなっていたのだが、少し困ったような表情を浮かべる。

「実は私、魔法自体あまり使ったことなかったの。修行とかも、全然してなくて…」

 マジっすか、とオストロが声をあげる。一方で、他の三人は少し驚いたようだったが、そういうこともあるか、と頷いた。入隊試験の内容が潜在的な魔力の質や量を測るものだったため、抜きんでた才能があれば合格出来ることもある、と思ったからだ。それに、入隊後も他の訓練生に後れを取ることなく魔法が使えるようになったのは、真面目な彼女の努力の賜物だろうと、この2か月のリリアの姿から納得は出来た。

 オストロの反応に動揺したのか、リリアは耳まで真っ赤にして言葉を続けた。

「わ、私の家、小さな診療所なの。お父さんは海の向こうの国の人で、船医として船に乗っていたけど、レクタシアでお母さんに会って、そのまま結婚したんだって」

 リリアはそこで一度言葉を区切り、長い銀色の髪を撫でつけた。

「私の髪も目もお父さん譲りなの。昔はからかわれることが多くて、外に出るのが嫌になって、診療所のお手伝いをしてた。みんなは水の魔法の準特性って、分かる?」

 リックは、リリアも準特性について知っていることに驚き、すかさず頷く。同じくエドガーも頷いていたが、シエラとオストロは、準特性、と首を捻っていた。リリアは二人にも分かるようにと、準特性の説明を始める。

「えっと、それぞれの魔力には自然を操るだけじゃなくて、その元素に合わせた特性が備わっていて、それを準特性っていうの。水の魔力には循環っていう対象の状態や作用を巡らせる特性があって、それを細胞に応用すれば、治癒力が高まったりする。つまり、傷とかを治すことが出来るの」

 リリアの説明にもオストロはまだ首をひねっていたが、なんとなく分かった、とシエラが強引に続きを促した。

「お手伝いしている時に、偶然、水の魔法で患者さんを治しちゃったの。魔法の知識もないのに、いきなり応用が出来るのはすごいって、話題になってしまって。それが軍の人の耳に入って、そのまま推薦を貰えて……」

 そこまで言って、リリアはみんなの視線が自分の注がれていることに気付き、声が段々と尻すぼみをしてしまった。リックたちは、単純に彼女の才能に驚いていたのだ。魔法について何の知識もなかった少女が、人を治療出来るなんて。

「すごすぎでしょ、リリー! そんなことが出来たの⁉」

 シエラが突然、驚きと賞賛の声を上げた。当のリリアは、すごくはないよ、と慌てて否定する。視線を浴びて緊張していたのも相まって、彼女は若干パニック状態だ。

「魔法も体術もみんなほど強くないし! 訓練もついていくのがやっとで、まだまだ全然自信ない! それに、私、上がり症だし!」

 今までになく強い口調で、開き直ったように卑下をするリリア。あまりの否定ぶりに、上がり症は関係ないと思うけど、とシエラは言葉を詰まらせた。しかし、そのあとでふと表情を和らげる。

「でも、やっぱりすごいよ。リリー、この二か月で変わったと思う。最初はみんなの前でも話せなかったのに、だんだん人前で話せるようになってきたじゃない? それに、基礎訓練も講義も頑張って、私たちの知らないことも教えてくれたり」

 シエラの言葉に、男子三人も頷いた。リリーはまだ恥ずかしそうにしていたが、シエラにそこまで言われ、今度は誉め言葉を素直に受け取ったようだ。彼女は小さな声で、ありがとう、と呟いた。

「最後、リックはどうだい? エビナンス様の修行は、相当厳しかったんじゃないか?」

 エドガーに話を振られ、リックは過去の辛かった日々を思い出し、遠い目をした。

「うん。修行を始めたのは十歳の時だったけど、体術も魔法の訓練も、一切手加減してもらえなかったな。ほとんど休みなしで、体を動かしているか、魔力を練るか。師匠は、体で覚えるが方が早いし、痛い目を見れば忘れないからって。僕の方から教えて欲しいって言ったし、修行をやめたいとは思わなかったけど、生傷が絶えなかったな」

 そう言って、リックは、ははは、と乾いた笑い声をあげた。他の四人は一体何があったのか、と苦笑しか出てこない。修行の内容に深く触れるのは止めようと思ったのか、オストロは話題を変えることにした。

「し、修行を始めたのは意外と遅かったんすね! てっきり、物心つく前から魔法には触れてるものだと思ってた。十歳の時って、何かきっかけがあったんすか?」

 不意に、リックは、えっと、と言葉を詰まらせた。今まで、どうして魔法使いになりたいのかと問われれば、誰かの助けになりたいから、この国を良くしたいから、と堂々と答えていたし、それも本心だった。しかし、最初のきっかけとなると、それはひどく自分善がりで小さいものに思え、今まで誰かに話したことなどなかった。

 急に黙ってしまった彼に、エドガーが心配そうに、リック、と尋ねた。すると、何か吹っ切れたような表情をして、リックが口を開く。

「十歳の誕生日に、父さんが会いに来てくれたんだ。でもその時に、師匠と父さんが話しているのが聞こえて、僕を生む為に母さんが死んで、そのことで父さんは僕を恨んでるって知ったんだ。師匠に預けていたのも、僕が疎ましかったからなんだって」

 淡々とした口調で、信じられないことを語るリック。四人とも予想外の話に、まさか、と困惑の表情を浮かべる。当のリック自身は、もっと言葉に詰まると思っていたのに、口に出してしまえば案外冷静に話せるんだな、などと冷静に考えていた。

「…どうしてそれで魔法使いに、魔法使いの部隊ソル・セルになろうと思ったの?」

 しばらくの沈黙を破って、おずおずとリリアが尋ねた。リックは自嘲気味な笑みを浮かべ、ずっと黙っていた想いを吐き出した。

「父さんと同じ魔法使いの部隊ソル・セルに入って、こんな僕でも国や誰かの役に立てるって証明できれば、認めてくれるかもって思ったんだ。師匠は、そんなことする必要ないって言ってくれたけど、そうする以外に僕が父さんに出来ること、思いつかなくって」

 そう言ってリックは、なんか暗くなっちゃってごめん、と自嘲気味な笑みを浮かべた。

「こんなこと今まで人には話さなかったけど、みんなには聞いてもらいたいって思ったんだ。その、前々から心配してくれているのは分かってたけど、これ以上心配とか迷惑をかけたら嫌だなって、話せなかった。でも今日話してて、やっぱりみんなには、聞いてほしくなったんだ」

 リックはぽつりぽつりと、そんな言葉を付け足した。

「迷惑なんかじゃない」

 凛とした言葉に、俯いていたリックが顔を上げると、リリアと目が合った。深い藍色の瞳が、自分を見つめている。

「苦しいって想いも辛い過去も、友達が話してくれることを迷惑だなんて思わないよ。それに、お母さんが死んじゃったのも、リックのせいじゃない。確かにそれは悲しいことだけど、それであなたが苦しむようなことを、お母さんが望んでいるはずないって、私は思う。だって、リックのお母さんは、命を懸けて、リックを生んでくれたんでしょ?」

 彼女の言葉が、乾いた地面を潤す雨の雫のように、彼の胸にすっと染み込んでいく。見ると、彼女だけではなく、エドガーも、オストロも、シエラもみんながリックを見て、リリアの言葉に頷いていた。

「リリーの言う通りだ。それに何か事情があったのかもしれないけど、君の友人の一人としては、水の長の仕打ちは許せないな。もちろん、魔法使いとして尊敬はしているけど、それとこれとは、話が別だ」

 エドガーはそう言って、憮然とした態度で腕を組んだ。オストロも、その通り、と頷き、リックの方に向き直って、鼻息を荒くした。

「こうなったら、絶対に認めさせてやろうぜ! 魔法使いとしても、息子としても!」

 二人は、リックのために本気で怒ってくれていた。

「オストロにしては、いいこと言うわね! 誰が何と言おうと、リックはいいやつよ! ただし真面目過ぎる所と、人を頼らなすぎるのは治すべき!」

 シエラがそう言うと、他の三人も、その通り、と声を揃えて賛同し、リックからも自然と笑みがこぼれる。もう十分、みんなには救われているのに、と彼は思った。

「…そうだね、ありがとう」

 ここで出会えたのが、この四人で本当に良かったと、リックは心の底から感じていた。

  

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