第40話 魔王様ご乱心

「して魔王様、人族の代表雷…失礼、ユーキ殿を交えての会議とは一体…。」


「うむよく聞いてくれた、ステーシア国と友好条約を結ぶ事にする。異論は認めぬ、それに伴いわらわはユーキ…いや雷帝の妻になる、そしてわらわは魔王の座を降りる。意義は認めん、後任はソウエイ…お主なら万全じゃ、お主が魔王になれ」


「私がですか?…はっ、この身にかえても!」


「しかし魔王様、魔王を辞めるのはどうかお考え直しを…!」


「無駄じゃ‥もう150年近くは勤めたのじゃ、もうよいじゃろ?後任も立派に育ったしのう」


「…はい、魔王様…いえソニア様……どうかお幸せに」


「うむ、ソウエイも過激派の問題、よろしく頼むぞ。くれぐれもステーシア…いや、雷帝を敵に回すなよ」


「はっ!」


「おいやめろ、本人がいる前で」


「雷帝様、どうかソニア様をよろしくお願いします」


「わかりました、お任せください」



その後はユーキ国にステーシアの王様と重鎮数名にソウエイ新魔王とその重鎮により会議が数日に渡り執り行われ、なんとか無事に進んだ。もちろん時間の経過を10分の1にしてるぞ。


そして俺と元魔王ソニアの結婚式は大々的に行われた、国民に雷帝が味方になったという事実を証明するために。


過激派?式の最中に魔法で攻撃をこちらにして来たので、まとめて意識を刈り取った。こんなクソ弱いのが過激派のトップなのか?。

これで全員だといいんだがな、まぁそうもいくまい。



そんなこんなとバタバタした数週間、ようやく落ち着いて来て…ついにその日が訪れる。そう、嫁達の顔合わせが…。


「はじめまして、わらわが元魔王のソニアなのじゃ。アリアにソーニャ、よろしく頼むのじゃ。仲良くしてくれると助かるのじゃ」





「か」


「か?」


「可愛いー!なにこれ幼女?兄さま犯罪ですよ!可愛いー!お肌プルプルーーー!」


「ほんと可愛いニャ!モチモチぷるぷるにゃ!ソーニャよりちっこいにゃ!」


「ぬはっ、やめるのじゃ2人共。これっ何処触っておるのじゃ!雷帝!どうにかするのじゃ!」


「ガンバレーソニア、俺は仕事でもしてくるよ」


「おのれ雷帝、いやごめんなのじゃ雷帝。助けてくれなのじゃ」


「すまんな、暫く会えなかったんだ。受け入れてやってくれソニア」


「アーーーッ」



ふっ、犠牲者が1人で済んでよかったよ。まっ、後でお怒りがくるだろうけど。

いざとなれば3人共強制的に寝かせてやるぜ!


それにしても嫁が3人か…これはもう言い訳が効かないなハーレム野郎だ俺は。


これ以上はぜっっっっっったい増やさないがな、絶対だ。


何それフラグ?、そんなもの叩き折って消し炭にしてやるわフハハハハ。


‥キャラが変だなさっきから、コホン。


嫌な国やまだ訪れてない国も多いが、着々と世界平和が見えてるな。

後は各道路に線路…いずれは飛行機だな。


魔族が味方なら戦争しかけてくる敵もまずいないだろ。

国も平和になったらどうするかなその先。候補は3つある。


1つは、新しい国を興す。

2つ目は、辺境の海が見える土地でスローライフを家族でする。

3つ目は、ユーキ国に人を移住させて世界を作る。


んー…3はないな。しょせんスキルで作った世界だしな。

後は1か2か、まーのんびり悩むか。とりあえず辺境の土地だけでも探しておこうかな、別荘として作って置くのも悪くない。風化防止と結界魔法かければいいしな。


「ユーキ何を考えこんでるニャ。私達は機嫌が悪いのにゃよ」


「そうですわ兄さま、この気持ち兄さまにわかりますか?」


「うー…ひどい目にあったのじゃ…」



「任せろ!そんなもん吹き飛ぶくらいお前たちを愛してやるよ、すぐにな!」



「素敵ですわ兄さま!」

「それは楽しみニャ」

「わ、わらわはちょっと……アーーーーーッ」



3人気絶するまで愛した‥勿論優しくね。




★ポイントやハート、フォロー感想等頂けると素人作者のやる気に繋がりますので是非ともお願いします。レビュー書いてくれたら何でもはしません。



そろそろ鍋も終わりかなぁ、楽だし美味しいし野菜も沢山とれる…スーパー便利鍋。お気に入りは豚バラに鶏モモ、後は適当に餃子をいれた鍋です。

野菜はネギが一番好き。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る